★2007年7月31日(日)「仙川・下流域、等々力渓谷」
※仙川・上流部は2007年5月1日に歩きました。
今年の梅雨最後の日(関東地方は、8月1日に梅雨明けとのことです)
夏休み入りして乗降する学生の姿がめっきりと少なくなった、小田急線・成城学園前駅南口に集合したのは、田幸&村谷の2名。
曇り空の駅前から成城通りを少し南下、住宅街を左折し、打越橋から 前回(5月1日)に続く仙川歩き スタート。
両側に、今は住宅展示場・DIY売り場・テレビドラマの収録で使われるスタジオなど、旧・東宝撮影所関連施設が広がる。
映画でお馴染みだった「TOHO」の社章が懐かしい。
遊歩道のほとりにはレンガ造りの家が目立つ。よく見ると、全面、前面・正面だけ、1階回りのみ、とレンガが使われている範囲は様々で、予算の関係だろうか?
緑が多いのでセミの鳴き声も大きいが、油蝉ばかりでやや暑苦しい。
石井戸橋の先で、世田谷通りを横断した。
世田谷区立総合運動場あたりから、国分寺から続くハケ下の湧水が豊富になり、川の水が一層澄み切ってきた。
大ぶりの鯉や、カルガモが気持ちよさそうに泳いでいる。
東名高速道路を潜り、水神橋が最初の分岐点だ。
仙川本流は、4キロほど先で野川に合流しているが、われらは左折して六郷用水(丸子川)に進む。
最初のうちはほとんど流れていない水溜りだが、少し行くときれいな流れが復活してくる。
整備された岡本公園に入る。
左手がホタル園、右手が民家園になっており、歴史に関心が強いわれらは、江戸時代後期の農家を再現したという、古民家や土蔵を見学した。園内の夏野菜畑を耕している男性が1人。
横浜・三渓園の合掌造り家屋、野川沿いの次太夫堀公園の古民家と同様、囲炉裏番の女性が囲炉裏の傍らに静かに座って、炭をくべている。
囲炉裏から立ち上る煙が、自然に藁葺き屋根を強化するという先人の工夫に、感心する。
続く、三菱財閥によって設立された静嘉堂文庫は、入り口が遠いので通過し、川沿いに昔ながらの武蔵野の風景が残る広大な静嘉堂緑地を通過する。セミの鳴き声が一層力強い。
二子玉川駅が近づいてきて、車や自転車の通行量が一気に増えてきた。玉川通りに突き当たり、少し左に迂回して、壁面に絵が描かれた瀬田アートトンネルを潜り、階段を登って車道に上がる。
すぐ先に玉川高島屋が見える。
再び川沿いの道に下りるが、遊歩道はなくなり一般道になった。
左岸には、広い敷地と豪壮な邸宅が続き、庭の木々も巨木が多い。
東急大井町線を潜ったあたりから、また遊歩道が復活して歩きやすくなる。
五島美術館脇を過ぎ、上野毛通りに出て、ようやくコンビニを発見したので昼食を調達、すぐ前の上野毛自然公園の広場の木陰でシートを広げた。
先ずはビールで乾杯、昼から日差しが出てきて蒸し暑くなっていたので、木陰での一杯はウマイ。
カニカマなどいつものつまみも、静かな濃い緑が味を引き立ててくれた。
御輿を上げて、再び川面に出る。第三京浜道路の下をもぐり、多磨堤通りと平行して進むと、第二の分岐点だ。
丸子川はこの先もしばらく南下し、中原街道を越えた先で暗渠になってしまうので、われらは左折し谷沢川を遡る。
すぐに緑豊かな渓流に変わり、等々力渓谷公園に入る。交通至便とあって、散策する人が多い都会のオアシスだ。
不動の滝は、連日の降雨にもかかわらず、やや期待はずれだったが、全長700mほどの川沿いの散策路は、真夏でも涼しい。
環八を潜って、しばらく進み、階段を上がると東急大井町線・等々力駅のすぐ前だった。
ここで村谷は、携帯電話で目黒通りにあるO社に勤務する小川氏と連絡、会社にお邪魔して、古谷、栗本両OBにも挨拶、歓談。
冷たい麦茶を頂戴して一息ついたのち、尾山台駅に戻り、中華屋で、生ビール、野菜炒め、餃子、メンマなどで打ち上げました。(村谷 記)
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コース
小田急線・成城学園前駅〜打越橋〜東宝撮影所〜大蔵橋〜(世田谷通り横断)〜大蔵運動公園〜(東名高速を潜る)〜水神橋〜岡本公園民家園〜静嘉堂緑地〜瀬田アートトンネル〜(玉川通りを潜る)〜上野毛自然公園〜玉川野毛町公園〜等々力渓谷公園〜玉川神社〜O梶`東急大井町線・尾山台駅
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