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 甲府市や四万十市で40.7℃を記録し、東京都心でも37℃となった日の朝の入間市駅の改札口に左近・百石・酒井・田幸・塩路・村谷・山内の7名が集合した。

 今日も木陰を求めて歩こうと、西武入間ペペ前から低地を目指しマンション街を抜けて入間川の支流、霞川・新霞橋へ。
水の流れは清く、鯉が群れになって泳ぎ、ハヤかヤマベか小魚がキラりキラリと光って見える。エサを探しているアオサギがいる。

 水辺の、ときどき途切れる桜並木を豊高橋まで遡り、霞川団地の先を右折し、高倉保育所から急な坂道を高台へ、国道16号線を歩道橋で渡り、左に茶畑を見ながら、高倉小学校、高倉公民館前を経て、飯能市・能仁寺の末寺である 高 倉 寺  へ。
こじんまりとしているが、趣のある山門をくぐると左手には国指定重要文化財の観音堂がどっしりと構えていた。

 境内には大銀杏の他、桜木も多く桜花爛漫のころを想像させる。
掃除をしていた方から、本堂の右手に休息所があり、エアコンと冷たいお茶のサービスがあるので涼んでゆくよう案内を受け、本堂で暑さ除けを願い、休憩所に入ると先客のご夫婦?がおられ、水・ほうじ茶・煎茶が選べる冷水器を紹介され、遠慮なく頂きました。

 その方から「シートを広げてお昼を食べるなら、本堂の左手から墓地へ下り、まっすぐに進み墓地を出てすぐ左手の森の中が良いのでは?明治天皇が明治16年に天覧山(その前の名は「羅漢山」)から陸軍特別大演習をご覧になられたことが有名だが、ここからもご覧になったという“御野立所跡”がある。下に西武線や市街地、上に加冶丘陵や秩父連山などを見渡すことができるところで、お勧めします。」と。

 教えられた通りに歩み、梵天山の森到着。真ん前に 2011年6月28日に訪れた加冶丘陵の桜山展望台 を望み、「明治天皇御野立所」碑の横の木陰で御開帳。まずはキンキンに冷えたビールなどでカンパイ!
左近家の烏賊煮、酒井農場特産のゴーヤの佃煮、田幸家の庭で採れたミョウガの酢漬け、村谷が札幌で仕入れてきた鮭トバ、など持ち寄りオカズで北海道在住の友や在京の友の近況や夏旅の話で、盛り上がった。

 木陰に座った筈が、お日様が巡りサンシャインになってきたので、お開きとし、台地の下へと下り、西武線の踏切を渡り、右折、鍵山交差点を左折すると、八王子千人同心が日光へと通った道 「日光脇往還 千人同心日光道」(「街道歩き旅」さんのページ)だ。と、吉田兄たちとこの街道を八王子から佐野、日光例幣使街道との合流点まで歩いた村谷が説明してくれた。

 鍵山歩道橋を過ぎてすぐ左側に明治42年に建てられ、昭和35年まで営業していた 旧 黒須銀行(現・埼玉りそな銀行の源流の一つ)(「旅に行き隊!」さんのページ) の古びた建物を拝観し、すぐ傍には繁田醤油の古びた建物が望めた。

 黒須公民館に入り、トイレをお借りし、休憩させていただき、クールダウンする。

 霞川を渡り、大正12年(1923年)に建てられた武蔵豊岡教会の解体直前の姿を見て、拡幅工事が進みつつある国道16号線に出ると対面に、ここも大正12年に建てられた 旧 石川組製糸西洋館  がある。玄関前で記念撮影し、居合わせた方に 開館日を尋ねると、今年は、9月、10月、11月に各1日あるとのこと。

 河原町交差点を左折し、一路入間市駅へと坂を登る。

 駅傍に昼呑み処は見つからない。駅傍らのラーメン屋に入ると、「ラーメンを食べない方にビールは出せない」と。
諦めて、たまには直帰することとしました。

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 コース
  
西武池袋線・入間市駅〜西武入間ペペ前〜新霞橋〜(霞川)〜豊高橋〜国道16号線を渡る〜高倉寺、明治天皇御野立所跡〜西武池袋線踏切を横断〜旧黒須銀行〜武蔵豊岡教会〜旧石川組製糸西洋館〜入間市駅
    <歩行距離 4km;歩行時間 1時間+α>

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★2013年8月10日(土)「のんびり散歩、旧石川組製糸が遺した足跡をたどる(入間市駅から周遊)」

さんぽ

 ※西武グループ・のんびり散歩「旧石川組製糸が遺した足跡をたどる」を参照し、ショートカットして歩きました。
  …このページは2016年8月31日に削除されました。