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 ※小田急自然ふれあい歩道「柿生駅(王禅寺コース)」を参考に、ゴールを変更して歩きました。
  …小田急のページは削除されましたが「meseta」さんのページに転載されていました。
<9月27日(火)今年最後の真夏日の丘陵散歩(柿生駅〜新百合ヶ丘駅)>
 
 真夏日が予想された曇天の朝、小田急線・柿生駅南口改札前に、滝澤・田幸・村谷・山内の4人が集合した。
 
 駅前商店街を左折し、線路沿いに新百合ヶ丘駅方面に向かって北上する。
緩やかな坂を上って下り、蕎麦屋の手前から急な坂道に入る。右手にはナナカマドが色付いてきており、 宮下&田幸  や  松戸&山内  と一緒に村谷がこの時期に宿泊した、涸沢ヒュッテから眺めた絶景を思い出す。
 
 ようやく尾根道に出ると左手に茶臼山緑地の表記がある。この地を鷹狩で訪れた徳川家康が、天下取りを果たした関ヶ原の戦いで陣地を構築した、縁起の良い茶臼山からその名をつけたそうだ。高台なのに未だに風は吹いてこない。
 
 急階段を下って真福寺川沿いのバス道路に出た。日光隧道バス停があり、横断する。
再び急坂を上り返し、区画が広い戸建ての住宅街を抜けてむじなが池公園に突き当たると、頭上を高い桜並木がすっぽりと覆ってくれる快適な遊歩道が現れほっとする。
 
 今の時期に咲いているフヨウ・シュウメイギク・ミズヒキソウなどの花々の写真が歩道沿いに何か所も掲示されていた。カメラ片手の老夫婦が茂みを熱心に探索中だったが、われらは先を急ぐ旅なので、どんどん緩やかな坂道を下る。
新百合ヶ丘駅方面へのバスの折り返し場「新ゆりグリーンタウン」の先から、左手の高台にある 白山神社 に参拝する。
 加賀の国から分社した由緒ある社で、先客が若手男性1人と、若くない女性が各1人ずつと計3人もいて、この蒸し暑さにもかかわらず熱心にお参りしていた。
 
 我らはともかく風をのみ請い願ってから急階段を慎重に下ってバス道路に降り立つ。渡ってすぐ左手に、そよ風が吹いているユリノキ並木の緑道が出現し、さっそくお礼申し上げる。
 
 犬を散歩させている老婦人と挨拶しながらすれ違う。
汗が引いて元気になり、住宅街を一気に通り抜けてようやく、 王禅寺ふるさと公園(「1000円もって公園へ行こう!」さんのページ)の裏門坂入口に到着した。
長い木の階段を登りつめた所に、当地の名前の由来にもなった日本最古の甘柿である「禅師丸柿」が植えてある。
 
 当地は、徳川二代将軍秀忠の正室・お江与の方の化粧地として与えられ、その後は増上寺の寺領となった場所だが、水不足等で耕作が
難しかったので、甘柿の栽培を始めたという。今回もまた先人の創意工夫に感心させられる。
 
 右手下の多目的広場から遠足らしい小学生の一団の声が聞こえてきたので、我らは咲き始めた大きな金木犀が何本も立ちふさがった木のテーブル付きベンチを昼食場所とした。
 
 そよ風が運んでくれる甘い香りを嗅ぎながら乾杯、久々のアップダウンの連続の後なので特に美味しい。
ヘルシーなつまみは一部を炙り、その他は十分に冷やしながらテーブルいっぱいに並べる。
一昨日打ち合わせ、申し込んだばかりの上海・蘇州・無錫・紹興・杭州・西湖などへの江南ツアーを話題に、缶チューハイにはその際残した黒霧島を添加し、ロックで飲むと一段と美味しい。
 
 飲食物が尽きたので立ち上がり、すぐ奥にある 「禅師丸柿」の原木 や北原白秋の歌碑がある 王禅寺 に参拝してから帰途に就く。
 
 当初案では柿生駅に戻るところだが、距離も変わらず足場が良い新百合丘駅に転進を決めて、王禅寺五差路を経由して賑やかな新百合ヶ丘駅にゴールイン。
 あちこち場所探しの後、 ジョナサン に落ち着き、軽いツマミと生ビール2杯づつで締めました。
 
 起伏が多い尾根道散歩ができました。(村谷 記)

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 コース
  
小田急線・柿生駅〜茶臼山緑地〜王禅寺第7公園〜むじなが池公園〜白山神社〜どんぐり山緑地〜王禅寺中公園〜裏門坂〜王禅寺ふるさと公園〜王禅寺〜王禅寺五差路〜小田急線・新百合ヶ丘駅
     <歩行距離:7km±α、歩行時間:2時間±α>

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★2016年9月27日(火)「自然豊かな公園と寺社巡り(柿生駅〜新百合ヶ丘駅)」

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