★2005年5月28日(土)「秩父34観音霊場巡り」第二回

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秩父まつり会館、上2枚 

18番・神門寺、上

今宮神社、神主さんから説明を受ける。上

秩父公園橋で武甲山をバックに、下

 ※YSC秩父34観音霊場めぐり、2005年実行歴

 ★4月30日第1回(1番札所〜11番札所)、 ★5月28日第2回(12番〜23番)、 ★6月25日第3回(24番〜26番)、 ★7月30日第4回(25番〜28番)、 ★8月27日第5回−1 ★9月18日第5回ー2(29番〜30番)、 ★9月23日第6回(31番)、 ★9月23日・軟弱組、四阿屋山、 ★10月29日第7回(32番〜33番)、 ★10月29日・軟弱組、破風山〜札立峠、 ★12月18日第8回(34番、結願)


 曇り空の下、ハイキング日和の
西武秩父駅に集合したのは、田幸、池田、清水、村谷の4名。シリーズ発案者の吉田兄欠席は淋しいが、前回の続きの12番野坂寺に向けて9時出発。
 本日は市内歩きが中心のため、弁当も持たない軽装で歩が進む。

 シリーズだけに当たり外れはつき物だが、最初から壮麗な佇まいに出会う。

12番・野坂寺は特に秩父大火で難を逃れた山門は、重層の楼門で美しい。極楽浄土を再現したという庭園は、花の絶え間がない。金ゴマ300円なども魅力的だったが、次に進む。

 秩父鉄道の線路を渡ると、もう
13番・慈眼寺だ。豪華な彫刻が施された本堂は、街中で檀家が多いためか。
 
次は、順番を逆にして
15番の少林寺だ。再び線路を渡りすぐ眼の前の階段を登る。同じ街中ながら寺域がせまいが、蔵作りの観音堂が特徴。われわれの眼を引いたのは、秩父事件で殉職した2警官の墓と、事件の概要を示す碑だった。明治17年のこの騒動は3,000名もの農民蜂起がきっかけと改めて知った次第。

 ここで寄り道をすることで合意し、
秩父神社に向かう。官幣大社ならぬ国幣小社だが、雰囲気がある。秩父宮お手植えの木が随分成長して昭和の時代の遠さが実感できた。

 隣接する
まつり会館に、400円払って入場すると、丁度夜祭の映画が始まったところだった。次が11時半と聞き、いつもの通りラッキー。迫力ある映像と、豪華な山車を見て、絹とセメントで蓄えた冨の大きさと、秩父事件を引き起こしたエネルギーを時間できた。

 
14番の今宮坊のそばの今宮神社は、霊場めぐり発祥の地とあるので、立ち寄る。樹齢500年とも1,000年ともいう大ケヤキのしたで、神主さんから説明を頂き、武甲山の伏流水を味合う。お賽銭も弾んだ。

 
今宮坊にも寄った後は、16番の西光寺だ。寄木造りの本堂もよいが、3合づつ30年間飲み続けた量がはいる酒樽を覗き、清水&村谷は使った膨大な時間と費用をしみじみと振り返った次第。

 
17番の定林寺は秩父神社と共に鎌倉武士の末裔の林家が継承している。子育て観音で有名ということで、前回清水が4番の金昌時で詠んだお乳を飲ませる母の像の句に、数名の反応があったことが披露された。

 三度、線路を渡ろうとしたところで、12時のチャイムがなり、昼食場所を探す。
結局は、次を考えて140号線沿いでと決め、蕎麦屋とラーメン屋を見つけ、池田の判定で、「
ちちぶ屋」の、しいたけてんぷらつきのざるそば にしたが、正解だった。
先ずは、ビールで乾杯。そばは香りよく、量もあり、しいたけ・かぼちゃなどの天ぷらもさくさく美味だった。
ひとり1,450円ずつで、ちちぶを名乗るだけの価値ありと一致した。

 
18番・神門寺は、こぶりながら祀られている仏像が直接見られる配慮がしてある。
 また、線路を越えて
19番・龍石寺に向かう。ようやく田舎の気配が漂ってきた。

 ここでわれわれを追い抜いた男女二人連れに皆の眼が注がれる。年齢差は15歳〜25歳。親子にも見えなくもないが、般若心経を唱えていたので、前妻の死後再婚したカップル連れと勝手に決め込んだ。

 今日は街歩きがほとんど、山歩きとのハンディのため村谷の両足には各1.25kgの錘を巻かれている。その右足の錘袋が過酷な使用に耐えかねて破け、中から砂がこぼれるハプニングあり。

 江戸順礼古道に入る。最初の
20番・岩上堂は屈指のお寺で、静寂さが堪能できる。21番の観音寺は田園地帯の典型的なのどかな寺だった。

 のんびりと山道を歩きながら
22番の童子堂に着く。現在では手入れが大変な茅葺の仁王門には、荒川の流木を使って樵が作った無邪気な表情の童子仁王に出会う。

 ここで、4人で協議し、今日は寄り道をしたことと、本プランの先達である吉田兄が欠席されたので本格的な順礼道は後日の楽しみとして、次の
23番・音楽寺で終了することとした。
県道を横断して標識を見ると後40分とのことで、先回りしたいとの意見もあったが、上でのビールを楽しみに山道に取り掛かる。静寂さそのもので風情があり、半分の20分で到着すると、立派な茶屋が営業中。
奥の鐘は、秩父事件の発端の由緒があり、この場所に大勢の農民が集合した様を想像した。

 2度目の乾杯は、村谷定例の1L缶に池田の予備のつまみで、眼下の秩父盆地の光景を楽しんだ。

 下山は、巡回バスまで時間があった(はず)ので、坂道をくだる。ここで反対周りのバスとすれ違うハプニング。結局、秩父駅前経由〜
西武秩父駅まで歩きとおしたが、名残惜しいので、駅構内「仲見世通り」で第三回の打ち上げを行い、16時30分発の飯能行きに乗り込んだ。

 長丁場だったが、軽装ですむため疲労度が少ない家族向けのコース。(村谷 記)



村谷兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
  「と娘 娘(こ)と見えて 婦もの」

  「名は楽し 謂れ悲しき 音楽堂」


清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
 ◆秩父神社とまつり会館は印象に残りました。
  「夜祭の あでやか示す まつり館」

 ◆札所めぐりで出会ったお二人はやっぱり夫婦かな?
  「前を行く 二人の読経に 因果知る」


 ◆秩父の蕎麦は美味い!
  「秩父路で 麦を食いては 秩父なり」

 ◆20番札所からはなかなか風情のある道を歩きました。

  「荒川の 西岸歩いて 江戸古道」


 コース(当初予定するも、今回行け(か)なかったところは茶色で、)
   
当初の予定しないも、今回行ったところは紫色で

 …各札所での納経手続きをしない前提です。

  西武秩父駅〜(14分)〜12番・野坂寺〜(18分)〜13番・慈眼寺〜(7分)〜今宮神社〜(2分)〜14番・今宮坊〜(9分)〜15番・少林寺〜(3分)〜秩父神社〜(1分)〜
まつり会館〜(9分)〜16番・西光寺〜(16分)〜17番・定林寺〜(14分)〜

<途中昼食、国道140号沿いの、18番・神門院前、「ちちぶ屋(そば)」0494-22-3741)>


〜18番・神門院〜(20分)〜19番・龍石寺〜(11分)〜
<途中昼食、「みかど(手打ちそば」を予定、0494-24-4120
〜20番・岩之上堂〜 (12分)〜21番・観音堂〜(18分)〜22番・童子堂〜(21分)〜23番・音楽堂〜西武秩父駅


<以下、当初予定したが、行かなかったところ>
〜(45分)〜24番・法泉寺〜(37分)〜25番・久昌寺〜(40分)〜秩父鉄道線・影森駅


  <合計歩行:
約22.5km程。徒歩所要時間、約5時間


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童子堂、上

 秩父神社、上

さんぽ