曇天のJR総武線・亀戸駅北口(アトレ口)改札前に集合したのは、滝澤・田幸・村谷・山内の4人。
旧城東電車軌道は錦糸町駅前から京葉道路を東進し、水神森停留所から専用軌道を南下、一旦明治通りを経て、南砂付近から再び専用軌道を経て永代通りを少し西進して、東陽公園前(現在の東陽町駅前)にいたる民営路線だった。
本日は少しショートカットして亀戸駅前交差点から出発する。路線が走行していた通りに京葉道路を歩くのは風情がないので、一本北側の飲食店街の小路を選択した。いずれの店もコロナ禍にめげずに元気に営業中。近隣の錦糸町や小岩の盛況ぶりにも負けず、紅灯の巷を想起させるお店まで健在だった。
飲食店街はまだ先にも展開中だが本日は都電路線歩きが目的なので京葉通りに復帰し、水神森交差点を横断する。
ここからが専用軌道の始まりで、亀戸緑道公園の緑陰豊かな桜並木がお出迎え。左手には、今春再開発されたばかりの亀戸クロックと高層マンションが聳え立つ。
昭和47年(1972)12月に廃線となった都電38系統のレールと車輪が保存されている堅川人道橋を渡る。当時の車両の運行状況を示す写真も掲示されていた。
この先からは大島緑道公園と名前が変わる。
地下に都営新宿線が走る新大橋通りを横断し、さらに専用軌道跡を南下する。緑道はピンク部分が歩行者用、茶色が自転車用に色分けされているので、自転車に気を付けながら通行する。
時折、ヒガンバナが咲いていた。また所々に藤棚が設けられている。
一旦、明治通りに出たので道沿いのコンビニで追加のつまみ・アルコール・氷などの追加調達の買い物を済ませた。
進開橋で小名木川を渡り超える。以前、加瀬兄のご厚意で、YSC散歩有志5人が小名木川クルージングに加えていただいたことを思い出す。
右手の広い再開発エリアは旧小名木川貨物駅跡地で、先ほどの亀戸クロックと並んで、近年の江東区の変貌ぶりを象徴するスポット。
少し南下すると、最近のアド街銀座商店街編で第2位に入った砂町銀座商店街の入り口。いつも行列が絶えない角にある野菜激安店の店頭には、新鮮なナス8本100円の値札が光る。
隣接する11時過ぎから行列必至の海鮮丼の人気店「海幸」の店頭には、税込み600円で本マグロ入り丼の写真が出ていた。うな丼ですら1,500円だ。
境川交差点を右折し、志演尊空神社に参拝した。徳川五代将軍・綱吉が鷹狩の途中に立ち寄った神社だという。当地には野菜の促成栽培を考案した知恵者がいて、小名木川にいたる人工水路を開削して日本橋にあった市場に売り込んで財を成した。
再び明治通りを南下し、すぐ先から仙台堀川公園に下った。頭上を古木に覆われた草むらに腰を下して昼食大休憩。すっかりと青空になったが問題なし。先ずは冷たいアルコール缶で乾杯、本日もうまい。
持ち寄りのつまみをたっぷりと用意した氷を巧みにアレンジした滝澤の日本酒薬缶入りが加わった。国内や海外での旅路の思い出話や、今秋のレジャー計画の話題で大1時間。
明治通りを潜り返して、南砂緑道公園に入った。これまでの二つの緑道公園よりもゆったりした敷地をのんびりと進む。
左手には巨大なマンション群が出現して、東京メトロ東西線が首都圏通勤ラッシュナンバーワンを堅持?している所以が判る。
永代通りに出て右折するとほどなく東陽公園がある東陽町駅前にゴールイン。
いくつか店を検索した後、久々にサイゼリヤに入店した。白ワインのメガボトルと、定番のつまみを注文し初秋の散歩を締めました。(村谷 記)
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コース
亀戸駅北口〜京葉道路〜水神森交差点を横断〜亀戸緑道公園〜堅川人道橋〜大島緑道公園〜明治通り〜境川交差点〜志演尊空神社〜清洲橋通りを横断〜仙台堀川公園〜南砂3丁目交差点を横断〜南砂緑道公園〜永代通り〜東陽町駅
<歩行距離:4.5km±α、歩行時間:1時間20分±α>
*「旧都電38系統歩き」(「廃線の旅 鉄路の旅」さんのページ)を参照し、前半と後半の一部をカットして歩きました。
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★2022年9月13日(火)「城東電気軌道・砂町線跡歩き(亀戸駅〜東陽町駅)」