本日は午後から天候悪化という予報につき、午前中に終了するよう、村谷は午前10時に都営三田線・白山駅に到着した。
地上に出ると前回とは大違いでほとんど人出がなかった。
正面から白山神社の本殿に向かい、天候維持をお願いしてから西門を下ると少し懐かしい感じの商店街に降り立った。白山下交差点で、本日ずっとお世話になる白山通りに合流した。ここからお濠端まではひたすら南下する。
幅広の歩道はビルとイチョウ並木に囲まれており、日差しをしっかりと遮ってくれている。土曜日の昼前とあって人でも少なく、2mは悠々と確保できるのでマスクをいったん外した。車道は土曜日とは思えないほどの交通量で「人流(車流?)が減っている」とは一向に感じられなかった。
歩道の片隅にもつ焼き屋さんの看板がポツンと立っていて、「ホッピー390円、酎ハイ350円、もつ焼き1本100円」と書かれていたが、コンセントは抜かれたままだった。
前方右手にひときわ高いシビックセンター(文京区役所)が出現、都営三田線・春日駅が近くなってきて、人出が一気に増えてきたのでマスクを装着した。
赤い車両がひっきりなしに行き交う東京メトロ・丸の内線を潜り抜けると、東京ドームシティが出現。
スリルを楽しむ悲鳴?喜声?が聞こえてきたが、村谷には恐ろしくて乗れそうもないキャラクターばかりだった。高校の修学旅行の自由行動日に古い後楽園遊園地を訪れた際に、メリーゴーランドに乗った歌手の三田明と伊藤咲子を撮影したことを思い出した。清水寺の音羽の滝前の写真とともに懐かしい思い出だ。
JR総武線・水道橋駅が近づいてきた。左手には現職時に運用報告に通った全S会館があった。
JR線の高架を抜けると一気に人の流れがなくなった。バス停にベンチがあったのでマスクを外して最初の休憩。本日は珍しくチョコレートを持参していて、ジャスミン茶とともに飲み込んだ。
三崎町の交差点を通過する。平日の昼食時には人・人・人状態なのだが、本日は閑散としている。
靖国通りを神保町交差点で横断する。さすがに人出が出てきている。
共立講堂 と 学士会館の間を通過し、一ツ橋交差点で首都高速5号線を潜り抜けた。やはり高速は交通量が少なく感じられた。
平川門交差点で内堀通りを横断し、ここで白山通りは終了。しばらくはお濠端を行くことになる。ジョギング中のランナーの流れは切れないが、通常の土曜日のように歩く妨げにはならない。木のベンチがいくつもあったので、空いている場所で2回目の休憩とした。午前11時前と順調だ。目の前は毎日新聞社ビル。将棋や囲碁のタイトル戦の解説会で度々訪れたが、コロナ以来中断。反対側の丸紅本社ビルも一時期足しげく通った建物で、佇まいが依然と全く変わらず懐かしかった。
ランナーに交じって出発、紀伊国坂を上り、乾門前の首都高速代官町入口の先からは代官町通りになり、桜並木がお出迎え。何とか日陰も確保できた。後ろからランナーのフォームを眺めると各人各様で、なかなか面白い。
千鳥ヶ淵交差点で内堀通りに合流し、左折して南下する。半蔵門手前の千鳥ヶ淵公園で、ランナーたちと混じって3回目の休憩。目の前に立つTOJOビル(旧東条会館)は、現職時代に度々会食で利用したこれもまた懐かしい建物だ。
新宿通りを横断し、国立劇場の手前から裏道に入って、隼町交差点を横断すると永田町。日差しを避ける木々が少なくなったがゴールは近い。国会図書館横を通過、衆議院第一・第二議員会館の間を右折、山王坂を下りきった先が日枝神社の境内だった。長い石段を上がり、参拝を済ませるとまだ午前11時50分だったので、もう一歩きすることにした。
西側の正面入り口から出て、外堀通りから延々と続くエスカレーターとは逆に階段を下り、山王下交差点を横断、赤坂通りに入った。昼食時とあって人出はたっぷり、その間をかいくぐって裏道に左折し、氷川坂を上り返して、裏入り口の階段を上って氷川神社境内に到着した。本殿では羽織はかま姿の新郎と角隠し姿の新婦が神主さんからお祓いを受けていたので、柏手を静かに打ってお参りを済ませた。12時15分だった。
神社の正面入り口から出て社殿を半周、氷川坂を上り、乾坂に右折、先ほど案内図で確認していた赤坂公園に入り、日陰にあった木のベンチを確保した、背中のタオル。帽子に靴下、ベストを脱ぎ去って昼休憩とする。ミックスナッツ・ベビーチーズにチョコレートを、缶チューハイで味わっているうちに、汗がようやく引いてきた。頭上に怪しい雲が出てきたので20分ほどで切り上げて、東京メトロ千代田線・赤坂駅から帰途に就いた。
残るは品川神社までの一里十二丁と芝神明宮までの一里六丁。二回に分けて踏破する予定。(村谷 記)
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★2021年7月31日(土)「東京十社めぐり 第六回(白山神社〜日枝神社〜氷川神社)」