★2017年7月2日開始の「新四国南葛88ヶ所めぐり」
…寺社の案内は、その道に詳しい「猫の足あと」さんのページにリンクさせていただきます。
※2017年11月3日開始の「昭和新撰江戸三十三番観音霊場めぐり」のページへ
<第1回南葛八十八カ所巡拝(奥戸および新小岩駅北部)2017年7月2日(日)>
村谷は今回の巡拝にあたって、猛暑の季節にあたり、かつ札所の場所は広範囲に点在しているので、一文字書きにはこだわらないが、同一地区内は全て徒歩でつなごうと決めた。
なお、順路は、当時頂戴した資料が一部だけあるので最初はそれに従い、以降は、ブロックを決め、最初の札所へは都バスを有効に活用することにして、熱中症予防に努めるつもりです。
午後2時過ぎに西葛西駅から乗車したバスは、2時30分には新小岩駅北口に到着した。
降りた場所の隣に北進するバス停があり、奥戸4丁目停留所の表示があったのですぐに乗車した。
北口経由で蔵前橋通りに出て、すぐに北北東に進路をとる。地図によれば西井堀せせらぎパークとされる直線道路で、なんとなく見覚えがある。
奥戸4丁目で下車し、大型スーパー・ライフの前で交差点を右折、住宅街を抜けて奥戸5丁目交差点で環状7号線を横断し、並行する裏通りを北上して、1番札所「善紹寺」に入った。
ここまでですでに汗びっしょり、サングラスを忘れたことを後悔した。
会野公園に隣接する比較的小規模のお寺だが、境内には元大師・48番札所もあり、その他に22番・39番・64番も兼ねている。賽銭箱はなかったがお参りを済ませ、通りに出て北上、奥戸8丁目交差点で奥戸街道を横断し、次の7番札所・宝蔵院に入る。街道に面した広い境内のお寺で、本堂も堂々としている。
お参りを済ませて門外に出ようとしたら、ご住職の奥様らしい方から「お暑いのにご苦労様ですね」とのお言葉をいただいた。
今回、参考にした「かつしか観光ガイドマップ」によれば、室町時代の創立とされ、彼岸花の名所だそうだ。
隣接する八剱神社にも参拝した。天文5年(1537)に熱田神宮から勧請した日本武尊をご祭神とする古社で、備え付けのパンフレットによれば、華麗な衣装とお面をつけて演じる「八剱舞楽」が奉納される例大祭中心に、年間の参拝者は1千万人にのぼるという。
続いて9番札所があるとされる奥戸丁8丁目3−13一帯を周遊してみたが、路辺上にあるという標識は発見できなかった。
神社からほど近い、15番札所・専念寺に立ち寄る。四方を低い塀で囲まれた中規模なお寺で、簡素な境内だった。
環七に出て、奥戸陸橋を潜り、奥戸街道を西進する。ちょうど西日が真正面にあり汗が続々と湧き出る。
墓地内にあるという4番札所は、明確な表示はなかったものの、歴史がある石像にそれらしい文字を発見できた。
狭い住宅街の路地を抜けて中川のほとりに出る。
12番札所・森市地蔵があり、詳しく由緒が書かれた掲示があった。
堤防わきの公園で一休みしてから出発する。広大な敷地面積を持つ森永乳業東京工場を半周し、交差点に出たすぐ左手に奥戸地区図書館があったので、トイレをお借りするとともに、冷房の効いた椅子に座ってクールダウン。
暫く東進し、左手のライフに入り、よく冷えた「生茶」(税込み82円とは安い)を購入、店内のイートインでラッパ飲みし一息ついた。
来たバスとは逆方向に西井堀せせらぎパーク方面に南下し、上小松小を半周して、23番札所・正福寺に入る。広大な敷地の墓地と見事な建物のお寺で、(番外)高野山奥の院を兼ね、恵比寿天を祀るお寺だ。
再びバス通りに出て南下、上平井中交差点で右折し、住宅街をぬけ、広い商店街を通過する。酒類の自販機が揃った休憩所があり、高齢男性が数人、缶ビールや缶チューハイを飲んでいたが通過する。
やがて、平和橋通りに出た。先に29番札所・上品寺に入る。門をくぐったすぐ左手には高さ2mもある巨大な閻魔大王像が設置されていて、江戸名所だったという。今見ても、真っ赤に塗られた巨大なエンマさまは迫力がある。
お参りを済ませ、天祖神社前の信号を渡り、28番札所・東光寺で本日最後のお参りを済ませた。
東上平井バス停から、新小岩駅へ。10分弱で到着した。
さらに、新小岩駅南口から西葛西駅行きバスの乗ったのは午後5時半を回っていた。
バス停の50m南側には「魚三酒場・新小岩店」があるが、本日は日曜定休日。次回は、駅南側の飛び地2カ所が残っているので、平日の夕刻にでも巡拝したい。
また、同店は、村谷が、故小川重好兄にその場所をお教えして、ご一緒する約束だったが果たせなかった(ただし、小川兄は長塚兄とお二人で訪問済みです)ので、次回訪問時には誠実なお人柄とご健脚を偲び、献杯したいと考えております。
<第2回南葛八十八ヵ所巡拝(東大島駅〜押上駅)2017年7月7日(金)>
村谷は朝のラッシュを覚悟の早出で、西葛西駅(バス)〜船堀駅(電車)〜東大島駅に8時30分に到着し、平井駅との循環バスに乗車、小松川区民会館バス停で下車し、狭い住宅街を抜けると弘法大師像が見えてきて正養寺(53番&76番札所)に入った。
こじんまりした清潔な感じのお寺で、賽銭箱がないので本堂に一礼して退出した。若いご住職なのか、幼児2人が走り出てきた。
予想以上に日差しがきついので、なるべく緑が多い場所とのことで、地図を頼りに小松川第二中の通学路を狙い駅方面に向かう。
同じ思いらしい日傘をさしたお嬢さんと雁行することになってしまったが他意はない。
バス道路は避けて駅のホームが見える商店街を北上、左手のコンビニでペットボトルのお茶を買って、行儀が悪いが歩きながら水分補給する。
日高屋や、はなの舞の看板が目立つ平井駅南口を午前9時に通過する。
そのまま、本日は何回も行き来する蔵前橋通りに突き当たり右折、平井大橋西詰交差点を横断、弁天通りとの掲示が続く狭い路地を北上する。
74番&81番&82番札所の安養寺に到着。徳川将軍家との所縁もある古刹だが、幼稚園を所有している関係からなのか?お墓の入り口も含め、すべて鍵がかかっていて入れんかったのは残念だった。
通りの突き当たりの平井交番から平井小学校を半周して蔵前橋通りに復帰、先ほどの平井駅入り口交差点を西進し、51番&65番札所の燈明寺に入る。浅草の待乳山聖点および熊谷の妻沼聖天と並ぶ関東三大聖天の一つ平井聖天に相応しい壮麗な建築物が並ぶが、南葛八十八ヵ所に縁があるのは、山門すぐ左手の弘法大師像のみで、足元には第五十一番と第六十五番と記された欠けた石の札があった。
併設する敷地が広い幼稚園に続く平井諏訪神社にも参拝してから、天井川状態の旧中川を平井橋で渡る。
少し先の右手の(立花)白髭神社の一角に85番札所の地蔵堂があるのでお参りした。
信号まで戻り、コンビニの前の道を西進、丸八通りと東武亀戸線・東小村井駅踏切を渡る。
一段と気温が上がってきたのでちょうど左手にあったダイエーに飛び込む。店舗内を一巡りしてクールダウン、クーリッシュ(バニラ味)を買い込み、外に出た。
100mほど先に、曹洞宗の71番札所・明源寺があり参拝。禅宗らしく簡素な佇まいだ。
折よくテントを張った休憩所があったので、買い込んだ冷菓とお茶を飲んで休息できた。この暑さにもかかわらず、同年輩らしい男性が丁寧にお参りして立ち去る。
まだ、10時過ぎなので、巡回路から遠い2カ所も回ってしまおうと決めて、明治通りを南下する。
YSC散歩で何回も訪問済みの勝負の神様としても知られる亀戸香取神社のすぐ北辺に隣接する46番&66番札所・龍光寺に入る。昭和20年3月の東京大空襲で焼失したが、焼け跡より拾い修復したという弘法大師像のかけらが、境内の一角にある小さな祠の中にきちんと保存されていて、今も拝観できる。
続いて、北十間川の南側に沿った浅草通りを西進する。
対岸には花王やオリンピックの大きな建物が立ち並ぶが、こちら側は対照的に静かな住宅街が続く。
横十間川への分岐点・柳島橋を渡り、すぐ先の十間橋を渡り北上、本日最後の67番札所・正観寺に入る。本堂にお参りし、これまた立派な休憩所で最後の水飲み休憩。
徒歩5分ほどで押上駅に到着。
ちょうど亀戸駅行きのバスが入ってきたので乗車し、10分足らずで駅前到着。
11時ちょうどには亀戸駅前のサイゼリヤに入店し、昼食メニューのハンバーグをきんきんに冷えた白ワインで食して、本日の歩きを終えました。
<第3回南葛八十八ヵ所巡拝(墨田区北部)2017年7月16日(日)>
村谷は午前7時半過ぎに家を出て、西葛西駅〜亀戸駅〜錦糸町駅〜京成押上線・八広駅とバスを乗り継ぎ、最初の札所・第54番観音堂(表記は大師堂)に8時30分に参拝できた。
京成線のガードをくぐって鐘ヶ淵通りを北上、5分ほどで第75番札所・宝蔵寺につく。真言宗智山派のお寺で本日は、智山派がほとんどでした。
更に北上し、曳舟川通りと水戸街道を横断、狭い路地を西進すると右手奥に全体が鉄筋コンクリート造りの第72番札所・東清寺の入り口があった。
昭和20年3月10日の東京大空襲で焼失した弘法大師像のかけらを焼け跡から拾い修復したのだが、本堂は見れなかった。
東武伊勢崎線を潜りさらに西進し、墨堤通り沿いにある第86番札所・正福寺に入る。落ち着いた雰囲気の境内の一角にあるベンチで休憩。本日は寺ごとに水分補給しながら進んでいる。
墨堤通りに出て北上、左手にある東白髭公園はYSC散歩で何回か昼食場所に利用したが、本日は消防団が訓練中。
右手の墨田5丁目運動広場では中学生男女が大勢集まっていて野球の試合の準備中。
花王とカネボウ化粧品の配送センターを半周し、荒川土手沿いの道を南下して第79番札所・多聞寺に入る。隅田川七福神の一つでもあり、区内最北のお寺だ。日曜日を利用して七福神巡りを行うらしい高齢男女二人組とすれ違い挨拶を交わした。
東武伊勢崎線沿いに南下すると左手に鐘ヶ淵駅が見えたので乗車、冷房がうれしいがすぐ次に東向島駅で下車した。
明治通りを横断し第84番札所・蓮花寺に参拝する。広大な敷地に壮麗な建物が建っていた。境内の一角に東京大空襲で焼けただれた東京宝塚劇場の屋根瓦などが展示されていて、その凄まじさが窺える。
東向島交差点で水戸街道に出て向島警察署の横から、墓地内にあるという第56番札所を探す。何とか墓石は垣間見えたものの、入り口が分からずうろうろしていると、同年輩らしい男性が声をかけてくれた。「右に回り込んで、長浦稲荷神社の方に、入り口がありますよ」と教えていただき感謝!感謝!
四国遍路の際に道が分からず困っていると、必ずどこからか人が現れて教えていただいた経験を思い出した。第56番札所・新光苑墓地内に弘法大師の名が刻まれた記念塔があったので手を合わせて退出した。
曳舟川通りを渡り返し京成押上線を潜った先に自動販売機があったので、スポーツ飲料を購入しすぐに飲み干した。
八広中央通りに突き当たり南下、道路わきの立派な案内板に従い、第49番札所・正覚寺に入る。
墓地のすぐわきに日除けのついた休憩所があったので座って内輪で汗を吹き飛ばす。墓参りに来ていた老姉妹から「ご苦労様です」と声をかけていただいたので元気を出して、隣の三輪里稲荷(別名:こんにゃく稲荷)にもお参りしてから、本日最後の札所に向けて出発。
ほぼ1キロ程度の直線コースだが、太陽が頭上に迫ってきて暑さがきつい。
第69番札所・萬福寺に到着しお参りを済ませたのは11時20分だった。
隣接する公園で一休みしてから、東隅田公園で元気に野球を楽しむ若者たちの姿を眺めつつ、東墨田3丁目バス停にゴールイン。
終点の平井駅では第1回目に見つけていた日高屋に入店し、モツ&ニラ&野菜炒めをホッピーセットで流し込んで本日の歩きを締めました。
<第4回南葛八十八ヵ所巡拝(北千住〜小菅〜堀切)2017年8月6日(日)>
少し間が空いたので、村谷は午前中約2時間だけの駆け足ながら遠いほうから消化しました。
東京メトロ日比谷線・北千住駅東口に午前8時に到着、学園通りを東進する。
平日には東京芸大や東京電機大の学生さんで込み合うはずだが、夏休みの日曜日とあってがらんとしている。曇天ながら蒸し暑い。
突き当りから一本東側に出ると、小高い木の塀に囲まれた墓地が出現。半周すると東側に入り口がある。
八十八ヵ所で唯一足立区に所在する第80番札所・理性院の入り口は東側にあった。何故か続く札所も入り口は多数派の南側ではなく東側だった。(ちなみにアンコールワットは西側でした。)
古風な木造の本堂とは対照的に、隣接する建物は立派な近代的な建築物。広大な墓地には早くも数名の作業員さんが稼働中で、景気は良好と推測して門外に出る。
塀沿いに南下すると、桜並木が見事な柳原商店街に突き当たったので、先日のYSC散歩とは逆コースに荒川土手を目指し東進する。
土手に上がると川風が心地よい。
広々した河川敷では早くもサッカーや野球の対戦が始まっていた。スカイツリーはまだ上半分が雲の中。
京成本線の鉄橋を潜り抜けて、堀切橋で荒川を渡る。下流もスポーツが盛んだ。
綾瀬川に沿って北上する。左手には野球場が続くが、対岸とは異なり誰の姿もない。
右手の小菅水再生センターの広い敷地の上には、フットサル場もある小菅西公園があり、車や自転車で続々と若者たちが参集していく。
隣接する第77番札所・正覚寺に参拝する。寺域はやや小ぶりながら風格ある造りで、壮年姿の弘法大師像がお出迎え。境内には由緒が詳しく書かれたいくつもの像があった。
新水戸橋で柳瀬川を渡って南下、平和橋通りに入る。
首都高中央環状線小菅入り口交差点からいったん住宅街に右折すると、本日3カ所目の第60番札所・宝性寺の門前に到着。
やはり東側から入門して参拝する。弘法大師像のお参りした後、暑さが強まってきたので本日3度目の水飲み補給を行う。
裏道伝いに京成本線・堀切菖蒲園駅まで出て、川の手通りを北上する。
堀切5丁目交差点で平和橋通りに出て右折し、右折左折して第59番札所・正王寺に到着、まずは水分補給。お大師様に参拝ののち本堂にもご挨拶、忘れずに水分補給する。
本日最後のお寺まではまだ1キロ以上あるので、近くにある氷川神社の境内で休憩とした。
広々した敷地鵜内では小学校高学年の女子と低学年の男子の2人が、大きな捕虫網でセミトリの真っ最中、首尾よく捕獲して歓声が上がった。
東綾瀬小学校の通学路に沿って北上、九品寺は立ち寄らず塀沿いに進み、小学校を半周してバス道路を東進、南側から第55番札所・普賢寺に入る。本日の巡拝先では最も格式が高い雰囲気だった。
9時50分に最北と再西北地域の5カ所の巡拝を終えたので帰途に就く。
普賢寺バス停から綾瀬行バスの乗車、小菅停留所で下車ののち、目の前のコンビニでアイス休憩、新小岩駅経由で帰宅しました。
<第5回南葛八十八か所巡拝(堀切&四ツ木)2017年8月11日(金&祝)>
朝方で雨はほぼ止んで、本日の最高気温が久々の非真夏日との予報が出たため、村谷は続きを行うこととして、午前9時過ぎに出発。
まずは都バスで西葛西駅⇒新小岩駅。
続いてお馴染みになった京成バスに乗車し、平和橋通りを北上して綾瀬駅に向かう。
葛飾警察署前を過ぎて、水戸街道を横断し、堀切中学バス停で下車したのが10時20分だった。
住宅街を抜けて東進し、親鸞聖人袈裟かけの松がある真言宗豊山派の西光寺に参拝して、弘法大師像に本日の無事をお願いした。
お寺の塀に沿って北上、高齢者施設「ウエルピアかつしか」を半周して、堀切1丁目交差点で平和橋通りを横断し、西進する。
住宅街のくねくね小道を辿って第61番札所・極楽寺に入る。すぐ背中合わせには堀切菖蒲園がある。
小ぶりな境内で、お地蔵様に塩をふりかけ、その塩をイボに擦りこむと良く治ると伝わる いぼとり地蔵で知られる。
境内中央にしっかりと弘法大師を祀ったお堂があり、足元には阿波・土佐・伊予・讃岐の4か国の霊場を集約したお砂場があるのを確認して退出した。
綾瀬川の上空を走る中央環状線の下に出て並行して南下する。
派手な絵柄の給水塔が目立つ堀切ポンプ所横を通過し、第43番札所・善福院に入る。本堂では法要前の準備中だったので簡単にお参りし、境内の大師堂でじっくりとお参りした。
続いて住宅街を東進して第34番札所・慈眼寺に参拝した。
さらに南下し、曳舟川親水公園を横切り、本田広小路交差点で水戸街道を横断した。
住宅に囲まれてなかなか入り口が見つからなかった第44番札所・四つ木白鬚神社内にある小さな大師堂に参拝した。
いったん水戸街道に出て、併進する四ツ木めだかの小道を西進し、一番はずれの左手にある第33番札所・天台宗・西光寺に入った。
休日とあってお墓参りの人々が目立つが、無縁の小生は境内にあった立派な石造りのベンチで本日最初の水飲み休憩。
次のお寺まではやや距離があるので、持参したチーズの一切れだけを頬張った。
四ツ木橋手前から首都高中央環状線に沿って南下、京成本線・四ツ木駅を潜ってさらに南下、右手には中川&荒川を横断する真っ黄色な木根川橋が見える。
さらに南下すると左手に壮大なお寺が出現。木下川(きねがわ)薬師として江戸初期から信仰が厚い第38番札所・浄光寺だ。
都内でも屈指の広さを誇る名刹で、藤棚の美しさと、徳川三代将軍家光お手植えで、八代将軍吉宗が「登美の松」命名し、その名を勝海舟が揮毫した石碑があることで知られている(今の松は昭和になって植えられた2代目だが、初代の写真が飾られている)。
大正期の荒川放水路の開削に伴い、これらの設備がそっくりそのまま600m移設されたという。
12時10分に本日の巡拝を完了し、前回に引き続き約2時間の参拝でした。
桜並木沿いに中川の土手に出て、朝方バスで通過した平和橋を歩いて渡り、第1回目には通過した天祖神社にお参りしてから折よく来た12時28分発の京成バスに乗る。
10分足らずでで新小岩駅に戻り、駅前ビルの8階にあるサイゼリヤに入店して昼食とした。
お盆期間中はランチがないため単品で、ハンバーグ・ミニフィセル・赤ワインの500mlデキャンタを注文して、本日の歩きを締めました。
次回は、立石周辺を巡拝します。
<第6回南葛八十八か所巡拝(立石・青戸)2017年8月13日(日)>
諸兄から励ましのお言葉を頂戴しましたのに元気を得て、村谷は標記2地区の巡拝を挙行しました。
晴天の予報でしたが、雲が頭上を覆てくれる時間のほうが長くて、お大師様のご加護を強く感じた次第です。
都バスで西葛西駅から新小岩駅に移動し、お馴染みの京成バス・綾瀬駅行きに乗車、平和橋を越えた川端小バス停で下車し、徒歩数分で第32番札所・眞禅寺に到着したのは8時50分。
境内の弘法大師像にお参りしてから祠に参拝し、第32番の表示を確認してから退出した。
続いては同じく数分の距離にある第30番正覚寺に入る。真言宗以外は必ずしも祠がなく、札所の表示が見当たらず本堂にお参りしてから次へ進む。
中川に向かって東進し、本田中学校先の路上にあるという第42番札所を探すが見つからない。番地を頼りに2周したところ、駐車場の叢の陰に小さな祠を無事に発見し、第42番の表示を確認した。
いったん西に戻り、大きな煙突の喜久の湯の横を京成立石駅目指して北上する。日曜日の午前中とあってすれ違うのは散歩中の高齢男性2人のみ。
右手にあったコンビニで購入したウーロン茶の600mlボトルを飲みながら進む。
バスが行き交う奥戸街道を横断、駅西側の踏切を越えてさらに北上し、日蓮宗・積善寺の墓地の一角にある第35番札所となっている地蔵堂に参拝。
再び駅方面に戻り、今度は東側の踏切を横断する。駅の南北両側には有名な飲食店街が広がるが、まだ11時前とあっては1軒も開店していない。
踏切わきにあった諏訪神社の広い境内のイチョウの木の下にある真新しい木のベンチで休憩。後半に備えてチーズを2切れ、お茶と一緒に食した。
すぐ先の第40番札所・西圓寺ではまたお大師様にご挨拶。お墓参りの家族連れとすれ違った。
さらに東に進み葛飾税務署を通過、その先にはかつて吉田・清水両兄と古代東海道を歩いた際に立ち寄った「立石様」があるはずだが見つからない。
中川の堤防を北上し第37番札所・南蔵院に入る。ここでも法事の人たちとすれ違った。境内の一角にある大師同に参拝し、すぐ先にある広大な敷地の熊野神社にも参拝する。安倍晴明ゆかりの社で、境内の敷地が五行にちなんだ五角形なのが特徴。
何組もの参拝客やベンチに座り込んで歓談中の氏子さんたちとすれ違って、裏側から出て住宅街を北上する。
青戸に地名が変わって、第63番札所・寶泉寺に到着、お大師様に参拝の後、祠の中の表示を確認した。
少し寄り道になるが葛飾小前を西進し、バス道路を右折して、京成押上線を潜り抜け、右手のかつしかシンフォニーヒルズに入る。正面入り口に鎮座するモーツァルト像は、世界で唯一オーストリア政府の許可を得て首都ウイーン市にある像を完全複製したもので、建物に負けない迫力満点だった。
広いロビーでしばし休憩して汗を拭う。
そのままバス通りを北東に進み、京成本線のガードを潜ったすぐ前にある第41番札所・勝養寺に入る。祠は確認できないが本堂に参拝して退出、
いったん青砥駅(地名と駅名が異なる)の構内に入り、南側から出てまた、中川の土手に向かい第31番札所の表示がある祠を発見した。
本日の最後の第45番札所はやや遠い環状7号線沿いにあるので、日差しをなるべく避けるため1本西側の商店街を北上、青戸6丁目交差点で環7を超え、青戸小への通学路になっている桜並木を進む。小学校の北側を東進し、慈恵医大葛飾医療センターの大きな建物の脇を進み、第45番札所・法問寺に到着。
無事に参拝を終えて退出したのは11時20分でした。
青戸小北側にある慈恵医大青戸病院バス停に着くとほぼ同時に、亀有駅始発の新小岩駅行き京成バスがついたのでラッキー。
次回からは葛飾区のさらに北東部を回るので、下車時に運転手さんから「京成タウンバス・ルートマップ」を頂戴しました。
新小岩駅に着いたのがまだ12時前だったので、そのまま西葛西駅行き都バスに乗って帰宅しました。
<第7回南葛八十八か所巡拝(高砂・柴又・鎌倉・西小岩・北小岩)2017年8月17日(木)>
朝方で雨が上がり、気温は高くないという予報だったので、村谷の本日は東部地区を一気に巡ることとしました。
昼までで 地元コミュニティ会館での囲碁の時間 を終え、自宅に戻り昼食を軽く済ませてから出発。
都バスで新小岩駅、その先は京成バスの亀有駅行きに乗車し、環状7号線沿いの青砥駅東交差点で下車、京成本線をくぐり、高砂橋で中川を渡る。
JR新金貨物線を渡り高砂小橋交差点を右折した先の第8番札所・極楽寺(現在の寺名は大光明寺)に、午後2時20分に到着した。
当地の地名の基になった鎌倉期の武将・青砥藤綱の念じ仏「青龍辨才尊天」が保存されているという。また、本堂前には珍しい芸能塚があり、十数か所の芸能プロダクションの名前が刻まれていた。
続いて天祖神社前を北上し、京成本線を潜り抜けたすぐ先に第10番札所・観蔵寺がある。柴又七福神にもなっているが小ぶりな建物だ。
京成高砂駅前の商店街を抜けた住宅街の一角に子育て地蔵があり、隣に第16番札所の小さなお堂を確認できた。
高砂駅周辺の3か所を効率的に回ることができたので柴又方面に向かい東進する。
京成電鉄の広々した電車区に沿い、鎌倉公園わきから北総線の高架に沿って新柴又駅前を通過、お墓参りの老婦人たちの姿が目立つ広い墓地の北側から第50番札所・宝生院に入る。
本日は真言宗のお寺がほとんどだが、まだ弘法大師像には一体だけしかお目にかかっていない。
柴又街道に出て南下する。まずは柴又5丁目交差点を右折して、桜並木が続く旧佐倉道を東進、江戸川の土手のすぐ横にある八幡神社に入る。
門のすぐ右わきに北原白秋の歌碑(「百街道一歩の道中記」さんのページ)があり、一時当地に居住していたそうだ。社殿の右側に第24番札所になっている大師堂があり参拝した。
佐倉道を一本南下し、柴又街道方面に右折する。
鎌倉小学校横を通過、立派な八幡神社がある鎌倉交差点で柴又街道を横断し、第17番札所・輪福寺に参拝する。
再び街道に戻り左手の第13番札所・大珠院に入る。新墓地内には第78番札所もあった。
さらに柴又街道を南下し、京成小岩駅西側の踏切を超えたすぐ右手の住宅街の一角に、ぴかぴかの建物の第14番札所・浄光院があったが、入口が厳重に施錠されていた。
街道と併進する道を南下し、路上にあった第19番札所と第5番札所を続いて参拝した。いずれも大きく南無大師遍照金剛と記された大きな幟が掲げられた小さなお堂だった。
続いて江戸川堤防方面に向かう。
北小岩小学校を半周し、京成本線の踏切を超えた先に第25番札所・十念寺がある。入口が分かりにくかったが、幼稚園児を迎えに行った若いお母さんに抜け道を教えていただき無事に門前に到着した。よくみるとかなり広々した敷地で、幼稚園・墓地・本堂がそれぞれほぼ3分の1ずつのようだ。
広い墓地の一角に立派な木造のベンチとトイレがあったのでお借りした。終日曇り空の予報のはずだったが、日が出てきたので蒸し暑い。
肝心の大師堂は真新しく小規模だった。
さらに北上し、第27番札所・正眞寺に参拝を終えて、江戸川の堤防下に出る。頭上を見上げるとカラフルな服装でジョギング中のギャルが盛んに行き交う。
午後4時40分に、本日最後の巡拝先である第26番札所・眞光院に入る。本堂右手の観音霊塔の裏にあった大師堂に参拝して退出しようとしていたら、草むしりをしていたご住職の若奥様らしい方から、お暑いのにご苦労様ですとの言葉をいただき感謝する。
門外に出て、古代東海道とも伝えられる上小岩遺跡通りを西進する。
途中のコンビニでアイスを購入し、てクールダウン。
柴又街道沿いの京成小岩駅バス停から京成バスに乗車、10分程度でJR総武線・小岩駅南口に到着した。
電車で3駅先の亀戸駅で下車、都バスに乗り換えて、予定通りの午後6時少し前に、夏祭り会場にゴールインしました。
<第8回南葛八十八か所巡拝(新小岩・亀有・新宿・柴又・奥戸)9月1日(金)>
午前中は曇天継続との予報を得て、村谷は未訪問の札所を一気に巡拝すべく、午前7時45分発の新小岩駅行き都バスで出発した。
バスの車内で昨日行われた囲碁名人戦第1局の棋譜を眺めているうちに松島三丁目バス停に到着。
少し住宅街を南下し、隣接する西小松川小に見劣りしない広い敷地の第87番札所・東福院に8時15分に到着した。
本堂と弘法大師像に参拝したのち、八十七番と刻印された大師像に参拝して退出する。
速足で平和橋通りを北上し、駅近くの魚三酒場の暖簾を横目に速足で歩き、8時30分発の亀有駅行き形成タウンバスに間に合った。
9時ちょうどにJR常磐線・亀有駅南口に到着すると、青空が出てきた。久々訪問の駅前広場にある「こち亀像」15体の中で最も目立つ両さん・レイコ・中川の3人像を初めて見た。
駅前にイトーヨーカ堂が2棟近接していて、さすがに創業の地だと実感する。
狭い商店街と住宅街の路地を抜けて、第47番札所・恵明寺に参拝する。こちらでも日光をたっぷりと浴びた弘法大師像がお出迎え。
香取神社前交差点で環状7号線を横断し、今月17日に例祭を控えた亀有香取神社に立ち寄った。
続いて隣接する広大な敷地のARIO/イト―ヨーカ堂の店内を北側から南側に通り抜ける。10時開店らしく各店のシャッターは下りていたが、便利なため通り抜ける人が多い。
店外に出て中川橋で中川を渡った。
橋を渡ったすぐ左手にある第73番札所・宝蓮寺に参拝する。ここも真言宗のお寺だが弘法大師像は見当たらなかった。
次のお寺までは結構な距離があるので、お茶を飲んで気合を入れてから出発。
隣接する新宿(にいじゅく)小学校の前を抜けて水戸街道に出る。
新金貨物線の踏切を横断し、亀有警察署前交差点を横断し斜めの道を抜けて、柴又街道を目指す。
川の跡らしい遊歩道を新宿中・新宿交通公園横を通過し、真東に転進、しばらく行くと金町公園に入る。園内では清掃中や散歩中、運動中の人でにぎわっていたが、いずれも高齢者だった。
公園のはずれから柴又七福神にもなっている第52番札所・良観寺に着く。大きなおなかの布袋様の像が鎮座していて、さすると願いが叶うそうですが、特に急ぐお願いがないので省略した。
向かい側の金町浄水場にそって少し南下し、帝釈天前バス停から小岩駅行きのバスに乗車した。
帝釈天の参道にある「とらや」の店の裏に第83番札所があるが、許可を取る必要があるので省略した。
小岩駅に到着し、北口に出て、蔵前橋通りを西進する。
上一色橋で新中川を渡った右手に、第11番・第18番札所・正蔵院があるが、歩道橋が長いため少し遠回りしてから入った。
祠の扉を開けて参拝していたら、住職らしい高齢男性から「お参りですか?」と声をかけられて「八十八か所巡りです」と答えた。
新金貨物線を潜り抜けて進み、環八と並行する道を北上する。
奥戸街道を奥戸8丁目交差点で横断し、第1回目で見つからなかった第7番札所を無事に発見できました。
街道を西進し、前回門前を通過してしまった第21番・第88番札所・妙厳寺に参拝してほっとする。
お寺の向かい側にある奥戸3丁目バス停から、11時14分発の新小岩駅京成バスに乗車、終点で都バスに乗り換えていったん、帰宅しました。
軽い昼食とシャワーを済ませて休息したのち、午後3時に西葛西駅前から新小岩駅行きバスに乗車、終点の一つ手前新小岩1丁目交差点で下車し、小松南小を目印に住宅街を東進する。
路上にある第70番札所の祠を確認し、今回の巡拝の満願を果たした。
賑やかな小松商店街を駅方面に向かって北上し、左折、お目当ての魚三酒場・新小岩店に入る。
場所は知っていたが初めての入店、しかしながらメニューは門前仲町本店や森下店と全く変わらない。
いつも本店で頼んでいるつまみを注文し、いつもの熱燗で、故小川重好兄を偲んで献杯した。
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