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★2020年5月15日(木)「江戸川区内の親水公園緑道散歩その3(一之江駅〜船堀駅)」

 村谷は、午前11時に都営新宿線・一之江駅北口から出発した。駅前の様子はすっかり平常に復している。
200mほどバス通りを北上すると、トラックなどがビュンビュン行き交っている環状七号線に突き当たる。

 交差点手前から斜め右手方向に入ると、仲井堀親水緑道と書かれた小さな看板が出現し、足元に少ないながらも流れがあり、桜並木が続いている。魚影を探したが見当たらない。
帽子・タオル・半そでシャツ・半ズボンと定番の服装で進む。この3日間で一番風が強く、湿度も低く感じた。

 すれ違う人がいないまま進んでゆくと、環七とはだんだん離れていき、逆に新中川の土手がどんどん近付いてきた。
流れが地下に潜ったところで、すぐ右手の土手を上がる。
 洪水の危険性が高い旧中川のバイパスとして、昭和30年代に作られた人工河川。幅143m、全長約8キロもの川をわずか1年未満で完成させたという話をきいたならば、利根川の東遷で散々苦労した徳川家康はうらやましがるかもしれない。
 川の両岸はボートの係留所になっていて、利用状態は50%程度だ。

 自転車の男性2組とすれ違い、南椿橋で右折して首都高7号小松川線の下の道路を東進する。
すぐ左手に大きくこんもりとした森が見えてくる。 かつてYSC散歩時 訪れたことがある一之江名主屋敷だ。

 江戸時代の名主・田島家の屋敷で安政年間(1772〜80)に再建された広大な建物が保存されていて、南側の一角には子孫の近代的な豪邸が2棟ならんでいる。
あいにく5月31日まで臨時休館中だったが、ぐるっと一回りして、屋敷林の見事さを実感した。

 首都高・小松川線に沿って西進し、
一之江ランプ交差点で環七を横断、すぐ前に一之江境川親水公園の巨大な看板がお出迎え。
たっぷりの流れと広い遊歩道は、都内でも屈指の親水緑道にふさわしい。
 入口のそばに一之江抹香亭があったので入園する(無料)。園内ではボランティアらしい老人男女数人が庭の手入れ中。
江戸時代に粉末状の香「抹香」を販売していた場所で、お香づくり体験教室やふれあい茶席が開かれているという。

 緑道に戻りしばらく南下すると、
手ごろな公園があったので木のベンチで休憩タイム。定番の缶チューハイロング缶にミニチーズで一息入れていると、父親と小学生・幼稚園児らしい男三人組が自転車でやってきてあわただしく戻っていった。

 12時のチャイムを挟み約20分経ったので出発する。スマホに田幸兄が入れてくれた「演歌ベスト」を聞きながら、カラオケ再開の日に備えつつ進むと、すれ違う人たちが振り返る。ずっと桜並木が続き、要所要所には小公園やベンチがある夏場には絶好の散歩道なので、人出も多い。

 今井街道、新大橋通りを通過し、右手に船堀タワーが見えてきたので右折し、船堀日枝神社に参り、疫病退散を祈願して、
船堀駅に午後1時過ぎに到着した。

 一之江境川親水公園は絶好の散歩道なので、次回は新川経由で再訪する予定です。(村谷 記)

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 コース
  
都営新宿線・一之江駅〜仲井堀親水緑道〜新中川の土手〜南椿橋〜一之江名主屋敷〜一之江境川親水公園〜一之江抹香亭〜手ごろな公園〜船堀日枝神社〜都営新宿線・船堀駅
     <歩行距離:5.5km±α、歩行時間:1時間30分±α>

   *江戸川区の親水緑道のページを参考に歩きました。

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