さんぽ

ホームへ

★2020年7月12日(日)「疫病退散祈願の水辺緑道散歩・葛飾区その1 曳舟川親水公園(四ツ木駅〜亀有駅)」

 村谷は、梅雨の晴れ間?の好天の午後、葛飾区にある親水公園散歩に出かけた。

 午後1時過ぎに京成押上線・
四ツ木駅から出発する。

 まずは、駅近くにある西光寺に立ち寄る。江戸期に当地を支配していた葛西三郎の居宅跡に建てられた名刹で、広い敷地には立派な伽藍と墓地が広がっている。
法事の最中だったので、静かに本日の無事と疫病退散をお願いした。

 曳舟川は、柴又の帝釈天詣出や並行して走る水戸街道を利用する人たちのために、四ツ木から亀有までの間を運航していた水路だった。
水面の高度差がほとんどないために、船に綱をつけて両岸から人力で動かしたのが名前の由来だという。
 全長は4キロで、緑地と水辺の部分が混在している。

 西光寺の裏側から、小さな流れがある草むらに沿った遊歩道に出る。四つ木めだかの小道と命名されていて、傍らに「曳舟川水辺再建地域」という掲示板があった。
水戸街道との交差点までの300メートルほどの短い散歩道だが、ザリガニ釣りに興ずる親子連れでにぎわっていたのでマスクをつけなおす。

 大きな歩道橋で水戸街道を横断する。この場所はかつて、吉田・故小川・清水兄らと旧水戸街道を歩いた場所だ。
歩道橋を渡り終えた先からが、曳舟川親水公園になる。横幅がたっぷりと確保されていて、道の両側には木が植えられ、ところどころに藤棚やベンチが設置された立派な遊歩道。
 主要道路を横断するごとに区画が整備されていて、手前から曳舟一号橋、二号橋・・・と木製の柱が設置されている。

 しばらくは芝生だけの道が続いていたが、六号橋から八号橋の間は広い水路になっていた。一気に家族連れが出現して、水路も通路も渋滞している。
水着姿の子供たちで水面はラッシュアワー状態。通路沿いのベンチも親や祖父母に占領されていた。

 再び水面が緑地に代わると静寂が戻った。
京成本線・
お花畑駅そばの踏切を越えた右手が、広い公園になっている。かつてYSC散歩時に昼食を摂った場所のようだった。
 池のふちに屋根付きの木製ベンチがあったので遅めの昼休みとする。フード付き帽子・背中のタオル・靴を脱ぐ。
強い日差しから免れて、冷たい缶チューハイでようやく寛げる。ベビーチーズの塩気が何よりの疲労回復薬だ。
 幼な児を連れた若い母親が、水面を指さしながら何かを教えている。隣のベンチではアラサーと思しき女性が、真剣な顔つきでスマホの電話中。

 腰を上げて北上する。少し先から再び水路が始まり、こちらでもまた、水辺は芋の子を洗うような状態だった。
右手に 10年以上前、かつて訪問した  葛飾区郷土と天文の博物館があり立ち寄った。
 入り口にいた警備員さんによれば、まだ閉館中で、プラネタリウムだけが7月3日より予約者限定で入場できるという。

 再び水路が終わって緑道に替わるとマスクが外せる。
前方にJR常磐線の高架が見えてきて、亀有駅方面に向かう人出が増えてきた。

 高架の先は普通の並木道なのでここで緑道歩きは終了とする。

 北口から右折し、高架下に駅まで続いている長い商店街 BEANSに入ると、冷房が効いていて心地よい。
亀有はイトーヨーカ堂の発祥の地でもあり、物価が安い下町の一つとして知られていて、品揃えも抜群で買い物客で大変な混雑だった。

 何も買わずに
亀有駅南口広場に出る。こち亀のスター両津勘吉・中川圭一・秋本カトリーヌ麗子の3人が並び立つ像の横から、午後3時前にバスに乗車しました。(村谷 記)

                     このページのトップへ戻る

 コース
  
京成押上線・四ツ木駅〜西光寺〜曳舟川水辺再建地域〜曳舟川親水公園〜葛飾区郷土と天文の博物館〜JR中央総武線・亀有駅
     <歩行距離:5km±α、歩行時間:1時間10分±α>

                      前のページへ  次のページへ