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 曇天微風の京急線・品川駅改札付近に、久々参加の菅野&滝澤と左近・小林・百石・田幸・村谷の7人が集合した。

 高輪ゲートウエイ駅開設に伴う品川地区再開発の一環で、駅に隣接していた京急ストアは300m先に移転していた。
第一京浜(国道15号線)を西進する。

 箱根駅伝でお馴染みの八ツ山橋を渡り、旧東海道の宿場を品川宿から順番に京まで設置された石碑を一つずつ確認していく。本日参加の滝澤・村谷と吉田・清水の4人で旅したのははるか昔のことだ。
 
北品川駅前交差点で、品川女子学院側に渡った。

 最初の参拝先は大黒天を祀る品川(しながわ)神社。長い階段を上って、途中の左手から富士塚に挑戦し、一同頂上に到達。「この方向が富士山です」とワンゲル出身の小林が教えてくれる。

 広々した境内に降り立って、拝殿で参拝した。文治元年(1187)に源頼朝が創建したという関東でも由緒ある古刹。七五三の受け入れ準備が整っていた。

 女坂を下り、第一京浜を横断、品川神社参道のサクセス通りを南下する。品川虚空蔵尊道標の前から小路に入った。左手に布袋尊を祀る天台宗養願寺の境内がある。丑寅生まれの守本尊として信仰が厚かったという。

 参拝を終えて旧東海道に出た目の前に、寿老人を祀る一心寺があった。黒船来航など騒然とした世情の江戸末期の安政年間に、品川の町民が一体となって旧東海道筋の裏鬼門を守護する寺として創建されたお寺だ。

 旧東海道を京都方向に進む。

 目黒川手前を右折し、恵比須天を祀る荏原神社に参拝した。和銅2年(709)創建という元品川宿の総鎮守で、徳川家康より神領を寄進された古刹。品川宿は目黒川を挟んで南北に分かれているので、北品川が品川駅より南側に位置する謎が解ける。
ちなみに、品川駅は品川区ではなく港区にあります。

 川筋に沿って南下し、北浜公園に入った。時刻は正午に近く、ノアサガオが雲間の青空に映えて咲いている北側の隅に持参のシートを重ね敷いて昼休憩。

 七人七様のつまみを並べて、久々の逢瀬に乾杯。日差しが広がってきた。お互いの近況や、健康維持のための鍛錬方法の情報交換などで盛り上がる。中でも最近菅野が久しぶりに高尾山を1号路から頂上まで1時間40分で踏破してきたと聞き、一同感嘆しきり。
コロナ以降は高尾山登山休止中の村谷も、これを聞いては近々再挑戦せざるを得ないと決意した。

 数々のつまみの中では左近夫人お手製の武蔵野産里芋と鶏肉煮込みが好評だった。
1時間以上歓談して飲食物を胃の腑に収めて出発する。

 目黒川を品川橋で渡り、街道松の広場前を通り、青物横丁駅に通じるジュネーブ平和通りを横断した先の右手に、毘沙門天を祀る品川(ほんせん)寺の広い境内があった。承応元年(1652)創建の真言宗の古刹で、江戸六地蔵の一つでもあり、専ら都内の寺社巡りを励行中の村谷は今年4回目の参拝になる。
 境内のカフェ「品川茶屋」前のチェアをお借りして小休憩。

 さらに旧東海道を西進し、立会川に架かるなみだ橋の手前から商店街に右折する。河口付近から移設された坂本龍馬像前で撮影してから、京急線・
立会川駅にゴールイン。

 七福神中五福神を参拝して帰途についた。(村谷 記)

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 コース
  
京浜急行線・品川駅〜第一京浜国道〜八ツ山橋〜京急・北品川駅前〜品川神社〜サクセス通り〜養願寺〜旧東海道〜一心寺〜聖蹟公園(品川宿本陣跡)前〜山手通りを横断〜荏原神社〜北浜公園〜目黒川を品川橋で横断〜街道松の広場〜ジュネーブ平和通りを横断〜品川寺〜なみだ橋〜京浜急行線・立会川駅
     <歩行距離:4km±α、歩行時間:1時間10分±α>

   *しながわ観光協会「東海七福神めぐり」を参照し、品川駅から立会川駅まで歩きました。


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★2021年11月2日(火)東海七福神の一部めぐり(品川駅〜大森海岸駅)」