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★2016年9月13日「西渋谷台地巡り(渋谷駅〜中目黒駅)」

<9月13日(火)西渋谷台地の今昔を探訪する散歩(渋谷駅〜中目黒駅)> 

 先ほどまで激しく降っていた雨がほぼ上がり、渋谷駅前広場の ハチ公銅像 前は、待ちかねていた写真撮影のギャルたちの場所取りが始まった。
本日は久々に村谷単独行。落書きされた東急電車の車両はすっかり元通りになっていた。 

 西口に出て、玉川通りを大きな歩道橋で横断する。途中に水溜まりが残っていて、往来する歩行者の列が渋滞していた。
地上に降り立ってさくら坂を上る。
 突き当りにある 渋谷区文化総合センター に立ち寄る。平成22年11月に旧大和田小学校跡地に建てられた区民活動の総合拠点だ。
外に出ると雨がすっかり上がっていたので傘を折りたたんで杖代わりにする。
セルリアンタワーの横から南平台のお屋敷町をズンズン登る。聖ヶ丘教会に出会った場所から南平坂を下り、鉢山町交番前からかめやま坂を上り返す。

 左右にギニア大使館と、田幸と三浦父娘が訪問中のマレーシアの大使館がある。
旧山手通りに出る。渋谷川と目黒川に挟まれた西渋谷台地で最も高い尾根筋になる。この周辺には3万年前の旧石器時代から人間が居住していた遺跡が残る。

 以前に立ち寄った 西郷山公園 を再訪する。屋根付きのベンチがないため昼食は後回しにして散歩する。
隣接する菅刈公園に居を構えていた西郷従道が、兄の西郷隆盛を偲んで故郷の桜島から取り寄せた溶岩の石碑はまだ雨に濡れていた。

 再び旧山手通りに戻りエジプト大使館前に到着。シャッターの内側で車を整備していた運転手さんに了解を得て、スフィンクス像などを撮影した。
 続くデンマーク大使館の先の道路の両側には、代官山地区のランドマークであるヒルサイドテラスが広がっている。住宅兼店舗の集合住宅の走りで、槙文彦氏の設計で、昭和44年から平成10年にかけて7期に分けて順次建設されたという。

 近代建築とは対照的に、道の両側に
 猿楽塚(「墳丘からの眺め」さんのページ)が残っている。高さは5m程度の古墳で、南塚の頂上には 猿楽神社(「神社と御朱印」さんのページ)が祀られていたので、天候維持をお願いした。
 右の坂道のすぐ右手に、 旧朝倉家住宅(平成16年国指定重要文化財)があったので入園する。入場料は100円だが、60歳以上は無料とは有り難い。東京一の米穀商・朝倉虎治郎が大正8年に気付いた総檜作り2階建ての和風住宅だが、様式の設備も随所に取り入れられている。かつては広大な庭園から富士山が借景として眺められたと、管理者の男性から教えていただく。

 かつての鎌倉街道だった目切坂を下る。左手には広重の「江戸百景」にも描かれた「目黒富士」があった場所だ。
目黒川の川沿いに南下し、中目黒駅の線路をくぐり、環状6号線に出て、すぐ先のビルの2階にあるサイゼリヤに入る。
ランチタイムに突入したばかりだったが、すぐに4人席に案内された。
 折角なのでワンコインのハンバーグランチはライスをミニフィセルに変更し、赤ワインのデキャンタ(500cc)を頼んで、本日の坂道探訪を締めました。(村谷 記)


 コース
  渋谷駅ハチ公前〜モヤイ像〜渋谷区文化総合センター大和田〜セルリアンタワー〜聖ヶ丘教会〜鉢山町交差点(旧山手通りを横断)〜西郷山公園〜旧山手通り〜エジプト・アラブ大使館〜猿楽塚〜ヒルサイドテラス〜旧朝倉家住宅〜地蔵道しるべ〜目切坂〜元富士〜中目黒駅
     <歩行距離:4Km±α、歩行時間:1時間20分±α>

   ※渋谷まち歩き「若者に人気 おしゃれな代官山コース」を参照し、歩きました。
    …削除されたようです。


 
   ⇒ 「渋谷ウォーキングマップがありました。こちらを参考にしてください。

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