渋谷発飯能行きや、森林公園発渋谷行きの電車が副都心線を走り始めた日の朝、都心を離れて行く三峰口行きの快速急行の車内は、ハイカーや巡礼者、ボーイスカウトなどの客で賑わっている。
梅雨の中休み、好天。栗林の白い花が目立つ奥武蔵の緑の中を疾走し、横瀬駅で長瀞行き車輌を切り離して間もなくの車内で、松戸・田幸・村谷が集合、秩父鉄道線・三峰口駅に10時10分着。
10名ほどのハイカーを乗せて、小鹿野町営バスは10時12分発車。
20分で、「道の駅・両神温泉 薬師の湯」のすぐ先、薬師堂バス停到着。
「日本三体薬師」の薬師堂は古色蒼然、眼病平癒の霊験あるといふ薬師さまに、眼圧降下剤・キサラタンを点眼中の田幸は病状不進行の祈りを捧げ、隣接の両神神社で今日の好天保持を祈り、本殿左脇からの野道をヤマボウシの花を愛でつつ、桑の実をつまみ、花菖蒲園へ向かう。
花菖蒲は咲き始めで花はちらほら、花見客もちらほら。見ごろは来週末か?
花菖蒲園の先、駐車場の手前を右折し、キャンプ場への橋を渡り、左折ちょっとの四阿屋山(あずまやさん)登山口と書かれた標識の所から杉の植林帯を登リ始める。
今日のコースは道標完備で、迷いそうな三差路には、丁寧に“あずまや山”、“薬師堂”、“山道”と書かれた標識を立ててくれている。
日差しは遮られ、風もそよそよ吹いてきて心地よい。
寺沢福寿草園地を通り、“ふれあい歩道 薬師コース"を経て、公園管理道路に下り、登り返す。
林の中は福寿草を保護する柵が点在し、ロウバイ園や山百合園などがある。
キイチゴを賞味しながら、展望休憩舎到着、小休止。
見事におなかを削られた武甲山や熊倉山あたりの山を眺めつつさわやかな風で涼む。
男坂、やや急な階段を登って、両神神社の奥社に到着、参拝。
脇のベンチにザックを置いて山頂アタック。
急な鎖場に取り付き、途中で降りてくる男子1名とすれ違い、20分ほどで四阿屋山・山頂到着、無人。
吹く風が心地よい。
ひととき、正面にそびえる両神山、左奥の雁破風山や雁坂嶺、右の二子山に見惚れ、下山開始。
女子2名が登ってきて挨拶を交わす。
鎖場を、気をつけて無事通過、両神神社の奥社に戻る。
神社横の赤松林の落ち葉の上にシートを敷き、まずはビール。
来週の尾瀬沼〜尾瀬ヶ原縦走訓練のため、水やバーナーを担いできた、松戸・村谷が湯を沸かし、ラーメン、ヤキソバを作り、ゆっくり昼食。
汗が引っ込み、下山開始。
柏沢方面へ下り、山居分岐は直進し、薬師堂への分岐から鳥居山コースへ右折。
キイチゴをつまみながら、林間の道を快調に下って、中華風休憩所「観景亭」で風に吹かれ、中国・山西省風門=鳥居山コース入口をくぐって 花菖蒲園 のW・C前に戻ってきた。
花菖蒲園下から両神神社に戻り、今日の好天のお礼を述べ、、「埼玉県 山西省 友好記念館」前まで行き、薬師堂バス停で時刻表を確認すると、本日は臨時バスがあり、1時間後の15:51に西武秩父行きがあるとのことでラッキー。
道の駅 両神温泉・薬師の湯 へ入館、汗まみれの衣服を脱ぎ捨て、よごれたカラダを洗い、湯船で温まり、カラオケのないほうの大広間でビールをゴクリ、ウマイ(*^_^*)
サッパリ、リラックスして、出館。
隣の「農林産物直売所」をちょっと覗き、バスに乗り、乗客はわれ等3名だけの貸切状態で、ノンストップで、秩父ミューズパークから荒川を渡り、16:33西武秩父駅到着。
16:42発の快速急行に接続、ボックス席に座り、いつまでも明るい日長の奥武蔵の風景を楽しみながら、帰途につきました。
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コース
秩父鉄道線・三峰口駅=(町営バス、約20分)=薬師堂バス停:標高約300m〜(40分)〜公園管理道路出会い〜(30分)〜福寿草園地〜(30分)〜四阿屋山・山頂:標高772m〜(15分)〜両神神社・奥社〜(60分)〜花菖蒲園〜(5分)〜薬師堂〜(2分)〜道の駅・両神温泉
薬師の湯で、入浴=(町営バス、約40分)=西武秩父駅
<歩行時間 約3時間>
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