ようやく、朝晩は一息つけるようになった初秋が感じられる小田急線・代々木上原駅改札前に集合したのは、左近・百石・田幸・村谷・山内の5人。
地上の山手通りに降り立って少し北上し、右手奥に広がる代々木八幡宮の境内に入った。入口付近では足場を組み、来週土曜・日曜日に迫った例大祭に向けて、氏子さんたちの提灯を飾り付けている人たちが作業中。
久々に鬱蒼と生い茂る木々の間の坂道を登る。新宿駅からほんのわずかな距離なのに、幽明界との入り口が近い神域があるとは感じられないほどの静寂さ。蝉の声は聞こえない。
まずはリュックを下して、静謐な空気を満喫する。拝殿で本日の好天維持と道中無事をお願いし、参道を下り山手通りを横断。この先は住宅街が続くので、すぐわきのコンビニでつまみ調整の買い物を済ませた。
小田急線に並行する小路を西進する。崖線沿いには たっぷりとした敷地とうっそうとした木々に囲まれた豪邸が続く。幸いにも日陰が多くてありがたい。この付近の幡ヶ谷台地は、尾根道部分を京王線が、谷筋を小田急線が平行して西に向かっている。われらはとりあえず谷筋を行く。
山内がスマホで昼食予定場所への経路を検索し、右手の坂道を登り、信号の先から代々木大山公園に入った。あちらこちらに点在するベンチの中から、日陰がたっぷりな一つを見つけて、足元にシートを敷き詰め昼食休憩。いつのまにか出発前に出ていた黒雲は吹き飛んでいて、青空だらけ。
まずは乾杯、歩いてみて「暑さ寒さは彼岸まで」の格言をかみしめる。本日も5人10様のヘルシーなつまみが勢揃い。
山内が調達したヤリイカの刺身が吟醸酒中心の日本酒ブレンドにぴったり。また、左近夫人お手製になる頃合いの厚さのサツマイモの天ぷらが、軽い衣と相まってゼッピンだった。サツマイモの天ぷらが大好物の村谷にとって、箸が止まらない。
吹き付けてくる涼風は、冷房では到底かなわぬ心地よさ。お互いの健康状態を確かめ合いながら大1時間の休憩を終えた。
この先は2択で、玉川上水緑道を右折して初台経由新宿に向かうか、左折して笹塚にショートカットするかだが、まだ暑いので近道することで合意して出発。
消防学校前から玉川上水緑道 (大山緑道) へと左折し、桜ほか樹木の木影を選びながら散策、常磐橋 ・ 六條橋・五條橋・四條橋と 京の都で聞いたような名の橋を通過し、観音通り商店街を北上、所用がある左近と別れ、日高屋に入店するとちょうど4人席があいていた。
まずは生ビール・レモンサワー・ホッピーセットで乾杯し、とりあえず餃子を頼む。広くない席が数分後に満杯になり、代々木八幡宮のご加護に感謝しつつ、まだ暑い街歩きを締めました。(村谷 記)
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★2023年9月12日(火)「幡ヶ谷台地散策(代々木八幡駅〜笹塚駅)」