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<石神井川周辺の桜鑑賞散歩(板橋駅〜王子駅)>

 好天のJR埼京線・
板橋駅改札前に、百石・田幸・村谷・山内の4人が集合した。かつての風情溢れた駅舎が東側を中心にすっかり近代的なビルに変貌し、西側部分も改装工事中。池袋や新宿へのアクセスが抜群なので、続々と高層マンションが建設中。

 駅前広場の大きな
桜の木はまだ十分見ごろだった。日陰はひんやりしているが、日向に出れば暖かい。

 東口を出たすぐ前にある近藤勇と新選組隊士供養塔に参拝する。新選組2番隊隊長として剣の腕を発揮した永倉新八が、明治7年に近藤勇と新選組一同の名誉回復を願い建立したもの。永倉は近藤勇と土方歳三の墓に加えて、自身の墓も作り、その死後に遺言に基づき分骨したという。
 境内に建立当初の近藤勇の墓碑が残っているが、戒名すら刻まっていない自然石で、賊軍の武将を祀る環境の厳しさがうかがえた。若い女性二人が先着していて、われらにお参りの時間を譲っていただいた。われらが立ち去った後に、二人が手を合わせている様を背後に感じた。

 旧中山道沿いのコンビニでつまみ調整の買い物を済ませる。

 途上では
桜の花に加えて、まだ咲き残っているコブシシャガも鑑賞できた。

 中山道を少し東京方面に戻り横断し、滝野川消防署三軒家出張所横から坂道を下る。
坂の左手にある広大な敷地の東京国際フランス学園内の
桜並木は少し散りかけた年増の風情だが、まだいける。

 
観音橋の上で谷津子育観音を背景に本日最初の撮影。いつもは右岸を歩いているので今回は左岸を選択した。
右岸の方が
桜並木が絶えることなく続いているので、頭上を見上げるのではなく対岸から鑑賞するのも風情がある。

 ゆったりした公園が広がる音無もみじ緑地は、遠望しても見ごたえがある。

 紅葉橋に着く。予定している昼食場所はこのまま左折した先にあるものの、一旦橋を渡って金剛寺(紅葉寺)に立ち寄り、本日の無事と疫病退散をお願いした。当寺は、石橋山の敗戦で安房に逃れた源頼朝が、千葉忠常らの支援を受けて巻き返し、この地で旗上げして鎌倉を奪還した縁起の良い場所だ。

 紅葉橋を渡り返し、石神井川歩きでは毎回利用させていただいている
王子本町公園に向かう。桜が見ごろの土曜日とあって、家族連れで込み合っているのではと心配したが杞憂だった。
お目当ての
桜の木の下にシートを重ね敷いて腰を下ろした。まずは乾杯、好天と見ごろの桜の花、ぴったりの昼食場所の確保に感謝する。広い園内には数組の親子連れが遊んでいただけで、気兼ねなく、山内が燗酒を、村谷が炙りの作業に入る。
話題は、日常生活の正常化や国際情勢など予想がつきにくいことが多いと集中する。四人で十数種のツマミがあったため、消化に1時間ほど費やした。ブルーシートは
桜の花びらでピンクに。

 川に近い道を北区役所の南、石神井川側に沿って通過し、王子神社に参拝した。音無親水公園に下りて、
桜花鑑賞。
まだ、時間があるので近くの公園を訪れようと音無橋上に上がり、橋を渡り、右斜め前方にある醸造試験所跡地公園に入ると、
桜木の下でランチタイムを楽しむ人々。
 赤レンガ造りの醸造工場横の
をバックに記念撮影し、明治通りへ出て坂を登り、都電荒川線をまたぐ歩道橋に上り、横断して飛鳥山公園に入園すると、人、人、人。草むらだけではスペースが足りないので、通路の石の段はじめ、隙間が見えないほどあちらこちらに腰を下ろしている。

 先ほどの王子本町公園に花見客がいなかった理由が分かった。

 園内で有名な、新幹線・東北線・京浜東北線などのJR各線の車両が一望できるスポットには、大勢のカメラマンがいたので遠慮し、アスカルゴは混んでいるだろうと、線路側の階段から駅へ向かうことにして下る。
遊歩道は手すり、足元などが整備されていて、登ってくる人々も多い。

 線路際の道、左手にアジサイの木々
満開のモクレンを眺めながら、長い行列ができているアスカルゴ乗り場前を経て、王子駅前に出る。(以上、村谷 記)

 所用のある村谷と別れた三人は明治通りを横断し、何回か訪れたことがある「半平」に行くが、満席、残念。
路地で入れそうな店を探し、最後は日高屋にも立ち寄ったが、路上に入店待ちの列、満席御礼。

 村谷がいないこともあり、打ち上げは諦めて解散しました。

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 コース
  
JR埼京線・板橋駅 滝野川口〜近藤勇と新選組隊士供養塔〜旧中山道を横断〜中山道を横断〜観音橋(石神井川)〜音無えのき緑地対岸〜滝野川橋〜音無もみじ緑地対岸〜金剛寺(紅葉寺)〜紅葉橋〜王子本町公園〜王子神社〜音無親水公園〜醸造試験所跡地公園〜飛鳥山公園〜JR京浜東北線、東京メトロ南北線・王子駅
    <歩行距離:4km±α、歩行時間:1時間10分±α>

   *北区観光ガイドマップ王子・十条エリア「王子・滝野川コース」を参照し、一部延長して歩きました。

        北区観光ガイドブック       王子・滝野川コース 

   ※YSCの主催者・村谷が2002年3月31日に山(散)歩をはじめて、20年が経過し、21年目に入りました。(*^。^*)


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★2022年4月2日(土)「石神井川周辺の桜花鑑賞散歩(板橋駅〜王子駅)」