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 明日は台風8号の接近?上陸? 大荒れの予報なので、今日、村谷は短い距離の旧都電路線36系統路線巡りを行った。
36系統は本来、錦糸町駅前から築地までの6.3kmの路線。村谷はすでに9系統歩きで浜町中ノ橋以降は踏破しているので、上記を歩く。

 各路線の中でも利用客が多い人気路線だったため、28系統(錦糸町駅前〜四ツ目通り〜永代通り〜都庁前)とともに存続運動が盛んに行われたものの、昭和46年(1971)3月18日に廃線となった。現在は東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・東京メトロ日比谷線が旧路線のほぼ全線をカバーしている。

 午前11時に
錦糸町駅前を出発した。28系統との分岐点である住吉町二丁目交差点までが「猿江線」だった。
駅前ロータリーを抜けたすぐ前を走る京葉道路との交差点が、錦糸堀停留所。こんな近くに停留所が設置されたのは、京葉道路沿いの左手数百メートル先に都電の大型車庫があったからだ。現在は都バスの江東営業所と大きな都営住宅2棟になっている。

 村谷は右手の「魚寅本店」に立ち寄り、酒のつまみを探索した。

 四ツ目通りに復帰して南進する。日差しが正面から照り付けてきたのでマスクをしまい、日傘を取り出す。通りの両側にはずらりと食堂が並び、開店中。「2時間飲み放題1,100円」の幟旗が目立つ「とり鉄」には、まだお客さんの姿はなかった。すれ違う人たちのマスク状況は、ほぼ半々だ。

 
住吉2丁目交差点で新大橋通りに突当り右折した。南側の歩道が確保できてやれやれ。交差点横に今年3月26日に開店した「メンチの鉄人・住吉店」の看板が目立ち、コーンや青ジソなど5種類のメンチカツが、税込み180円〜200円だという。持ち帰り専門店だが、連休の谷間の平日とあって店頭はまだ無人だった。

 ここから路線は「新大橋線」となる。橋の袂までずっと日陰が続いていそうなので、日傘をしまい込んだ。

 大横川菊川橋で渡る。水辺を散策する人の姿は見えない。

 
菊川駅前交差点で、三ツ目通りを横断する信号待ち。道沿いの店では、カレー店が目立つ。

 
森下駅前交差点で、またも清澄通を横断する信号待ち。北側歩道前にはYSC散歩で打ち上げに使用した「50円焼き鳥 きんちゃん家」がある。

 オレンジ色の主塔が見えてきて、隅田川に架かる新大橋への上り坂に差しかかる。
橋の上からテラスを見下ろすと、ランニングシャツ姿のむくつけき男性が一人、散歩しているだけだった。

 午前11時50分、清洲橋通りと交差する
浜町中ノ橋交差点に到着した。本日の所要時間は50分間と今日までの旧都電路線歩き34回のうち、最短だ。

 北側歩道に渡り返し、裏道伝いに浜町公園に入った。
先ずは清正公寺にお参りして、本日の無事踏破のお礼を申し上げた。
 お寺の真ん前にあり、村谷がお気に入りのヨシズバリの天井がついた木製ベンチは、平日にもかかわらず常連のサラリーマン・ウーマンの姿がなく、3台すべて空いていた。

 腰を下すとすぐに上から下まで汗ばんだ衣類を脱ぎ去り、足元には新聞紙を敷き休憩に入る。
先ずはキンキンに冷やしたレモンチューハイを一口、歩いた距離は短くとものど越しのうまさに変わりはない。
 つまみは最近お気に入りのレモンピューレ入りのベビーチーズと、妻からの差し入れの富山産白えびもち焼せんべい。文庫本を片手に大30分の休憩で疲れを取り去り、
浜町駅から帰途に着いた。

 次回は37系統(三田〜千駄木二丁目)を歩く予定。(村谷 記)

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★2022年8月12日(土)『旧都電路線巡り「36系統(錦糸町駅前〜築地」のうち錦糸町駅前〜浜町中ノ橋』