<9月19日(火)両国界隈散歩(両国駅〜錦糸町駅)>
東京は今年87回目の猛暑日予報の日、JR総武線・両国駅西口改札前に集合したのは、菅野・百石・田幸・村谷・山内の5人。
秋場所中とあって改札口からは浴衣&草履・下駄姿の力士さんが盛んに出てくる。また、相撲見物を含めた両国界隈を観光するらしい外人さんたちが次々に改札から出入りし、その数倍も多い。
今日も極力日陰を求めて歩くことで一致し、まずは改札口を出たすぐ右側にある両国-江戸NORENに入る。 江戸文字描きの実演販売をしている職人さんや 古くは江戸期まで創業が遡る老舗などがずらり、場所中限定販売の「大入り大福」が並んでいて、美味しそうな匂いがあちらこちらから漂ってくる。隣接する国技館と同じサイズに築かれた土俵の前にある休憩スペースは満杯だったが、われらは休まず出発する。
相撲博物館は本場所開催中は休館なので、国技館の裏手を回り込んで、NTTドコモビルの1階にあるNTTドコモ歴史展示スクエアに向かった(入場無料)。天井が高くゆったりしたスペースには、携帯電話の初期から現在販売中の、見学者が手にとって試せる 画面が サクサクと滑らかに動く最新機種まで展示されている。
はるか昔の現役時代に、バッテリー持参で出張時に携帯した懐かしい機種とも久しぶりに対面した。
十分にクールダウンしたので横網町公園沿いの通路を左折し、旧安田庭園に入った(入場無料)。前回訪問時には工事中だった箇所も整備されていたので、池に沿って外周部を散策する。ちょうど日陰になっている高台の見晴らしの良いベンチには、ブロンドの若い白人女性が休憩中。その先の水路沿いでは、やはり十人近くの外人観光客がガイドさんの説明を受けていた。
隅田川に近い正面出口から出て、国技館通りを南下する。国技館の左手には幕内力士たちの幟が風にはためいている。
総武線を潜り抜けて、京葉道路を横断し、大相撲発祥の地 ・ 回向院に入る。静謐な本堂に参拝し、しばし休憩。焚き染められた線香の香が心地よい。
隣接するコンビニでつまみ調整の買い物を済ませて少し南下、左折して吉良邸跡・本所松坂町公園に入った。往時の吉良邸はほぼ2,500坪の敷地だったと記載されていて、現在の100倍ほどの屋敷だったという。
そうこうしているうちにガイドさんに案内されたツアー御一行が訪れたのを汐に退出した。
両国小学校前には、日露戦争で活躍した駆逐艦の錨と、芥川龍之介の文学碑が並んでいた。
昼食場所に予定していた両国公園に入った。幕末から明治にかけて日本を導いた立役者の一人、勝海舟の生誕の地。公園の一角には彼の生涯が簡略にまとめられている。
巨木の下の草むらにシートを広げて乾杯した。例によってヘルシーなつまみがずらり。山内が持ち寄った吟醸酒をキンキンに冷やして提供。勝海舟の功績の大きさに比べて、なぜ大河ドラマの主人公にならないのかなどから話が始まり、残りが限られたわれらの将来の過ごし方などを情報交換しながら大1時間の宴を終えた。
錦糸町方面には、頭上を首都高速7号線で覆われた堅川沿いの遊歩道を選択した。
途中の二之橋沿いには小林一茶の旧居跡があり、五十代半ばで逝去するまでに生涯で2万句を作ったとの記述があり、毎月五句の作成で苦労している凡才には及びもつかない話だった。
遊歩道は途中で工事のため通行できなかったので一本北側の道を選択、幸いにも三階建てが続き日陰が確保できた。
江戸期には時の鐘があった撞木橋跡で 大横川親水公園に入り、藤棚下のベンチで最後の休憩。
江東橋交差点で京葉道路を左折、錦糸町駅手前で所用がある菅野と別れ、久々に日高屋に入店した。
店奥の飲酒用席?がちょうど空いていて、すぐに着席。生ビール・レモンサワー・ホッピーセットに分かれて、本日の歩きを締めました。(村谷 記)
コース
JR総武線など・両国駅西口〜NTTドコモ歴史展示スクエア〜旧安田庭園〜国技館通りを南下〜京葉道路を横断〜回向院〜吉良邸跡・本所松坂町公園〜芥川龍之介文学碑〜勝海舟生誕の地、両国公園〜高札・軍鶏なべ屋「五鉄」〜小林一茶居住の地〜二之橋(堅川に沿って東進)〜新堅川橋〜三之橋北詰〜緑四丁目交差点(京葉道路を横断)〜撞木橋跡(大横川親水公園)〜JR総武線など・錦糸町駅南口
<歩行距離:4.5km±α、歩行時間:1時間10分±α>
*墨田区観光協会「両国エリアマップ」を参照し、その一部を錦糸町駅まで歩きました。
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★2023年9月19日(火)「両国・錦糸町界隈の歴史探訪散歩(両国駅〜錦糸町駅)」