★2007年4月 7日(土) 「塩山・桃源郷、一葉の里コース」
高尾山の桜鑑賞など、大勢のハイカーが行き来するJR線・高尾駅。
清水が、中央線から京王線に乗り換える池田&霧生兄に出会った。
池田&霧生の今日は「あおい会」での、高尾山〜景信山〜陣馬山縦走とのことで、お別れする。
帰宅後にお伺いしましたら、一丁平の桜花は、まだ早かったとのことです。
池田さん、霧生さんYSC山(散)歩でもお会いしましょう(*^。^*)ね。
4番ホームから、中央本線に乗り込んだのは滝澤・田幸・山岡・清水・村谷の5名。
都心より1週間ほど遅れて、いま満開の桜を車窓から堪能しているうちに、塩山駅到着。
早速、ホームで満開の桃花がお出迎えとは幸先がよい。
本日は、JR作成「山梨桃源郷おでかけガイド」“桃の花ハイキングおすすめコース・2”の「こうしゅう桃源郷と しだれ桜の慈雲寺」を巡る甲府盆地の丘陵歩きだ。
このコースで、明日、募集人500名で「駅からハイキング」イベントが実施される。
先ずは、北口駅前の武田信玄公碑から、すぐ目の前の甘草屋敷を訪れる。
江戸時代には漢方薬の原料である甘草を栽培していた藁葺きの切妻造民家で、江戸から昭和に至る各時代の雛飾りが展示されていた。
少し先の広い道路は奥多摩まで続く青梅街道。
八王子まで97kmの表示がある新千野橋の信号を横断し、桃の花が霞のように棚引く桃源郷に入る。
前回は表示が全くなく苦労したが、新たに角々に「一葉の里コース」の道標が辻々に作られていて随分楽に歩けるようになった。
樋口一葉の両親が大藤村(現在の甲州市塩山中荻原)出身であったため、このように命名されたという。
道の両側の桃畑で、授粉や花の摘み取りで忙しく働いていたおば様から、聞き上手の山岡&清水が、桃の実の出荷時期の調整に関する苦労話に耳を傾ける。
今年は、気温や雨の降り具合が不安定で、収穫予想がつきにくいそうだ。
棚田の稲作作りで毎年苦労している滝澤は、田植えの時期に想いを馳せているようだった。
桃に混じって、白いスモモや鮮やかなピンクのアーモンドの花々に囲まれて、坂道を登っていくと、大勢の人が集まる天龍山 慈雲寺に到着する。
境内のイトザクラ(根回り6m、樹高15m)は、四方に糸が垂れたように、淡い紅色の花を誇っていた。
参道の石垣や木道が整備されて、すっかりと歩きやすくなっていて、露店がいくつも出ていて、草もちや地物の野菜などを売っていた。
観光バスが着いたのを汐にさらに坂道を登り、大藤小学校のグランドで野球の練習中の生徒の技量を品定めして歩いているうちに、満開の紅白の桜に囲まれた向久保日向薬師に到着。
昼食休憩とする。
定番のツマミに、釧路産のつぶ貝の醤油煮や、千葉産のアオヤギの干物が加わり、眼下に広がる桃畑や甲斐の山々が嫌が応にも雰囲気を盛り上げて、締めのココアまであっという間だった。
後発のハイカーに席を譲って神輿を上げる。
さくらんぼのハウスが続く快適な下り道の途中に、武田信玄が黒川金山を訪ねた際に腰掛けたという大岩がある荒澤山 滝本院では、山菜蕎麦のよい匂いがしたが、別腹を持たない我等はそのまま通過した。
重川を越えて駅前に近づいたところで、馬刺しの看板で「七福」という店を発見、喉の渇きを潤おすことで一致する。
まずはナマビールでカンパイ。
馬刺し、煮込み、冷奴、酢を利かせた漬物など にくいツマミを、地元 笹一酒造の吟醸酒で平らげ、本日の散歩を総括した。
塩山駅への帰途に、隣の酒屋で甲州産の赤ワインと桃花入りクッキーを購入して、高尾駅行き電車に乗り込み、またの訪問を誓い合った。
首尾よく大月駅から全員が確保できたころ、空模様が怪しくなり、雨が降ってきたが、歩いているうちは大丈夫とのジンクスを守れたことを感謝して散会した。(村谷
記)
清水兄の本日の作品を発表します(*^_^*)
◆淡いピンクで埋め尽くされ、まさしく桃源郷!
「桃の花 塩山盆地 包み込む」
◆甲州市は花・華・花でした。
「桜咲き 桃に菜の花 花甲州」
◆慈雲寺の枝垂れ桜は見事です!
「慈雲寺は 枝垂れ桜と 一葉碑」
◆甲州はぶどうの産地ですが・・・
「干しぶどう 甲州名産 チリ生まれ」
◆仕上げはいつもの通りとなりました。
「馬刺しには ビールと酒と ワイン合う」
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コース
JR中央線・塩山駅〜甘草屋敷〜(桃花畑を通って)〜慈雲寺:イトザクラ(しだれ桜)鑑賞〜(さらに桃花畑を通って)〜南アルプスの展望台:向久保日向薬師〜塩山フルーツライン(高台から絶景の桃花の絨毯を愛で、さくらんぼの花畑を通って)〜滝本院〜塩山駅
<8.5km、合計歩行時間 約2時間ちょい>
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