青空&微風の散歩日和、JRj常磐線・南千住駅改札前に菅野・百石・田幸・村谷・山内の5人が集合した。
松尾芭蕉像を見て、少し南下し、回向院に参拝する。久々の訪問だったため、入り口近くに2017年に設置されたプロレスラー・カールゴッチのお墓に初めてお参りする。
菅野によれば、境内には二二六事件の首謀者のお墓もあるという。
コツ通りを北上する。30年ほど前には盛んに当地を訪れていた村谷は、昼食を摂った飲食店を探してみたが、いずれもマンションに変貌していたようだった。
青森市まで続く国道4号線に合流して横断、素盞雄神社に参拝する。芭蕉が奥の細道に旅立ちの初めとして詠んだ「行春や鳥啼魚の目は泪」の句碑がある。それに加えて様々な解説文や関連施設が沢山設置されていた。
裏手にある荒川ふるさと文化館にも立ち寄った。芭蕉関係の資料のほかに、荒川区の特産品が展示されている。
天王公園前を通り、国道4号線に戻り、千住大橋を渡る。『おくのほそ道』の記述によれば、芭蕉は深川から隅田川を舟で遡り、この橋の袂まで来たという。街道筋にはこだわらずに日光参詣や京までの道筋も当時の最短経路をたどった彼らしい判断だ。
後年、そのおかげで芭蕉出発の地を南千住と北千住で争うことになると知ったならば、困惑していることだろう。
橋を渡り終え、芭蕉矢立初めの地の少し先を右折し、旧道に入る。芭蕉像前で記念撮影。
道の両側の家々には、かつての商売を示した木札が飾られている。何といっても「やっちゃば」があった場所なので、青果業が多い。今もそのゆかりで足立市場が健在だ。
左手に東京芸術センター、右手に東京芸術大学千住キャンバス、右手奥には東京電機大学千住キャンバスのビルが立ち並び、今や学園都市の様相が濃くなっている。
旧道両側の宿場町通り商店街、それに続く 千住ほんちょう商店街もすべて営業中で、若者の息吹を満喫しているようだ。
千住ほんちょう公園で一休み。
荒川の土手に突当り、河川敷に降り立った。虹の広場とされていて、見頃のチューリップ花壇があり、鯉のぼりが空に舞っていた。
ほぼ無人だったので数少ない木蔭を確保してシートを敷き詰める。
先ずは乾杯、汗をかいて乾ききった体にアルコール混じりの水分をたっぷりと補給する。街道の途中にあったコンビニで買い足したつまみも加えて、ずらりと勢ぞろい。
本日のテーマは、各人が勤務した全国各地の様々な景色など。五人五様ながら、情報が重なり合おう部分も多く、意外な出会い話に大いに盛り上がった。
再び堤防を上り返し、江戸時代から評判の名倉医院本院の長屋門や通路脇に植えられた牡丹の花を拝見した後、線路沿いにある(千住四丁目)氷川神社 と 長円寺 の めやみ地蔵尊にお参りして、北千住駅に到着、三三五五散会した。(村谷 記)
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コース
JR常磐線、東京メトロ日比谷線・南千住駅〜回向院〜素盞雄神社〜千住大橋を渡る(隅田川)〜旧日光街道〜芭蕉像〜千住ほんちょう公園〜横山家住宅〜荒川土手〜虹の広場〜名倉医院本院〜ちょっと旧水戸街道〜氷川神社〜長圓寺めやみ地蔵尊〜JR常磐線、東武伊勢崎線、東京メトロ日比谷線・北千住駅
<歩行距離:4.5km±α、歩行時間:1時間20分±α>
*「千住散策マップ」を参照し、その一部を歩きました。
地 図 面 スポット面
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★2022年4月19日(火)「旧日光街道千住宿散歩(南千住駅〜北千住駅)」