やま

★2007年8月4日(土)「竹寺〜子の権現」

 
※このコースは、2006年9月2日に、滝澤・田幸・清水が行ってきました。写真はこちらでもご覧ください。

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 東京が今年初めての猛暑日となった、西武池袋線・飯能駅前バス停に集ったのは、村谷1名。
8時29分発の臨時急行バスは、何故か7月・8月の両月は休みとあって、8時45分発の名郷行き普通バスに乗車した。

 暑さのためか、棒ノ折を目指す、老若二組のカップルと村谷だけとはちと淋しい。

 当初予定していた、関東ふれあいの道・埼玉県1番「水源の道」は、6月30日にも経験済みのため、2番「奥武蔵の古刹を訪ねる道」に変更することとして、小殿バス停に下車した。
村谷は逆コースで歩いたことがあり、猛暑の中で景色の変化を楽しむには好適な林間コースだ。

 9時40分、バス停から100mほど坂を上り、右手の林の中を登り始める。
足元は落ち葉でふんわりしているが、傾斜はなかなか厳しい。下りでは何とも感じなかったはずだが、裏と表が全く異なるのも世の常と観念する。

 油蝉の鳴き声はかすかで、それに代わるミンミンゼミが脱皮の真最中で、抜け殻があちらこちらに散らばっている。
まだ、飛び慣れないのか、人にぶつかってくる慌て者の雛ゼミもいた。

 日ざしは遮られているが、風が無く蒸し暑い。何度か休憩を繰り返しているうちにやっと尾根道に出た。
竹寺まで0.4Kmの標識にやれやれだ。10時20分、
竹寺(490m)に到着。火事で焼けて再建された朱色の建物も、少し落ち着きが出てきたようだ。
明治元年の神仏分離令に漏れて、寺と神社がそのまま同居している東日本では唯一の寺で、秩父三峰神社、御岳神社、高尾神社とならび山岳仏教の流れを汲む。
いろいろな願い事を書いた護摩木(200円)が奉納されていたが、お賽銭だけで済ませた。

 日ざしがどんどん強まってきたので、再び林間の登山道に移る。傾斜がゆるくなってきたので、順調に
豆口峠(560m)を過ぎ、カメラ片手の老若男性各1名とすれ違っただけで、11時20分、子の権現下にある休憩ポイントに到着、思い切りシートを広げ、昼食とした。

 先ずは、缶ビールで一息入れる。眼前に伊豆が岳に続く山並みがくっきりと浮かぶ。
コンロで湯を沸かし、明太子焼きそばを作る。
白菜の一夜漬けともども、暑さには塩分が嬉しい。
30分ほどで御輿を上げ、
子の権現に参拝する。境内には人の姿はない。
金色の大わらじに、脚の祈願をして下山にかかる。
朱色の仁王様にお別れして、車道のすぐ脇から、ふわふわした傾斜を下り始める。
登りと違って足取りが軽い。

 12時半、手打ちうどんで知られる
浅見茶屋に到着。
バニラアイスを注文した。中は、日差しを避けて昼食をとるハイカーがちらほら。
夏限定のぶっかけうどんの売れ行きがよい。座敷でビールも魅力的だったが、楽しみは後に残して、山ゆりの花咲く日陰で冷たい氷水を2杯いただき涼をとる。

 川沿いの林道を下り、午後1時、
東郷公園に着く。
門前で一礼し、県道沿いに高麗川を秩父方面に遡る。
行き交う車も、いつもよりは少ない。

 1時20分、埼玉県営・
 奥武蔵あじさい館 に着き、シルバー料金・400円を支払って風呂に直行する。
駐車場は八分通り埋まっていたが、湯船は空いていてほっとした。
先ずは、冷水シャワーを繰り返し浴びて、ほてった身体を冷やす。
露天風呂も先客2名だけで、ゆっくりと手足を伸ばした。

 湯上りに缶ビールを2本飲んでいるうちに、
吾野駅行き送迎バスが到着、こちらも夫婦連れハイカー1組だけと空いていた。

 本日は真夏向きの林間歩き+入浴、 山(散)歩でした。


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 コース
  西武線・飯能駅=(9時16分発、湯の沢行きバス、約45分)=小殿バス停、標高:約240m〜(50分)〜竹寺、標高:約490m〜(25分)〜豆口峠、標高:約560m(40分)〜子の権現、:標高約640m(25分)〜浅見茶屋〜(30分)〜東郷公園・秩父御嶽神社〜(20分)〜西武線・吾野駅、標高:約185m
  <合計歩行時間 約3時間>

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