連日の猛暑が一段落し、快適な海風が吹き寄せる京浜急行・
新馬場駅北口改札前に、小林・田幸・村谷の3人が集合した。
先ずは第一京浜を横断し、
品川神社 に参拝する。階段の左手横から、
富士塚 に登る。
今朝ほど品川駅から
品川宿(「旅の途上で」さんのページ)へと歩いてきた田幸は、京都を目指す旧東海道歩きの人たち数人と一緒だったそうだが、左富士が見える吉原宿付近までは何泊を重ねるのだろうなどとしながら、神社の本殿側に降り立った。
本日の無事と曇天&微風継続をお祈りして、車道側から第一京浜に降り立ち、山手通りを横断して
旧東海道 (「人力」さんのページ)」に入る。
目黒川 沿いの
荏原神社 に参拝、社殿に掲げた扁額は三条実美の筆で江戸から最初の宿場に相応しい貫禄がある。
鎮守橋を渡り
海徳寺 (「猫の足あと」さんのページ)に立ち寄る。以前に山岡兄らとホームラン地蔵を参拝したことを思い出す。
この宿場では貴重な休憩所となっている
「街道松の広場」 でわれらも水飲み休憩。梅雨の合間の曇天で、気温&湿度が絶好な陽気に感謝する。
一旦街道と別れて右折し、南馬場商店街を西進、第一京浜を横断して碑文谷通りへと進み、
海蔵寺 にも参る。
不幸な運命で命を亡くした品川女郎衆を弔う寺と勘違いしそうだが、刑死・災害や事故で亡くなった人々を追悼する「投げ込み寺」として知られる。
ゼームス坂通り入ると、
「品川銀座」(「ほのぼのB級商店街歩き」さんのページ)の幟が続く。
住宅街の一角、高村智恵子が最後に入院したゼームス坂病院のあった場所に、光太郎が彼女の臨終を詠んだ
「レモン哀歌」が刻まれた智恵子の身長と同じ高さの碑(「墳丘からの眺め」さんのページ)が残されている。今日も
瑞々しいレモンがいっぱい供えられていた。
南品川5丁目交差点から右折して、
青物横丁駅手前の踏切を渡り、にぎやかな旧街道に戻る。平日ながら流石に人気の街道で、同年配の男女グループと引っ切り無しにすれ違う。
続いて、品川神社と並ぶ当宿場のランドマーク・
品川寺 に参拝する。真言宗醍醐派の別格本山で、
江戸六地蔵のひとつであり、樹齢六百年の大イチョウなどでも有名だ。
続く
海雲寺 は千躰荒神祭りで知られる。
長い階段があるせいなのか、無人の広々した広場の大きな木の下で店開きした。
まずは乾杯、いくつもの坂道や階段を上り下りしたので美味しい。
大ぶりのシシャモ・分厚い玉ねぎ天ぷら・大串の焼き鳥を村谷がバーナーで炙る。ママカリの酢付け・瓜ときゅうりの漬物・枝豆などツマミはたっぷり。
近況報告や上海旅行計画の打ち合わせなどで例によってたっぷり1時間の昼食大休憩をとった。
木の芽坂を下って街道に戻り、そのまま
勝島運河 へ出た。土手には、地元の商店街や学校の協力で菜の花や秋桜など四季の花々が植えられていて、
しながわ花海道 として親しまれている。
軽めのツマミとアルコールで締めました(村谷 記)
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コース
京浜急行線・新馬場駅〜品川神社〜荏原神社〜鎮守橋(目黒川)〜海徳寺(ホームラン地蔵)〜街道松の広場〜ゼームス坂〜海蔵寺〜高村智恵子記念碑(レモン哀歌の碑)〜品川寺〜海雲寺〜大井公園〜勝島運河(しながわ花海道)〜浜川砲台跡〜浜川橋(泪橋、立会川)〜天祖諏訪神社〜鈴ケ森刑場跡〜大森海岸駅〜JR京浜東北線・大森駅
<歩行距離:5km±α、歩行時間:1時間30分±α>
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