★2007年9月8日(土) 「長瀞 七草寺めぐり ( のうち、六ヵ寺)」

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  ※2011年9月18日にも七草寺=七ヶ寺のうち、四ヶ寺をめぐりました。

  【おすすめポイント】
   まだ都会では暑い夏。ちょっと涼みに 清流、荒川・長瀞付近で秋の七草を楽しみながらの寺めぐり、そよ吹く風のなか、のんびり散歩。


  【難易度】
 ★
アップダウンが多少ありますがしっかりした道です。きれいな花を楽しみに 次の寺まで、また次の寺まで…

秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花。
 萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌の花
」 (山上憶良)

 昨日 神奈川県に上陸し、今朝は北海道にいる台風9号。
荒川は増水し、濁流になっているが、秩父地方は晴天・台風一過の好天だ。

 秩父鉄道・
樋口駅のホームに、田幸・古澤・清水・村谷の4名が集合。
寛保の大洪水時にはホームの屋根位まで水が上がったとの看板がホーム横、国道140号線横に掲げられいる。
 待合室には「秋の長瀞 七草寺めぐり9月15日(土)西武鉄道・秩父鉄道合同ハイキングなどのポスターが張られている。
余談だが、ホーム上にあるトイレがきれいだ。是非ご利用を (*^^*)

 改札口で、七草寺めぐりの地図入りパンフレットを頂き、出発。
道光寺を見終えて、樋口駅前経由遍照寺へ向かう人々と対向しながら、
荒川にかかる白鳥橋を渡って尾花の道光寺到着。
 山門下で和菓子屋さんが店を出していて、お接待=水羊羹の試食サンプルを頂く。
ちょっと
ススキには早い時期だが、いろんな種類のが植えられていて楽しい。

 
樋口駅まで戻り、国道140号線経由ちょっと坂道、山道を登って、高台の山中にある葛の遍照寺へ。
葛棚に這わせていて、その下のトンネルが通れるようになっているので、われ等も葉っぱの下に潜る。
地味な花なのに、さらに台風で花が飛ばされていて、花より太陽に透けた緑を楽しんた。

 急な下り道を
天満天神宮へと下る。境内脇の空き地に石が積んであり、石材屋さんの中にある感じの神社だ。
本殿が少し高い場所にあり、女性数名が食事をしているのが見えた。
 われ等もここで昼休みにしようと本殿脇の階段を登って、びっくり。
本殿前で、お嬢さん方、十数名がお食事中でした。

 われ等も本殿横にシートを広げて開店だ。
真夏日の健闘を祝しビールで乾杯!美味。
 古澤兄手造りの“食彩浪漫・男の手料理” 豚肉薄切りちゃーしゅー風煮、キュウリとパプリカの胡麻油いため(どちらもおいしくできていました。感心感心)などと、持ち寄りの盛り沢山の肴、風の通り抜ける木陰で、大休憩。

 お嬢さん方がほぼ食事終了、「余りものだけど、ビールのつまみに…」と枝豆を頂く。
「家で漬けたキュウリをどうぞ」、鷹の爪がきいていて美味しい。
また、「ナス漬けです」と、ビールに合う品を頂き、どれも美味しく感激 (*^o^*)
止むを得ず、飲める2名はビールや酒を追加だ (*^^*)
お聞きすると、熊谷の“子熊会”というウォーキング、ハイキングのサークルとのこと。

 子熊会一行18名(うち女性16名)が先発し、蝉時雨のなか4名だけになった。
しばしのんびり過ごし、神社横の墓地の先を登ると、紅白1万本の
萩の寺・洞昌院だ。
まだ、ちらほらとしか咲いていない花を愛でる。

 里山から国道を横断し、秩父鉄道の線路を渡り、
桔梗の多宝寺へ。
本堂脇の女郎花がきれいだ。寺の前に桔梗畑があり、青紫や白の花が咲いているが、残り花。
背が低く、迫力はない。

 濁流の
荒川高砂橋で渡り、しだれ桜でも有名な藤袴の法善寺到着。目立たない花がまだ咲き揃っていないので…

 荒川を金石水道橋で渡ると、濁流を3隻のカヤックが下っている。お気をつけて…
神奈川県・中津川では、この日カヤックが転覆し、2名が亡くなったとのこと。
橋のたもとのオートキャンプ場はテントサイトや駐車場が泥まみれだ。

 
女郎花の真性寺は満開の花で黄色、黄色、黄色。子熊会一行に再会し、われ等も花を愛でながら、小休止。

 
不動寺撫子は宝登山ロープウェイ山麓駅のそばとちょっと遠いし、花は見ごろを過ぎたようだし、熱中症予防のため、今回は見送ることとし野上駅に向かう。

 
尾花・葛・萩・桔梗・藤袴・女郎花・撫子それぞれの見ごろが違うので、すべてが満開という時期はないのはいたしかたないことですね。
 
葡萄の即売店も出はじめて、のどかな田舎の風景を楽しみ、小さな秋を感じてきました。

 駅前の自販機で冷たい飲み物を求め、乾いた体に与える。
この駅のトイレもきれいだ。

 帰りは西武秩父駅・仲見世通り・中間の広場経由、西武線で帰る事とする。

 風を求めて下りホームに行くと、子熊会のお嬢様が数名上りホームにこられた。
残りの方たちの消息をお聞きすると、秩父名物・冬に作った天然氷のカキ氷を頂いているという。

 子熊会のお嬢様たちの乗った羽生行き電車を見送ると、間もなく上りの熊谷行き
SL、パレオエクスプレスが走ってきて、停車した。
近頃、鉄道ファンが増えている影響か、満席近い乗客だ。
早速カメラを向け、パチリ。

 SLを見送ると、ようやく下り電車が来た。冷房完備で涼しい!火照った体に心地よい。

 
御花畑駅から西武秩父駅・仲見世通り広場へ、田幸と古澤が「秩父名物・秩父餅」を求め、その間に清水と村谷が中間の広場のテーブルを確保、ビールとツマミを仕入れ、落ち着く。

 池袋行き快速急行はガラ空きで発車、2ボックスを横並びで占拠、秩父線内の途中駅からもパラパラとしか乗ってこなかったので、ゆっくりくつろいで、おしゃべりしながら、うたた寝しながら帰りました。


清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
<長瀞 七草 寺巡り5・7・5>
 長瀞町 樋口駅から秋の七草に所縁のあるお寺を訪ねました。

 ◆1.尾花=道光寺

  「ススキより 品を感じる 尾花なり」

 ◆2.葛(くず)=遍照寺
  「葛の木の トンネルくぐり かくれんぼ」

 ◆昼食:天満天神社
   
熊谷から花を愛でる女性グループから美味しい差し入れを頂きました。そこで一句
  「花を識る 子熊の会の お嬢様」

 ◆3.萩=洞昌院

  「七草を 代表しての 萩の花」

 ◆4.桔梗=多宝寺
  「清楚なり 桔梗の色は 玄人美」

 ◆5.藤袴=法善寺
  「藤袴 香りの漂う 静けさよ」

 ◆6.女郎花(おみなえし)=真性寺
  「小さくも 黄色く咲くは 女郎花」

 ◆7.撫子(なでしこ)=不動寺
  「かわいくて 撫でてみたいな 撫子さん」

 ◆反省会:秩父仲見世通り
  「七草の 話をアテに ビール好し」


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 コース
  秩父鉄道線・樋口駅〜道光寺(
尾花)〜遍照寺()〜洞昌院()〜多宝寺(桔梗)〜法善寺(藤袴)〜真性寺(女郎花)〜秩父鉄道線・野上駅
 なお、不動寺(撫子)には行きませんでした。
  <合計歩行時間 約3時間>

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