★2008年9月20日(土) 「曳船川親水公園〜古隅田川親水水路」
先島諸島や台湾に大きな被害を与え、本早朝にかけて関東南部を中心に激しい雨が降らせた台風13号は関東の東の海上へ抜けたが、台風一過とはならず、蒸し暑い曇り空の下、お花茶屋駅に滝澤・田幸・村谷の3名が集結した。
駅のすぐ北、お花茶屋公園に南側から入り北側へ抜け、右折すると右は四つ木、左は越谷まで葛西用水の道が真っ直ぐに続く。
暗渠となった道をちょっと北上すると、道路の中央が緑道=曳舟川親水公園となって、ずーっと続いている。
曳舟川親水公園に立つ 『曳舟川の由来』 によると、
本所・深川方面へ飲料水を供給する目的で掘削された水路で、成立は万治2年(1659年)といわれ、亀有上水とも呼ばれた。
上水の廃止は享保7年(1722年)のことで、四つ木から亀有までの約3kmの水路を利用して「サッパコ」という小舟に人を乗せ、土手の上から長い綱で肩にかけて引くことが始まり「曳舟川」とよばれるようになった。
帝釈天詣や水戸街道に出る旅人が利用した曳舟は江戸東郊の風物として人気を呼び多くの紀行文や初代歌川(安藤)広重の「名所江戸百景」などに情景が描かれています。(以上、概略) と。
ところどころに流れがあり、9月15日まで水を流していたという子供の水遊び場、ジャブジャブコーナーも整備されている。
「ドームかつしか」= 「葛飾区郷土と天文の博物館」 の前には刈り入れは終わったが、案山子たちが立っている田んぼがあった。
博物館に入場、プラネタリウムの初回上映時間が11:30とのことで、「“郷土の”博物館」分だけの@100YEN を支払い、冷房の効いた中で涼みがてら学習。
昭和30年代の生活空間や地域や学校生徒の写真、テレビなどの電化製品、ちゃぶ台、三輪車などがなつかしい。“ALWAYS 三丁目の夕日”の世界だ。
そのほか、古代から近世の出土品、名産品などが展示されている。
その上流の水路には、船着場という名の休憩施設が3ヶ所設けられていて、サッパコも1隻 展示?係留?されていて、記念撮影&小休憩。
この休息施設には“壁泉”という仕掛けがあって、8月30日まで稼動していたとのことだが、どうやら軒からシャワー状に水を流すようだ…
曳舟川親水公園は、亀有駅手前で単なる道路になるが、橋の跡に立つ案内板には 昭和62年撮影の 流れのある曳舟川 の風景写真が張ってあった。
亀有駅の西側で常磐線の高架をくぐり、コンビニで飲食物を仕入れ、葛飾区と足立区の境、古くは武蔵国と下総国の境だったという道へ右折。
…地図を見ると、亀有駅と綾瀬駅間の くにょくにょとした区境が古隅田川親水水路だ。
住宅街のなか、所々に薄汚れたせせらぎが流れる道を、右が足立区で左が葛飾区、それと昔架かっていた橋名を彫った石柱を頼りに進む。
せせらぎが小川に変わると、スルメをくくりつけたタコ糸を棒の先に縛りザリガニ釣りをしている子供たち、ウキをつけ、練り餌を付けて小魚(モツゴ?のよう)釣りをしている保護者も。
子供たちは得意気にザリガニの入ったバケツを見せてくれる。
常磐線のすぐ北側にある下河原公園で昼食大休憩。
相変わらずの曇り空で助かる。ビールで喉を潤おし、ツマミに手を伸ばす。
先週のリーマンブラザーズの経営破綻や、身辺の出来事などを肴に小1時間を過ごす。
常磐線の高架をくぐりると、川幅が広がり薄汚れた水の中に鯉や亀の姿も見えるが、相変わらずくにょくにょと曲がりくねりながら進む。
東京法務局城北出張所が左奥にあり、川辺の道には司法書士事務所が立ち並ぶ先の左にレンゴー(株)葛飾工場があり、ここで 古隅田川と別れ、区境の道を北上し、綾瀬駅へ。
高架をくぐり、線路に沿って右へ歩くと、すぐに東綾瀬公園。
ベンチが点在している広い道を北へ進むと、左側に東京武道館。
第34回関東女子学生剣道優勝大会が開かれていて、慶大や帝京大のたくましい おなごたちと、多くの男子学生、サポーター?保護者?監督?コーチ?たちで、ごった返している。
武道館を回りこむと、左にも細長く公園が続き、桜や樫などの木々が生い茂って、あずまややベンチが点在し、試合、応援の終わった?学生たちが弁当をひろげている。
公園をぐるっと回ったことのある村谷から、変わり映えがしないので、このへんで終業しよう、との進言があり、本日撤収。
きびすを返し、綾瀬駅へ戻る。
昼の部は午後3時まで営業中の「日本海 庄や」に入店。
生ビール、焼酎やチューハイを烏賊丸焼き、長茄子の1本漬け、焼き葱など軽いつまみで、制限時間40分ほどで軽く〆ました。
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コース
京成本線・お花茶屋駅〜曳船川親水公園〜(JR常磐線、東京メトロ千代田線・亀有駅横をくぐる)〜葛西用水親水水路〜(葛飾区と足立区の区境の)古隅田川親水水路〜東綾瀬公園〜JR常磐線・東京メトロ千代田線・綾瀬駅
<合計歩行距離 7Km、歩行約2時間>
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