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★2018年5月15日(火)「よこやまの道・谷戸めぐり(若葉台駅〜聖蹟桜ヶ丘駅)」

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 <よこやまの道散歩(東半分)>

 好天・微風の京王相模原線・
若葉台駅改札前に野呂・田幸・村谷・山内の4名が集まった。
改札を出てすぐ左手のコンビニで、例によってつまみ調整の買い物を済ませた。

 その先の坂道の左手下には京王電鉄若葉台工場の広い敷地が展開し、たくさんの車両が停車中。
ヤマボウシの花が満開で、村谷は以前のYSC散歩で箱根の金時山からの下山口にあった日帰り温泉「やまぼうし」を思い出した。

 稲城第六中学校のグラウンドに突き当たり、その南すそ沿いに左折し、小田急多摩線・はるひの駅に通じる交差点を横断して、稲城台病院の前を通過して、丘の上広場に到着した。

 ここから先は、盛夏を思わせる日差しとは無縁の「よこやまの道」がお出迎え。

 奥多摩の山々が遠望できる広場で最初の飲み物休憩とする。
尾根道の下を見下ろすと、数受枚ものソーラーパネルが、たぶん住宅地には適さないと思われる大地の上に展開していた。

 よこやまの道西出口から出発。足元は落ち葉と土の道で、頭上はうっそうと茂った木々が覆てくれていて、初夏の陽気の散歩には最上の環境だと、日ごろお参りしている神仏に感謝する。

 尾根の下の右手には広大な敷地の多摩東公園があるが、平日とあってスポーツやレジャーを楽しむ人たちの声が聞こえてこない。

 京王多摩線と小田急多摩線が近接して西北に向かう地点を、さくらの広場でまたぎ越える。

 続いて、根株移植の森に入る。伐採した樹木の根株を掘り取って移植し、若返りを図ったという雑木林だ。木の根っこの椅子がある広場で休憩する。人間とは違って、再生可能なのがうらやましい。

 右手下には、多摩地区の資源ごみを再生しているらしいエコプラザ多摩があった。

 よこやまの道は、古来から街道が集中する要所だが、左手に「瓜生黒川往還」が出現した。黒川炭や王禅寺柿を江戸の運んだという。

 すぐ先には尾根が平坦になっていて、今は貸し農園になっている畑地が広がる。
尾根道を上り詰めると一挙に展望が広がった。古代東海道 (吉田・清水・村谷で平塚から石岡まで踏破済みだが)などが走ったという防人見返りの峠だ。狭いうえに大勢の先客がいたので通過する。

 右手下の学校給食センター永山調理所を越えると、元弘3年(1333)新田義貞軍との合戦前夜の野営地だった場所につく。左手には黒川の谷戸に通じり道が今も健在している。

 すぐ先、トイレがある梅の里で昼食休憩とする。
三枚のシートを草むらに重ね敷いて、腰を下ろした。

 先ずは、缶ビール&缶チューハイで乾杯、久々の山歩き?丘歩きで掻いた汗が引いた。持ち寄りのつまみを並べ、銀杏や油揚げを村谷が温める。
先週末に開催された社友会懇親会でお元気だった諸兄の消息や、今月下旬の台湾ツアー、7月の信州旅行、11月のタイツアーまで、話題は尽きない。

 リュックが軽くなって出発。
 国士舘大学の運動部各部が競い合って練習する姿を左右に見ながら下る。

 交通の要衝だった小野路を避けつつ、野津田や金井、本町田に続く鼓動が通っていたという古道五差路を通過し、大軍勢が往来した現在の鎌倉街道に出た。

 久々の山道歩きで頑張ったので、この辺で中断として別所信号を横断し、左手のバス停に向かう、すぐ右手奥から2分後にバスが来たので乗車する。

 終点の
聖蹟桜ヶ丘駅で下車し、ぎょうざの満州・聖蹟桜ヶ丘駅前店に入り、チューハイや1年前の5月に野呂・田幸・村谷・山内で行った台湾にくらべてもコストパフォーマンスがよさそうな5年物の紹興酒を堪能して閉めました。(村谷 記)

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 コース
  
京王相模原線・若葉台駅〜稲城台病院前〜丘の上広場〜根株移植の森〜防人見返りの峠〜分倍河原合戦前夜の野営地〜黒川の谷戸〜明治大学黒川農場入口〜小野路〜別所バス停〜(バス)〜京王線・聖蹟桜ヶ丘駅
  
   <歩行距離:6km±α、歩行時間:2時間±α>

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「京王線沿線の里地里山を歩こう」のうち、「よこやまの道・谷戸めぐりコース」を参照しその一部を歩きました。

「よこやまの道」の記事がある「UR都市機構」のページへ

2013年12月24日にもこの辺を歩きました。

2007年11月 6日にもこの辺を歩きました。