快晴微風のJR山手線・目黒駅中央改札前に集合したのは、左近・小林・清水・田幸・清水・村谷の6人。
西口から出て、とりあえずコンビニを求めて権之助坂を下りつまみ調整の買い物を済ませた。
交差点で通りを横断、参道だったらしい小路を直進すると行人坂に面した大円寺の山門前にぴったり到着した。
いつ来ても誰かがお参りしている人気の境内。一方では江戸三大火事の一つ、明和9年(1772)の行人坂火事の火元として有名なお寺で、山手七福神詣の一つでもある。
行人坂をさらに下った左手には、各人が諸々のイベントで訪れたことがある雅叙園の高層ビル。
【管理人付記】ホテル雅叙園東京にある東京都指定有形文化財「百段階段」では、ひな祭りの季節「めでたづくし×百段階段」開催中です。
坂を下り終えて、目黒川の太鼓橋に着く。今でこそ何ということもないコンクリート橋だが、江戸期には安藤広重の江戸名所図会「目黒太鼓橋より夕日の岡」に描かれたスポットだった。
そのまま目黒川の左岸を北上、目黒新橋で川に沿った歩道が行き止まり。階段を上って目黒通りを横断、再び川沿いの遊歩道に下りたった。
右岸には下目黒小・区民センターなどが見えるが構わず直進、メグロゴルフセンターの先にある田道広場公園は、毎年気仙沼から取り寄せたサンマを焼く目黒さんま祭の会場の一つとして知られる。落語「目黒のさんま」のモデルは徳川三代将軍家光とされ、目黒不動尊を含む当地は将軍家の鷹狩の場所だったため、しばしば訪れていたからだという。
この付近の川沿いの敷地が狭いので昼食向けの場所はなく先に進む。
田道橋の先に聳え立つ目黒清掃工場の裏手にある緩衝緑地が、予想外に広大で絶好の8人掛けのベンチがあり、早速昼食休憩に入る。
ずらりと並ぶ6人12様のつまみはいずれも絶品、左近家奥様定番の鶏肉大根里芋煮は変わらぬ人気の的。本日初登場の清水夫人お手製のヘルシーでスルメを活用した深い味の野菜+αサラダが好評だった、持ち寄りのカップ酒が多すぎて、村谷が2回燗付けして提供しつつも、つまみは十分だった。
2月の田幸・三浦・滝澤の山形・蔵王温泉散歩、3月小田急明治安田生命ビルにある社友会事務所の新宿センタービルへの移転、4月に予定している本橋邸での4年ぶりの桜鑑賞会など話題に不足はない。
大1時間の休憩を終えて、山手通りに出る。
旧・目黒第二中学校校舎を活用しためぐろ歴史資料館(入館無料)に入る。これまでYSC散歩で数々の資料館や博物館を訪れているが、予想をはるかに上回る充実した展示内容だった。
しっかりと勉強して、所用のある左近と別れて同一敷地内に参道が交わる珍しい正覚寺境内に入る。正覚寺は、大河ドラマ「樅の木は残った」で有名な「伊達騒動」の登場人物「千代萩の政岡」のモデルともいわれる三澤初子の像が立ち、伊達家とゆかりがあるらしい。
中目黒駅前に到着、高層ビル「アトラスタワー」の2階にあるサイゼリヤに入り、赤ワインメガボトルなどで、定番のつまみ数品を注文し、日本経済がなぜ30年間低迷したのかをテーマに激論を交わして締めました。(村谷 記)
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コース
目黒駅西口〜行人坂を下る〜大円寺〜目黒雅叙園前〜太鼓橋(目黒川)〜新橋〜ふれあい橋〜清掃工場緩衝緑地〜中里橋〜自衛隊幹部学校前〜田楽橋を渡り右岸へ〜山手通りへ出る〜めぐろ歴史資料館〜正覚寺〜中目黒駅
<歩行距離:4km±α、歩行時間:1時間10分±α>
*「目黒区みどりの散歩道」 の 「目黒川コース」を参照して歩きました。
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★2023年2月22日(水)「目黒川散歩(目黒駅〜中目黒駅)」