村谷は午後?から雨予報のため、少し早めの午前10時45分に、東京メトロ有楽町線・江戸川橋駅改札を出る。長い地下道を椿山荘方面に向かい、地上に出て目白通りを北上、江戸川橋で神田川を横断した。
本日歩く旧都電路線20系統は昭和46年(1971)3月廃止され、その大部分、早稲田〜上野松坂屋の間をバスが繋いでいる。護国寺までの間が「音羽線」。右手にある鳩山会館(通称音羽御殿)から、ハイキング姿の高齢者夫婦がでてきた。
講談社の向かい側に位置する群林堂は東京三大豆大福を商う老舗で、本日も5人が店頭に並んでいた。通り過ぎる際に、甘いような良い香りが漂っていた。
護国寺前交差点角のコンビニで緑茶のペットボトルを購入。本日ずっとお付き合いする不忍通りへと右折する。
この先は「護国寺線」。護国寺は遥拝で済ませ、護国寺正門前バス停にベンチがあったので早速エネルギーを補給する。相方はいつものチョコナッツではなく、砂町銀座に近い文明堂壱番館砂町直売店で購入したカリントウ。甘さ控えめながらボリュームがあり、次回もチャレンジしたい。
道はもちろん南側を選択し、日陰を確保する。
坂道を上り切った大塚3丁目交差点が本日の最高地点で、この先は何度かアップダウンを繰り返すものの基本的には下り道だ。
東京都医師会のガイドラインに従って、地上に出てからはマスクをしまい込んで進むが、まれにすれ違う人はほぼ全員マスク着用中。
猫又坂ですれ違った30代と思しきご夫婦の奥様は、愛犬を腕に抱きながらのお散歩のためなのかマスクを着けていなかった。目で挨拶して、同志的共感を得た。
千石1丁目交差点で白山通りを横断し、「動坂線」に入った。
文京グリーンコート前の緑地内にベンチがあったので休憩とする。横に解説版があり、大正6年に建設された旧理化学研究所の跡地だという。
上富士前交差点で前回歩いた本郷通りと交差する。路地の先に富士塚の背中部分が見えた。
道が右手斜め方向に変わり太陽と向かい合う形になったが、幸い雲の中に納まっていてくれる。
動坂下交差点でちょうど1時間経過した。この先は千駄木となるが、人出が増えてきたのでマスクを着用した。
根津神社入口交差点を通過、午後からの天候の崩れが心配なのでここも遥拝で失礼する。
根津1丁目交差点で言問通りを横断、左手の赤札堂から買い物客が次々と出てきて、日常が復帰した感を強くする。
東京メトロ千代田線・根津駅先から台東区に入り、ゴールは近い。
左手に厚みがある上野の杜が見えてきた。
上野動物園池之端門前を通過、この付近に動物園前停留所があった。
次の上野公園停留所から終点までの間が「上野線」だった。ほぼ90度に道が左折、中央通りに合流する。手前にある有名鰻店「伊豆栄」のウナギが二段重ねになっている「殿重」は7,700円。シラスが豊漁とのことなので、今後価格に反映されると良いのだが。
安政4年(1857)開業の鈴本演芸場は健在。
中央通りの人出も、平日のためかやや少なく感じた。
神田明神通りとの交差点から先は前回踏破済みなので、ここまでとした。所要時間は110分。
まだ天候が持ちそうなので不忍池まで戻り、ベンチを確保して例によって、缶チューハイと沢山残っているカリントウをつまみに、大30分の休憩を摂った。
次回は21系統(千住4丁目〜水天宮前)を歩く予定。(村谷 記)
このページのトップへ戻る
前のページへ 次のページへ
.
.
.
.
.
.
★2022年5月12日(木)『旧都電路線巡り「20系統(江戸川橋〜神田須田町)」のうち江戸川橋〜外神田』