★2007年5月15日(火) 「横浜・根岸」
好天のJR根岸線・根岸駅改札口に集合したのは、田幸&村谷の2名。
駅前のロータリーにある根岸なつかし公園への案内板を確認し、商店街を通り抜けて、国道16号線を横断する。
根岸小学校先の路地を右折し、幼稚園が併設されている根岸八幡神社にお参りする。
傘を小脇に抱えた近所の老女(失礼)二人に続いて参拝すると、何と神主が座っていてお祓いをしてくれた。
これはご利益が一段とあるはずと確信し、境内の大銀杏にも一礼して、いざ出発。
50mほど先の根岸なつかし公園には、明治・大正の豪商であった柳下氏の邸宅がある。関東大震災でも倒壊が免れた、洋館と和館が一体となった大正ロマンの香りがする近代和風住宅で、横浜市指定文化財になっている。
折りしも、テレビ局の取材中だったが、ゆっくりと見物できたのもウイークデーの効用だ。
高価?な武者人形が、立派な畳部屋に飾られていた。
続いて、船宿がある掘割川を越え、横浜市市電博物館に入る。入場料300円だが、65歳以上は無料だ。
日本有数の規模を誇る鉄道模型パノラマコーナーの開催時刻まであと5分とは、ラッキー。
昭和30年代の市電から新幹線・来年、中山〜日吉間を走る予定の地下鉄車両までが、45分の1や90分の1にそっくり縮小されて、一斉に運転されていますので、鉄道マニアならずとも一見の価値ありとお勧めします。
この先には表示板がないので、道行く人たちに尋ねながら進む。商店街で安売りのバナナ(8本100円)を購入する。
予報どおり雲行きが怪しなってきたので、岡村小学校脇の急坂を一生懸命上り、住宅街の階段を登り詰めて三殿台遺跡に辿り着く。
誰もいない広い休憩所に入ったとたん、風が強くなり、ピカピカドーンで雨が降り出す。そのうち雹まで降ってきて、大変な天候になった。
ズブ濡れにならずに済んだ。どうやら、お祓いの効果があったらしい。
どうせ1時間もすれば通り過ぎると判断し、昼休みとする。バナナを齧りながら、植木先輩に頂戴した「野草ハンドブック・1・春の花」を開いて勉強する。
村谷はしっかりと持参した缶ビールを飲み干す。
雨が上がり、青空になったので、国指定となっている遺跡をじっくりと見学する。
竪穴式住居を覗いたり、弥生式土器を見物した。
ここは標高55mの高台で、大山などの丹沢山系がくっきりと浮かぶ。
視界に恵まれれば、富士山や房総半島まで一望できると学芸員が説明してくれた。
再び登ってきた坂道を下り、また坂道を上り返して多目的広場がある岡村公園を通過する。日比谷の帝国ホテルの隣にあったものを移設したという久良岐能舞台は、あいにく使用中で見学できなかったが、面積が8,000坪の庭園を散策し、木々や花々を鑑賞した。
隣接する総面積23万平方メートルの久良岐公園は通過。
またも坂を登りつめると、眼下に京急・上大岡店(駅)が見えたので、買い物帰りの主婦と対面しながら急階段を下り、上大岡駅にゴールイン。
5分後の快速急行に乗車して帰途についた。
余り知られていない磯子地区の名所・旧跡めぐりでしたが、坂の登り降りもあって、いい運動になりました。
このページのトップへ戻る
コース
JR根岸線・根岸駅〜根岸八幡神社〜根岸なつかし公園(旧柳下邸)〜横浜市電保存館〜四間道路〜三殿台遺跡(三殿台考古館)〜岡村天満宮〜岡村公園〜久良岐能舞台〜久良岐公園〜京浜急行線・上大岡駅
前のページへ 次の、村谷さんたちの東海道歩きのページへ
.
.
.
.