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【おすすめポイント】
 4月半ばから5月上旬にかけて、ヒカゲツツジ、イワウチワ、イワカガミ、ミツバツツジなどが咲き乱れる花の山として、近年売り出し中。

【難易度】
距離は短いが、道幅が狭く きつい登りがあります!山頂は狭く、混雑時には食事も立って食べるようです。

★2008年5月3日(祝、土) 「坪山」

 4月13日に、吉川師匠たちと登り、ヒカゲツツジとイワウチワを堪能された松戸兄お勧めの、坪山花さんぽ

 昨2日の午後から雨が降り出してきて、花見客で大混雑のこの季節の坪山、悪天の日の翌日なら、ゆっくり花さんぽができて好都合。
 雨は、3日の朝まで降り、のち曇り、のち晴れとの予報で、われらが登山口に着くまでに雨は止む。と、晴れ男を自負するさんぽ人の都合の良い解釈で、小雨の中、家出する。

 
上野原駅8時25分着の電車を降り、改札口で1ヵ月ぶりに再会した、松戸・田幸・清水の3名が階段を登り、8時28分発の富士急山梨バス・飯尾行きバスに乗り込む。
 が、30名ほどの乗客、ハイカーの中に、いつもならひと電車早く来ている、雨の日でも風の日でも、独りでも歩く、主催者・村谷がいない。

 改札口に確認に行く。
8時28分発の上り電車が止まっているが、改札口に乗客の姿はない。

 富士急山梨バスは定時に発車、村谷に電話をすると、高尾駅に向かう電車の中と。
次のバスは10時25分 (>_<) 今日は別行動だ。m(_ _)m

 ところどころで
山藤や桐の紫の花が映える
新緑の鶴川に沿ってぐんぐん高度を上げて行く。
途中のバス停で、笹尾根・浅間峠や雨降山・権現山、また槇寄山・三頭山へ登るというハイカーを降ろしながら、50分ほどで
八ッ田バス停到着。

 バスを降りると、予報・予想・期待通り、雨は止んでいた。

 まずは、トイレで化粧直し、車中で着込んだ雨合羽を脱ぎ、スパッツ装着。
登山口で
ニリンソウの群落が迎えてくれる。紅白のハナモモが綺麗
タンポポやスミレ
が足元に。
畑の脇の花の終わったカタクリ群生地は??だが、
イチリンソウの群落地では可愛い白い花、チゴユリの群落では小さな白い花が歓迎してくれている。

 御岳神社からのコースと合流し、
東・西ルートの分岐に。花が多いという西尾根コースを進む。
滑りそうな
丸木橋
を慎重に渡ると小さな滝が見え、鬱蒼とした杉林になり、ヒノキ林になり、尾根筋まで登ると雑木林に変わった。

 尾根道に出ると、細い急な坂が続く。
混雑時期には、前の人のお尻を見ながら登り、ビューポイントで写真を撮る人がいれば、後ろの人は立ち止まるしかないだろうな、などと思いながら、えっちらおっちら登ってゆくと、13日にが花が一面にあったという、「ヒカゲツツジ群生地」「イワウチワの群生地」との案内板と、果実をつけた
イワウチワの群落があちこちに目につくようになってきた。
咲き残りの
イワウチワの薄いピンクや白い花を求めて、見つけるたびに覗きこむ。

 
ミツバツツジのピンクの花もあちこちに現れてきた。
しかしヒカゲツツジは咲き終わった木々ばかりが続く。
松戸から“上にはまだ咲いているヒカゲツツジがあると思う”との励ましを受け、登り続ける。

 初めて見たシャクナゲ似の
ヒカゲツツジは、弱々しく、派手さがなく、淡黄色・クリーム色の花弁がしおらしく、カワイイ。

 ロープの張ってある、急登の狭い岩尾根の道になると、綺麗に咲いている
ヒカゲツツジの木も増えてきてほっとする。

 
イワカガミの花も目立ちはじめた。
松戸から“13日に来たときには、イワカガミの花は全くなかった”と。

 山頂近くなると、さらに急登となったが、道の両脇と、右急斜面一面に5分咲きの
イワカガミのピンクの清楚な花が張り付いていて、
ヒカゲツツジとのコントラストも良く、疲れは吹っ飛んでしまう。

 存分に楽しみながらヒョイと
坪山・山頂到着、広さは1坪?ほど、高川山より狭い狭い。
早速、記念撮影だが、他のパーティはいない。∴3人揃っての写真は撮ってもらえない。

 山頂にはぎっしりと可愛い白い花をつけた
アセビの低い木が数本あるだけで、360°見渡せるが…
晴れれば、富士山・大菩薩連嶺・飛龍山・雲取山・三頭山・御前山・槇寄山・笹尾根・生藤山から陣馬山、権現山・・・が見えることでしょう。

 狭いながらも3人で座るには十分充分、シートを拡げ、乾杯。
食事場所が確保できない場合に備え、道端ででも簡単に食べられるれるような、いなり寿司などの昼食を摂り、
新緑の山肌を雲が湧き上がるさまを眺めながら、のんびりと過ごす。

 正午、びりゅう館目指して下山開始、完備された道標に従い、急坂を下り、アップダウンを繰り返し、ところどころ、雨上がりで滑るナナメになった道ではロープにつかまりながら半歩半歩進む。それでも滑る (-_-;)

 左が檜林、右が雑木林。新緑、薄日に淡い緑の葉が透けてすがすがしい。
稚児百合、ヒトリシズカや、イカリソウ、ヤマブキの花を楽しみながら、民家の屋根が見えるようになり、滑らないようにもうしばらく下って、午後1時半、びりゅう館の脇に出た。

 登山口からここまでの間、他の登山者には1人も会わずに、坪山を貸切ることができました。今朝までの降雨に感謝。

 まずは、タワシ付き洗い場で、靴やスパッツのドロドロを綺麗に洗い落とし、「びりゅう館」入館。
玄関で備え付けのスリッパに履き替え、
クマガイソウなどを売っている売店を見て、食堂へ。先客は2組だけ。
 ビールとジャガイモの味噌煮を頼み、乾杯。持ち込みの肴も並べて、もう1杯…。

 ゆっくり時間調整、帰りには「山梨観光&イベントガイドブック 2008.4.1~6.31 “週末は山梨にいます」 の クーポン券で丸太の輪切りで作られた「坪山登山記念コースター」をいただいきました。

 県道に出て、
中学校前から14時43分発のバスに乗る。
先客は蕎麦打ち体験をして、その蕎麦を持ち帰るという夫婦連れだけ。
途中で権現山を登ってきたという中年女性2人連れが乗車、
鶴川の流れに沿って、薄日が差して綺麗な
新緑を楽しんでいるうちに、上野原駅到着。上り快速電車に乗り、車中で解散しました。

清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
 素晴らしい花の山、ありがとうございました!
 そこで花の5・7・5、たくさん作ってみました。


 ◆坪山」という山を全く知りませんでした。

  「坪山は 売り出し中の 花の山」

 ◆小雨模様で上野原を出ました。

  「雨降るも 花を求めて いざ行かん」

 ◆イワウチワは見ごろが過ぎておりました。
  「イワウチワ 花咲き終えて 静か顔」

 ◆素晴らしいヒカゲツツジの群生地でした。
  「黄が続く ヒカゲツヅジの 山斜面」

 ◆驚きました!アルプスの花がなんでいるの?
  「感動は ピンクに染まる イワカガミ」

 ◆一株や二株ではありません。群生しているのです。
  「イワカガミ 岩いっぱいに 咲き誇る」

  「見渡せば これぞ群生 イワカガミ」

 ◆頂上は一坪くらい、雨に恵まれて誰もいませんでした。
  「頂上は 狭くて広い 我らのみ」

 ◆下山道は新緑の中でオゾン一杯です。
  「新緑と 花の行列 坪山路」

 ◆美しい花でしたが、坪山はなかなか厳しい山でした。
  「群生花 それを支える 急登道」

 ◆イチリンソウ、ニリンソウ、イカリソウ、ヒトリシズカと花一杯。
  「山道の 白い花々 語りかけ」

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 コース
  JR中央線・上野原駅~富士急山梨バス・飯尾行き、8:28発=(バス約54分)=八ツ田バス停、標高:約560m~(2時間)~坪山、標高:1,102m~(1時間30分)~びりゅう館、標高:約540m(食堂、ビールあり、バス発車時刻まで時間調整)~(2分)~中学校前バス停 14:43発=(バス約50分)=上野原駅
  <合計歩行時間 約3時間半>


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びりゅう館ではクマガイソウを売っていました。⇔


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