★2009年8月11日(火)「川越七福神めぐり」
早朝の静岡で震度6弱の地震、関東地方への台風9号接近にも拘わらず、JR川越線・東武東上線川越駅改札口に集合したのは、酒井・百石・田幸・山岡・村谷の5名。
霧雨が降っていたが、絶好の暑さしのぎと傘も差さずに出発。
東口から川越マインを半周し、先ずは七福神第一番・妙善寺へ。なぜか正門が閉まっていたが、東側の裏門から入って毘沙門天に参拝。早くも秋の七草・女郎花が咲いていて、
「手にとれば袖さへ匂ふ女郎花 この白露に散らまく惜しも(山上憶良)」の歌と共に鑑賞して次に向かう。
…「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花
葛花 撫子の花 女郎花 また 藤袴 朝貌(あさがお)の花」 (万葉集 ) との歌も山上憶良の作でしたね。
仙波小学校に差し掛かる頃には、雨がすっかり上がってしまった。
第二番の天然寺は、国道16号線に面した名刹で、池には金・銀・紅・青など色りどりの太った錦鯉がのんびりと泳いでいた。
ここでは寿老人が大らかにお待ちかね。
これ以上の長生きは無用?の面々ながら、孫の成人式には立ち会いたいものだなどと、贅沢なお願いをする。
途中の地元農産物直売所で、昔懐かしい曲がったキュウリなどを買い、坂を上り返して北上する。
川越第一中学校を通過した右手に食品&酒併売のドラッグストアがあったので、昼食の買い増しをする。
光西寺と中院は前回参拝済みなので省略、喜多院に隣接する、国指定文化財・仙波東照宮に入ると右手に好適な広場が出現したので、昼食休憩とする。
すっきりと晴れ上がった空の下、シートを思い切り広げ、持ち寄ったツマミを並べる。
酒井農園で今シーズン最後の収穫のブルーベリーはじめ、いつもと同じくヘルシーな顔ぶれだが、量には不足があろうはずはなく、飲兵衛数名は当然2本目の栓を開けた。
夏休みや、社友会秋季リーグ戦など話題に不足はなく、あっという間に小1時間。
そのまま、第三番・喜多院で大黒天に参拝する頃には青空が広がっていた。
春日局の化粧の間や家光公誕生の間、五百羅漢は既に観覧済みなので先へ進む。
隣接する第四番恵比寿天の成田山川越別院も大規模な建物で、当地が江戸時代に隆盛を誇った証の一つだろう。
川越城本丸御殿は平成23年3月まで保存修理工事中のため、西に向かう。
敢えて蔵作りの町並みの1本裏側を北上し、埼玉りそな銀行川越支店は裏側から鑑賞、天候が好転して人手が出てきた大手町交差点を左折して、時の鐘・薬師神社で老眼、白内障や緑内障など眼病防止をお祈りする。
蔵造りの町並みは電線がなくて視界が広々する。ドライバーの山岡によれば、もっともっとこんな道が増えれば運転しやすくなるという。
札の辻交差点を左折して、菓子屋横丁へ。
冷やかしただけで、新河岸川の川沿いを左折し、第六番・見立寺(布袋尊)へ。
折から音楽に合わせた発表会を行っていたので、先へ進む。
燦々と照りつける夏の日差しの中を、持参の傘を日傘にして川沿いに南下、少し迷って散歩中の男性に近道を教えてもらって第七・番妙昌寺(弁財天)へ。
唯一の女神様はやはり心がなごむ。
再び蔵造りの道に向かう途中、路地で放し飼いの鶏に出会う。飼い主の呼び声で10数羽が集合、東天紅と教えてもらった。
裏道から第五番・連馨寺に入り、おびんずる様の横におられた福禄寿神にお参りし、七福神巡拝を終え、本日の労苦を称えあう。
中央通りを南下し、中原町バス停先の交差点を左折、今年5月にオープンしたばかりの鏡山酒造跡地に入る。無料休憩所や売店、明治蔵・大正蔵・昭和蔵など豊富な観光スポットで、NHKで放映中の「つばさ」の放映セットなどがあった。
観光ガイドの方に川越についてお教えをいただきながら、しばし涼んだ。
時刻も歩行距離も十分なので、打ち上げ場所を求めてJR線・東武東上線川越駅に向かって、心地よい通りを南下、朝方に村谷が目星をつけていた日本海庄やに入店。
いつものように、ビール等で快適な盛夏の散歩を締めくくった。(村谷 記)
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コース
JR川越線、東武東上線・川越駅〜妙善寺〜天然寺〜喜多院〜成田山〜時の鐘〜菓子屋横丁〜見立寺〜妙昌寺〜蓮馨寺〜西武新宿線・本川越駅 or 川越駅
<合計歩行時間 約2時間半>
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※2007年10月1日にも川越さんぽをしました。クリックしてご覧ください。
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