平日とあって学校へ急ぐ日大生に混じり、JR中央本線・上野原駅前8時28分発の飯尾行きバスに乗車したのは、松戸・池田夫妻・小川・向坂・村谷・山内の7名。
本日はこの時期だけの花の名所散歩に向かう同年輩の約20名と、登山口に最短のバス停八ツ田で下車しようと思ったところ、運転手が「午後2時台のバス便はありません」とのご託宣があり、次の午後4時20分過ぎまでは時間がありすぎるので、一同ざわめく。
ハプニングに強い松戸が、運転手からバス会社の電話番号を聞き出して交渉し、15〜20名の乗客を集めることを条件に臨時バス便の手配を取り付けたので安心して出発。
まだ咲き始めたばかりの桜の木々に見送られて、西コースへ出発した。
早くもゼンマイが実り、カタクリはそろそろ終わりの登山道を、ぞろぞろと登り始める。
首都圏近郊の他の山々とはちがって、ここ10年ほどで注目された坪山は、ほとんど整備されていない山道が魅力的だ。
いくつもある急斜面には、至るところでロープが張られており、緊張感が継続する。
本来の散歩日程は先週木曜日のはずだったが、松戸の直感で1週間ずらして花に期待したのだが、出発から1時間経過し、正解だった。
日陰ツツジと岩うちわの集落がお出迎え。厳しい登り路を辿ってきたご褒美をいただきました。
本来は満開のはずの岩かがみは、残念ながらまだ早かったようだ。
標高差500mをクリアーして、午前11時半に頂上(標高1,102m)にゴールイン。生憎の曇天ながら周辺の尾根が一望できて、心地よい風が積もり積もった汗を吹き飛ばしてくれた。
誠に狭い頂上には中高年20数名が一堂に会して手狭なため、記念撮影を手早く済ませて、少し下の斜面に移動して昼食休憩。ザックが落ちるのを心配しそうな傾斜だったが、持参の缶ビール&カップ酒で乾杯。本日も☆☆クラスの山が、自分の足で登頂できたことに感謝、感謝。
持ち寄ったツマミをお互いに融通しながら、急傾斜の下山に備えてしっかりと腹ごしらえ。
昨日の雨で滑りやすい下山路は、夫々手練のストックと、池田夫人お手製のフルーツケーキ&コーヒーの絶妙な提供に支えられて、順調にクリアーし、午後1時45分、迎えのバスが待つびりゅう館に到着した。
出発時間の午後2時半まで、生ビール&持ち越したツマミで乾杯、周辺の山々の新緑と遥か上の坪山頂上からの落差を再確認した。
松戸の絶妙の手配により、上野原駅到着後5分経過してやってきた電車で高尾駅に移動、定番の「たまの里」に入店し、芋焼酎&海鮮カキアゲ+豆腐サラダで締めて解散しました。(村谷 記)
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コース
JR中央線・上野原駅8:28発=(バス、約55分)=八ツ田バス停9:22着〜(120分)〜坪山山頂(昼食、11:30=12:30頃)〜(約90分)〜びりゅう館、14:00頃着、休憩約40分=14:43発(バス、約50分)=上野原駅15:32着、15:39発=高尾駅16:02着
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