昨日の、東西線などが止まった強風一過の晴天、狭い上野原駅前は学生、ハイカーなどでごったがえしている。
季節運行の9時20分発、井戸行きバスに乗り込んだのは、吉田・滝澤・田幸・村谷の4名。
ちょうど座席が埋まったハイカーを乗せたバスは、神奈川と山梨の県境、境川に沿って、緩やかに登って行く。
川岸や山の木々の新緑に見事な藤の紫花が映えている。
「藤野」と言ふ町名の由来はこのフジの多さに由来するに マチガイ ナイ!
石楯尾神社バス停で20名ほどが降り、終点・井戸に向かう間、運転手から今日は富士山が良く見える、見るのに良い場所、また、坪山や松姫峠〜小菅の湯コースとバス運行の案内があって、井戸バス停では、我々を入れ、3パーティ10名が降りた。
真白き富士山を堪能し、出発、
軍刀利神社の参道を登り、本殿で本日の無事を祈願して、山道に入る。
急坂だが、杉林、落ち葉が積もり歩きやすいを、右に左に折り返して行く。
足元には、少ないが、ニリンソウ、チゴユリやヒトリシズカが白い可憐な花を付け、マムシ草が緑の鎌首を持ち上げ初めている。
何度か小休憩をし、3パーティが後になり、先になりながら、尾根道に出た。
少し登って三国山・山頂に到着。
30名ほどが休憩、昼食中。2つある長ベンチ付テーブルには若者グループがポリタンクとコンロを並べ盛大に宴会中でした。
記念撮影し、富士山を正面に望む木陰にシートを敷いて開店、ビールで喉をうるおす。
ゆっくりと、持ち寄りのオカズと、すがしい春の空気と風、ウグイスなどの鳥の声と、新緑と、やわらかい日差しと、来週後半の旧・東海道行きや昨日の将棋大会で村谷が優勝したなどという会話を楽しむ。
お神輿をあげて歩行再開。「関東ふれあいの道・富士見の道」を辿り、生藤山(990m)へ到着。
食事休憩中の方にシャッター切りをお願いし、昨年8月12日に田幸と村谷が雷に追われて駆け下った和田バス停への道を進むこととする。
茅丸(1,019m)を巻き、醍醐丸方面の尾根道を進む。
和田への下山道、最初は杉林の足に優しい道、途中で眺めが開けるが、ゴロタ石の足に厳しい道を下る。
摘み取り適期の茶畑で、一軒家の主が農作業をしている。一息入れて沢沿いの道から立派な山道を経て、和田集落に無事到着。
バス停横の「県立陣馬自然公園センター」の手洗いをお借りし、和田始発14時32分発のバスに乗る。車窓から写真に撮れなかったのが残念だが、あちらこちらに藤の花が咲いていてキレイ。
途中、陣馬登山口バス停から20名ほどのハイカーが乗り込んできて、まもなく藤野駅に到着。
所要のある吉田と別れ、駅前の商店でアイスクリームと日本酒を求め、15時05分発のバスで、 藤野やまなみ温泉 に行く。
連休あとで?なのか、すいている。
芝生などの緑がやさしい、露天風呂で、やさしい陽を浴びながら、ゆったりと手足を伸ばし、「加水なし、源泉かけ流し。泉温41.8度」の天然温泉で、じょんのび
。
大広間で、ビール・日本酒(日本酒も販売するようになりました)を味わい、16時35発のバスで藤野駅に戻る。
富士と藤、温泉を楽しんだ春の1日でした。
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コース
JR中央線・上野原駅=(「井戸行き・季節運行」9時20分発のバスで約22分)=井戸バス停:標高約300m〜(30分)〜軍刀利神社〜(1時間10分)〜井戸・鎌沢分岐〜(5分)〜三国山:標高990m〜(5分)〜生藤山:標高990m〜(40分)〜連行峰〜(1時間10分)〜山の神〜(30分)〜一軒家〜(30分)〜和田バス停=(14:32発のバスで約16分)=JR中央線・藤野駅
<合計歩行時間 約4時間半 + 藤野やまなみ温泉入浴>
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