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★2008年6月11日(水) 「ゆうばえの道緑道」

 先ごろ(3月30日)4号線(中山〜日吉間)が開通してますます便利になった、横浜市営地下鉄・センター南駅改札口に集合したのは、滝澤・田幸・村谷の3名。

 駅構内の大型スクリーンには、来年開港150周年を控えた記念テーマイベント「開国・開港150年」の多彩な内容が映し出され、乗降客の多数がベビーカーを押した若い主婦たちというシチュエーションに、聊か押され気味だ。

 駅中のコンビニで昼食の準備を整えて、いざ出発。
広々したペデストリアンデッキに圧倒されながら、先ずは
都筑中央公園に向う。
我らには不釣合いな
チャペル風の結婚式場前で記念撮影し、壮大な昭和大学横浜市北部病院の前から、階段を上り詰めたところが公園入り口で、ここまで改札から500mもない近さだ。

 最も高い(標高:57m)
展望広場で一息入れて辺りを見回すと、四方の緑の森の中に巨大な建物群の頭だけが浮かんでいて奇妙な眺めだ。

 散歩にやってくるのは子供づれの母親ばかりで、都心の公園では当たり前の老人の姿が見られない。
緩やかな傾斜の草むらを下ると、右手に
炭焼き小屋、左手に自然のままの池が続く。

 色とりどりの
アジサイが咲く小道の先に、山小屋風の大きな休憩小屋があったので、入り込む。
高い天井や高性能のランプ設備もあり、都筑区の力の入れ様が伺われる。
休日には、宮谷戸窯炭焼き(昼食付500円)や草木染め(同じく500円)、草刈・畑手入れ(昼食付無料)やジャガイモ堀り(300円)などが体験できるようだ。
  
 次々に訪問者が来るので、われらは腰を上げて坂道を下る。途中、遠足にきたらしい小学生の一団とすれ違い、大きな声で挨拶を交わす。声の大きさや足取りも負けていない。

 
渋沢橋を越えて遊歩道を進んでゆくと、両側には真新しい住宅が続き、われらがまだ若くて日本も活力に満ち溢れていた時代を彷彿とさせるような、新興都市の雰囲気が感じられる。

 右手に
小川が流れていたが、草が詰まって淀んでいて、ちと淋しい。
そういえば休憩所にボランティア募集の張り紙があったが、時間を持て余している老人層が不足しているのだろう。

 坂を上り詰めたところが、「
ささぶねの道」と「ゆうばえの道」の分岐点で、われらは名に相応しく、ゆうばえを選ぶ。
正面のログハウス・
鴨池ランドは小学生以下の児童同伴が入館条件なので入場できず、先へ進む。

 右手に、昨年8月25日、台風接近の最中に若い女性の遺体が発見されたという注意書きがあり、照明が全く見当たらないこの遊歩道での夜歩きは危険…。

 眼下に大きな池が見えてきて、昼食を予定していた
鴨池公園に到着。鴨は一羽しかいないが、鳩が我が物顔で飛び回っている。
池の辺のベンチの脇にシートを広げる。風がなく蒸してはいるが、今日も雨の気配がなくて何よりだと感謝しながら、ビール・ワインで乾杯する。

 来週の尾瀬行きや、夏の草取り&温泉旅行の話題で盛り上がり、あっという間に時が過ぎてゆく。

 再び遊歩道を進み、幼児たちが遊ぶ
かりん公園の前を左折し、川和富士公園へ向う。
急な階段を上り詰めて頂上へ到着すると、360度に視界が広がり、広々した港北ニュータウンが積み木細工のように見える。
 田幸が四つ葉のクローバを3人分3枚発見、良いことがありそうだ。
 眼下の
川名東小・川名中のグラウンドががらんとしていたが、丁度、給食の時間だったようだ。

 小学校の脇から
都田(つだ)公園を経て、坂道をどんどん下る。
畑を通り抜けて、
中原街道と開戸交差点で合流する。
山王前で街道と別れ、鶴見川方面に向う。

 右手には
パナソニックの工場が川べりまで続き、左手はららぽーと横浜の巨大な建物が間近に見える。
 
 ぴかぴかの
鴨池大橋を渡るが、ここでも川面には鴨の姿が見当たらない。
午後2時、JR横浜線・
鴨居駅にゴールイン。

 構内にある老舗?備品も古めかしい
中華屋・鴨居飯店に入店し、ビールで本日の労をねぎらいあう。

 すっかり首都圏の幹線に昇格した横浜線に乗車し、近々の再会を約して夫々帰途についた。(村谷 記)


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 コース
  横浜市営地下鉄4号線(グリーンライン)・センター南駅〜都筑中央公園〜鴨池公園〜(ゆうばえの道 緑道)〜かりん公園〜川和富士公園〜月出松公園〜鶴見川〜JR横浜線・鴨居駅
    <合計歩行距離 11Km、歩行約2時間半>


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都築中央公園

川和富士公園

鴨池公園

鴨池大橋

さんぽ