「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花。
萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌の花」 (山上憶良)
【9月18日(日)猛暑の中の秩父・秋の長瀞七草巡り】
真っ青な青空の下、秩父鉄道線・野上駅改札口に集合したのは、酒井・百石・山岡・村谷・山内の5名。
真夏並みの暑さとあって、七寺のうちで、今丁度真っ盛りの寺を巡ることに決めて出発。
先ずは国道140号線に出て、セブンイレブンで昼食の買い足し。そこに左近&田幸から、電車の接続の関係で50分遅れで合流するとの連絡があり、洞昌院を拝観して、野上駅へ戻り合流することとする。
射撃場入り口手前から、山道に入ると程なく大型バスが数台停車している洞昌院の駐車場。
寺の門前の両側には、早くも白・黄色の萩の花が咲きそろっていた。
狭い階段をバスから出て来た観光客と並んで登ると、さほど広くない境内は人・人・人。
本日の無事を祈って、女坂から門前に下ると、これまた満開近い彼岸花が足元に勢揃い。来週の高麗が楽しみだ。
涼しく感じる風に吹かれながら坂道を下り、再び140号線に沿って、野上駅へ。(以上、村谷 記)(以下、田幸 記)左近&田幸と合流し、踏切を渡り、満席の乗客全員がオレンジ色のライフジャケットを着用した長瀞ライン下りの舟が下ってくる荒川を高砂橋で渡り、右側の「長瀞げんきプラザ」前を過ぎ、しだれ桜でも有名な藤袴の法善寺へ。
目立たない紅紫の小さな花を愛で、曇空・高湿度・無風〜微風・気温31℃の下、金ヶ嶽の下・春日神社入口前の 草むらの空き地? 駐車場?を昼食場所と定め、開宴。
左近家の烏賊煮、山岡が仕入れてきた鰹の酒盗、酒井が作ったゴーヤの佃煮などをつつきながら、村谷・山内たちが炎天下の4日間を歩いてきた 「塩の道、千国街道(松本〜南小谷)」歩き や 傷 or 病の方々の近況など、各種情報を交換した。
食事中にまた青空が広がってきたが、移動することなく耐熱!! 飲み食べ喋り続けること約1時間、熱中症発症直前でお開きとした。
金石水道橋の手前、長瀞オートキャンプ場には多くの車とテント群、大勢の人々、3連休の中日だからでしょう。
気持ち良い川風に吹かれながら橋の上から、荒川を流れ下るライン下りの舟やカヤックやゴムボートを眺める。
気持ちよさげに 水遊び or 泳いでいる人々がうらやましい。
女郎花の真性寺には鮮やかな満開の黄色、黄色、黄色の花々。花を愛でながら、小休止。
寺の直売所で何人かがエシャレットを購入。農民の酒井から「半分は食べずに庭に植えて、来年以降の収穫を楽しむよう」アドバイスがあった。
長瀞駅近くまで続く桜並木の木陰を歩き、ライン下りの乗客などの観光客でごった返す岩畳近くを通り抜け駅前へ。
ここで、真夏日・最高気温32℃の残暑歩きに疲れが出た百石と山岡が早退。
なでしこジャパン縁?の不動寺へ行こうと、北へ向かう。
天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店などのカキ氷屋の店先には行列が出来ている。
緩やかな・長〜い坂道を登り、宝登山神社の大駐車場へ。ここで、左近も疲れが出て早退、茶屋で休憩。
大駐車場のはずれから不動寺の参道に入る。
枝垂れ桜、階段左に白花の曼珠沙華の列、右に薄紅紫色の撫子が続いている。
本堂前には花壇があり、撫子とともに長瀞七草寺の寺名札とその寺の花を紹介する一画が作られていて、今日は訪れなかった“桔梗の多宝寺”の部分を写した。
本堂で真言を唱え、本日の参加者・家族・友人・日本国民・世界人類の無事を祈り、駐車場の茶屋でアイスクリームや冷たい飲み物で一息入れる。
長瀞駅午後3時丁度発の池袋行き快速急行に乗車、途中 満席近い乗客を乗せた熊谷行きSL、パレオエクスプレスとすれ違い、駅ごとに乗客を加えながら、ほぼ満席近くなってゆきました。
8月下旬に早くも秋が来たのか?と思っていたのに、9月中旬になって真夏復活!! カラダに優しくない1日でした。
秋の七草たちも戸惑っていることでしょう。
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コース
秩父鉄道線・野上駅〜洞昌院(萩)〜野上駅〜高砂橋〜法善寺(藤袴)〜金石水管橋〜真性寺(女郎花)〜北桜通り〜秩父鉄道線・長瀞駅〜不動寺(撫子)〜秩父鉄道線・長瀞駅
なお、道光寺(尾花)・遍照寺(葛)・多宝寺(桔梗)には行きませんでした。
<所要時間 2時間45分+秋の七草鑑賞>
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★2011年9月18日(日)「長瀞七草寺めぐり ( のうち、四ヵ寺)」
※2007年9月8日(土) 「長瀞七草寺めぐり(のうち、六ヶ寺)」{除・不動寺(撫子)}に行きました