やま

<5月17日(金)新緑の三ツ峠山で富士山鑑賞>

 JR中央線・高尾駅7時47分発の河口湖駅行き電車に吉川&村谷の2名が乗車した。間もなく世界文化遺産に選定されるであろう富士山を真近で鑑賞するのが本日の目的だが、昨夜来の雨が上がり絶好のお天気になった。

 大月駅からそのまま富士急行線に乗り入れ、途中の東桂駅から河口湖周辺を遠足するらしい小学校1・2年生の一団がどっと乗り込んできて、居眠りする余裕がない。

 河口湖駅前のバス停で先着していた山内と合流、本日の参加者は3名。駅前の温度計は18度だった。
列の後ろには、われらと同年配の10名程度の男性の一団が並ぶ。車中の会話から、気が向いた日にいつでも山に行ける面々のようだった。

 9時40分に定刻通り発車したバスは、河口湖の湖面を見下ろす雲一つない富士山を眺めながら、30分ほどで終点ひとつ前の三ツ峠登山口バス停に到着した。
 全員が降りてしまったがバスは一つ先の天下茶屋まで行く。
すでに標高は1299m、頂上の開運山(1786m)まで500m足らずと高尾山並みの標高差しかない。

 頂上付近にある茶屋まで荷物運搬用の車が行き来するしっかりした登山道を、楽々登ってゆく。初夏並みの強い日差しは頭上の木々がしっかりとガードしてくれていて、誠に快適な散歩だ。途中ですれ違った若手自衛官の一団は、30キロの大きな ザックと、缶ビールの空き缶の山々や大きな焼酎ビンをぶら下げていた。

 山荘の一つ・富士見荘の横の富士見台ベンチに到着。
依然としてその全貌を余すところなく披露してくれる富士山をたっぷりと鑑賞する。
 広場に移動すると中学生の一団が先着していたが、少ないベンチの一つを年長者に譲ってくれたので、昼食とする。

 先ずはビールなどで喉を潤す。村谷は相変わらずバーナーを取り出して湯を沸かしカップ麺を食した。
腹ごしらえができたので、荷物を残して最高地点の開運山に向かう。砂礫が多くて滑りやすかったが、昨夜の雨で足元が固まっていて前回より登りやすい。

 狭い頂上からは、すぐ目の前の鳳凰三山、右手には一昨年松戸・山内とともに3人で登った八ケ岳、正面には昨年頂上直下まで迫った甲斐駒ヶ岳とその横の仙丈ヶ岳、更に正面奥には北アルプスの大キレットまでがくっきりと遠望できた。稀にない好環境に感謝して、長い下山の途に就く。 

 登りで楽をした分、長く段差の大きい下り道だったが、元気に走って上り下りする若者や励ましあいながら上がってくる親子連れに負けず、3キロの行程を約2時間で駐車場がある達磨石まで辿り着いた。

 このあと、駅までは5キロの車道歩きだったが、途中の大山砥神社に感謝のお参りを行ったお蔭で、三ツ峠駅4時ちょうど発の電車に1分前に間に合った。

 乗換駅の大月駅で30分近くの待ち時間があったので、構内の蕎麦屋に入り、キンキンに凍らせたジョッキに缶ビールを注ぎ、鳥モツ煮で時間調整を行う。
 次の乗換駅の高尾でも、恒例の 蕎麦居酒屋 −蕎麦と酒肴− 高尾そば たまの里 に入店し、八海山などの銘酒で、本日の労を湛えあってから、再会を約して散会しました。(村谷 記) 

                     このページのトップへ戻る

 コース
  
富士急・河口湖駅=(9:40発バスで35分)=三ツ峠登山口バス停〜(10分)〜分岐〜(80分)〜木無山展望〜(開運山山頂往復30分)〜三ツ峠〜屏風岩〜八十八大師〜(70分)〜達磨石〜(50分)〜富士急・三つ峠駅

                      前のページへ  次のページへ


★2013年5月17日(金)「三ツ峠山」

 ※参考:開運の山 三ツ峠山のページへ 

 ※2004年12月11日に、三ツ峠山に登りました。 

 ※2003年11月15日に、三ツ峠山に登りました。 

ホームへ