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 好天・微風の予報のため、村谷は旧都電6系統路線巡りを行った。
本日のコースは東京メトロ銀座線の上をほぼ忠実に歩き、外堀通り六本木通りのみを行く。

 午前11時半過ぎに、
新橋駅(東口)から出発、いったん銀座方向に南下し、新橋交差点からスタートする。「新橋」の由来は江戸期までさかのぼり、銀座との先に流れていた汐留川の橋名からだという。

 
外堀通りを西進し、JR線のガードを潜り抜けて、いったん左手の商店街に入った。新橋仲通りから、右手の小路に右折して烏森神社に参拝する。神社の関係者から「2列に並んで進んでください」との声かけがあり、若者たちばかりの列に交じりオミクロン株の拡大停止も願い、初詣を済ませた。

 昼食客で込み合っている商店街の間を抜けて外堀通りに復帰し、陽が当たる右手の歩道を選択した。昨日までの雪の痕跡がなくて歩きやすく、日差しも注いでくれる。車列も平日ほどではないが結構多い。

 
西新橋交差点を過ぎたあたりでようやく、人出が少なくなる。

 
虎ノ門交差点で左側に横断し、金刀比羅八幡宮に立ち寄った。こちらも若者たちの参拝客が多いものの、境内が広いため ゆったりとお参りしている。陽だまりのベンチで最初の休憩をとり、いつものチョコナッツを2個食した。

 
外堀通りに復帰する。この先の溜池交差点までは溜池線だった。

 正面にコマツビルが見えてきた。昭和40年代に上京した当時、屋上にブルトーザーのオブジェがあるビルとして、印象的だった。また、溜池は江戸初期には貴重な水源として重宝されたという。

 ここで、
六本木通りに左折する。旧都電の路線名は南青山五丁目まで霞町線だった。

 残念ながら六本木通りは頭上をすっぽりと都心環状線に覆われていて、日差しはあまり期待できない。また、六本木交差点までの間は長い上り坂が続き、良い運動にもなる。歩道ののあちらこちらには路面にへばり付いた凍った雪が残っているので、慎重に進む。

 六本木二丁目交差点で左手に始まる麻布通り(行合坂)を越えるため、大きな歩道橋を渡る。

 右手に陽が当たり広々とした三河台公園があったので二度目の休憩とする。遊具で家族連れが楽しんでいる。
ベンチに腰を下ろし、チョコナッツを2個。

 元気に出発し、本日の最高地点の六本木交差点で外苑東通りを横断する。さすがに人出が多く、若い女性が7〜8割。

 霞坂を下り六本木六丁目交差点を横断、左手の六本木ヒルズに次々と人々が入っていく。右手下には六本木トンネルが見える。

 外苑西通りとの交差点が一番低い場所になる。旧都電路線ではこの先から終点の渋谷駅前までが青山線だった。

 一旦急な坂道を上り返した後、少しずつアップダウンを繰り返しながら、最終的には渋谷川が流れる渋谷まで下っていく。

 やがて大きなビルが少なくなり、左手から日差しが降り注いできた。富士フィルム西麻布ビル前の高樹町交差点で信号待ち、日差しが燦々と照り付ける。

 歩道に凍り付いた雪を慎重に避けて歩いていると、反対側から若い白人カップルがやってきて、男性が「THIS IS 〜」と女性にアドバイスしていた。

 青山トンネルに差し掛かると、左右に青山学院の校舎が広がる。

 坂道を下りきって明治通りと合流し、渋谷駅前に到着したのは午後1時過ぎだった。

 駅方面に向かう人たちとは逆に坂道を上り返して、小路に右折し、金王八幡宮に参拝する。三列に並んで若い男女に交じり参拝し、本日の無事のお礼を申し上げた。

 境内に隣接する小公園のベンチを確保し、日差しを背に浴びながら残ったチョコナッツを缶チューハイで食しつつ、小39分の休憩を摂った。

 次回は7系統(四谷三丁目〜泉岳寺)を巡る予定。(村谷 記)

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★2022年1月8日(土)『旧都電路線巡り「6系統(新橋駅〜渋谷駅前)」』