<10月8日(火)神田川下流部の名所旧跡巡り(飯田橋駅〜御徒町駅)>
小雨そぼ降るJR総武線・飯田橋駅東口改札前に集合したのは田幸・村谷・山内の3人。
まずは飯田橋歩道橋に上がる。昭和38年建設の都内でも屈指の大型歩道橋。大久保通り、目白通り、外堀通りなどから形成される五差路を跨ぎ超え、渋谷駅東口歩道橋と双璧の規模だ。その半面で、階段が長く老人や幼児連れに評判が悪かったが、ようやくエレベーターが来年設置される予定。
外堀通りを少し東進、飯田橋職安前交差点で左折、小石川後楽園に西門から入った(シルバー料金150円)。
チケット売り場前には初代藩主頼房・ 二代藩主光圀・ 朱舜水(水戸黄門の学問の師。黄門さまが日本人として初めてラーメンを食べたきっかけを作った人物ともいう。)の肖像画が並んでいて、ここが水戸藩下屋敷跡だったことが判る。江戸初期の重要な上水路だった神田上水は、今も園内を流れている。
入り口わきの涵徳亭は庭園を一望する眺望と、上品な和風甘味を堪能できることで知られたお店。村谷が徳川家康の江戸から現代へのタイムスリップをテーマにした掌編小説の中では、家康一行がそれぞれ甘味を楽しむ設定になっている。
外人観光客2組が入店していく。
われらは枝垂桜の先から池に沿って北上する。中央にぽっかり浮かぶ蓬莱島の水面近くから大きなシラサギが羽ばたいていった。静寂と侘びに溢れた空間をわれらが独占できるのも雨天のおかげか。
沢渡りを越えた左手に、花菖蒲田と 稲田が広がる。稲架掛けされた稲の脇に立っている案山子が黄門さまの衣装姿だった。
どっしりとした造りの丸八屋で休憩。この先には一切屋根付きのベンチがないはずなので小休憩ではなく中休憩とする。
幸いにも無人だったので一番奥の席を確保した。そのうちに数組の団体が訪れたので、席を譲り合う。
先ほど甘味処にいた外人カップルも来訪。「プリーズ」「サンキュー」と親睦を果たした。
30分近くの休憩を終えて出発。赤門前から東進し、内庭方面に向かう。
日光東照宮とよく似たデザインの唐門前には、百日紅がまだ咲き残っていた。
瓢箪の生垣がある東門から出て、坂道を下り外堀通りを左折。
水道橋交差点を横断、白山通りを北上しすぐ右手にある丸橋忠弥由来の急坂を上る。
中学受験女子御三家の一つとして知られる桜蔭中・高の校舎を半周し、本郷給水所公苑に上がった。
バラはほとんど咲いていなかったが屋根付きベンチを2棟発見。次回の散歩に活用したい。公苑下の水道歴史館は三人とも度々訪れているので省略。
本郷通りに突当り右折し坂道を下る。
10月1日に発足した東京科学大学 の 湯島キャンパス & 病院の案内板などは東京医科歯科大学の表記と混在状態。
湯島聖堂手前で左折し神田明神に参拝した。平日の雨天にもかかわらず、結構な人出で、パワースポットぶりを発揮。
左手にある文化交流館EDOCCO(2018年12月オープン)で最後の休憩。毎年、将棋叡王戦挑戦手合い第1局の対局場となることが、将棋ファンの間では知られている。
まだ12時半を過ぎたばかりで食堂の混雑が予想されるので協議。昼食候補場所は御茶ノ水・神保町・御徒町の三択。やや距離は長いがお店の品揃えが豊富な御徒町に決定。
裏参道の急階段を下り、“ランチ うな重 1,850円”ほかの掲示を店頭に出している「神田明神下 喜川」を左に見て、 新妻恋坂へ出て右折、村谷にとっては旧都電歩きの懐かしい妻恋坂交差点で 昌平橋通りを渡り北上。
小路へ右折し錬成公園前を通過、末広町駅上の中央通りを横断、さらにジグザグ歩いて松坂屋東館裏手、御徒町駅南側にお馴染みの日高屋を発見、かなりの大箱ですぐに着席できたのも神田明神参拝のご利益か。
韓国・台湾旅の師匠、山内のスキー教師、超熱燗好きだった、9月30日に ご逝去された三浦(徹)様のご冥福を祈って献杯、餃子など軽いつまみで本日の雨散歩を締めました。(村谷 記)
※三浦兄との思い出、
@左近・塩路・大和・鈴木(彰)・清水が ご一緒した韓国、釜山・慶州
A村谷たちが行った韓国縦断、 B田幸・村谷たちとのソウル&水原
C滝澤・田幸・塩路・村谷・山内が ご一緒した台湾、猫空・野柳地質公園
D小林もご一緒した台湾、烏來・淡水
田幸が連れて行ってもらった Eマレーシア、KL・ペナン・イポー・マラッカ 、F 韓国、伽耶山 海印寺 に G 韓国、江華島 H台湾、慈湖・石門水庫・大渓老街
I中田がご一緒し、田幸と塩路がチェンマイで同宿したタイ
J3S会で藤野・鹿田・滝沢・小林・田幸・村谷・山内・櫻井・野島とご一緒した蔵王スキーなど
コース
JR中央総武線・飯田橋駅東口〜外堀通り〜小石川後楽園〜水道橋交差点(白山通りを横断)〜宝生能楽堂横〜東京都水道歴史館の屋上:本郷給水所公苑〜東京科学大学病院前〜湯島聖堂前〜神田明神〜JR山手線・御徒町駅
<歩行距離:3.5km±α、歩行時間:1時間±α>
*東京都建設局「東京の川を歩こう」の中の『神田川』を参照し、周辺の名所・旧跡の一部を巡りました。
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★2024年10月8日(火)「8日(神田川下流部付近の名所めぐり散歩(飯田橋駅〜御茶ノ水駅)」