★2008年4月13日(日) 「塩山桃源郷、信玄の里コース」
東京地方は雨、甲州市地方は曇りの天気予報の日の朝、肌寒い曇り空の下、JR高尾駅を出発した列車に仲間の姿は見当たらない。
独り 桂川の流れとともに、芽吹きの新緑・散りかけの桜・山吹の花・菜の花・レンギョウ・水仙・雪柳・花桃など春の景色を楽しむ。
猿橋駅を過ぎるあたりからの桜は満開、笹子トンネルを抜けると薄日がさしている。
甲斐大和駅駅横の桜も満開、しかし勝沼ぶどう郷駅あたりからの桜はほとんど散ってしまっている。
塩山駅到着。ちょうど甲府発のSLが到着したところだったので、機関車の前まで写真を撮りに行く。
昨日は、吉田兄主催、清水・村谷兄が協賛されての、“旧甲州街道歩き”で甲府から韮崎まで歩き、甲府で一夜を過ごした村谷が出迎えてくれた。
※吉田兄の『旧甲州道中」餐歩旅』は、ここをクリックください。
なお、旧甲州街道と併行して、吉田兄が主催されている「旧東海道餐歩旅」に、滝澤・清水・村谷兄が同行し、来週、4月18日から21日まで、
JR・磐田駅=〜浜松宿〜舞坂宿〜 (泊) 〜新居宿〜白須賀宿〜二川宿〜吉田宿〜豊橋 〜(泊)〜御油宿〜赤坂宿〜藤川宿〜岡崎宿〜 (泊) 〜池鯉鮒宿〜鳴海宿〜宮宿=JR・名古屋駅 間、東海道線の時刻表で観て見ると、JR・磐田駅〜JR・名古屋駅間=120.1kmの長丁場 ⇒ 4日間! に出かけられるとのこと。一日30km、四国遍路並ですね。
四国遍路を打ち上げられた吉田兄&村谷兄はじめ、皆さんお元気です。
※吉田兄の『旧東海道餐歩旅』は、ここをクリックください。
さて、集合時刻に塩山駅・改札口に集合したのは田幸と村谷の2名だけ。
当初予定の 塩山桃源郷 “一葉の里コース” には、昨年の4月7日にも行ってきました。
↑ クリック下さい。 ↑
ということで、「第6回えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり」チラシ裏面の Enzan Map に“一葉の里コース” と “信玄の里コース”
が載っていて、まだ歩いていない“信玄の里コース”を歩くこととした。
北口に出て、武田信玄公像横のトイレをお借りし、甘草屋敷前の案内所をのぞく。
絶好のハイキング日和の昨日、募集人1,00名で「駅からハイキング・こうしゅう桃源郷と慈雲寺」のイベントが実施された名残? 各々 塩山のパンフレット・駅からハイキングバッチ・樋口一葉の五千円札を模した「一葉お札せんべい」2枚入りを頂き、いざ出発。
※「信玄の里コース散策路」の案内図の載っている甲府市観光協会のページ
道標に従い、秋葉神社で本日歩行中の降雨なきことをお願いし、
向嶽寺で重要文化財の中門を見て、国の名勝指定の庭園、国宝の絹本著色達磨図、重要文化財の絹本著色三光国師像&絹本著色大円禅師像などは拝観しないで、先へ進む。
※向嶽寺の記事のある 「武田家の史跡探訪」 さんのページ
花盛りのモモ、まだ枯れ木のブドウ、ころ柿になるという芽吹いたばかりの柿畑、西洋タンポポ・ヒメオドリコソウ・オオイヌノフグリなど野の花、果樹畑のふちに植えてあるさまざまな種類のスイセンを愛でながら、見事な花盛りの枝垂れ桜、トイレ&灰皿つきのあずまも完備の白髭神社到着。
枝垂れ桜の下で記念撮影、小休止。
笛吹川沿いに、手入れが行き届いた庭つき民家が点在する田園地帯を進む。
野の花の群落の中に白花の日本タンポポを見つけ、接写。
聖徳太子が富士山を訪れた際に立ち寄った?という、「太子堂」が建ち、聖徳太子の「腰掛石」や「太子橋」などがある、ベンチ&」テーブル、喫煙所完備の浄土真宗大谷派・常泉寺で南無阿弥陀仏と念仏を唱え、本日の無事息災を祈り、小休止。
秩父往還の一部を経て、道標がなければ入りこまないような農家の軒先を通る小道を通り、山本勘助不動尊に到着。ここにもベンチが置いてある。
※山本勘助不動尊で検索した結果ページへ。
昼になったが、昼食場所として、お寺や神社の境内ではバツ… 果樹畑でも…
適所をさがすが、見当たらないまま、ちょっと北上して、武田信玄の菩提寺、 恵林寺 (←クリック)到着。
“風林火山” “ほうとう” “信玄餅” の幟がはためく土産物屋や飲食店が立ち並び、ハトバスなどのツアー客で込み合っている。
国重要文化財の四脚門をくぐると、満開のときはさぞ美くしかったであろう見事な桜木が並んでいるが、すでに葉桜。
織田信長に焼き殺された快川禅師が「安禅不必須山水 滅却心頭火自涼」と言ってここで亡くなったという三門をくぐり、開山堂で合掌。
拝観や信玄公宝物館への入館は省略し、信玄公のお墓を覗き、明王殿で武田不動尊に参り、西参道から観光バスや自家用車が多数止まっているレストラン兼土産物屋「信玄館」前へ出て、秩父往還を北上する。
すぐに、季節ごとにツツジやボタンなどが楽しめる“花の寺”、縁結びの寺 放光寺 (←クリック)だ。
北村西望先生作の観音さまを拝観し、本堂へ。
和尚さんが般若心経を唱えておられ、村谷が唱和する。
花むしろの桜花、花桃、スイセンなど花々に溢れる境内を散策し、駐車場手前の橋で記念撮影、すぐ南に復元された水車小屋があり、ここでもパチリ。
滔々と流れる用水路に沿った果樹園の道を松里中学校から、親子連れがそぞろ歩いている、塩山ふれあいの森総合公園へ。
ようやく昼食にありつける。
立派なあずまやがあるが、親子連れのために空けておき、柔らかい日差しの降り注ぐ ベンチ&テーブルを1台拝借、開店。
…家へ帰って気象状況、本日の最高気温を見て見たら、東京都区内=10.8℃ ⇔ 甲州市=18.0℃ \(^o^)/ (*^|^*)
塩ノ山(標高552m)が目の前、遠くにちらほらとピンク色は望めるが、このあたりは葡萄畑なので、枯れ木の風景だ。
昼食の後、右折して塩ノ山のふもとにある塩山温泉郷経由で駅へ向かうコースだが、右折の道標を見逃したようで、八王子まで97キロの表示がある新千野橋に至ってしまった。
ここを直進すれば、“一葉の里コース”で、遠く桃の花々が霞のように見える。
右折し、駅へ向かう道中、慈雲寺のイトザクラ見学だろうか?登ってくる人々に結構出会う。
駅北口帰着、改札口で時刻表を見ると、上りは行ったばかり、時間つぶし?に、昨年訪れた馬刺しの看板で「七福」という店を再訪し、喉の渇きを潤おすこととする。
馬刺し、冷奴をツマミに、ナマビール&地元 笹一酒造の吟醸酒「七福」で本日の散歩を総括した。
塩山駅、松本寄りホームの端に「日本最古の日の丸のある町」と書かれた碑石を発見。
遅延してきた高尾駅行き電車に乗り込む、運良く座れた。
笹子トンネルを抜けると空模様が怪しくなり、小雨がぱらついてきたが、歩いているうちは大丈夫とのジンクスを守れたことを感謝して散会した。
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コース
JR中央線・塩山駅〜甘草屋敷〜秋葉神社〜向嶽寺〜白髭神社〜常泉寺〜山本勘助不動尊〜恵林寺〜放光寺〜水車小屋〜塩山ふれあいの森総合公園〜塩山駅
<11km、合計歩行時間 約3時間>
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