村谷の本日は 昨日の東西から南北歩きになるため、早めの出発とした。
朝方の雨が上がったので、午前9時過ぎに都営新宿線・小川町駅から地上に出て、外堀通りを北上した。
昌平橋で神田川を渡り、JR中央線と総武線をくぐって昌平橋通りに出る。
明神下交差点のすぐ左手先に、ウナギの名店「神田川」の趣ある黒塀がみえてきた。まだ開店前だが、入り口には持ち帰り用のメニューが掲示されていて、三つのうちで最も高い「将門」は6,848円だった。
左手の小路に曲がって、昨日は登らなかった神田明神の男坂に挑戦した。まだ、参拝客がパラパラ状態な境内に入り、本日の適温と適風をお願いしてから退出した。
日差しを避けて清水坂を選択した。すれ違う人がほとんどいないのでマスクを外す。
横断歩道の右手にコンビニがあったので、ペットボトルを購入した。
大きな親子丼の写真が見えてきて、「鳥つね」に差し掛かる。「上親子丼1,500円」は変わっていなかった。
正面から湯島天神に入る。ここでも本日の天候のお願いをした。
裏正面から階段を下り、春日通りを横断し、上野公園に到着した。
園内には入らずに、不忍通り沿いの遊歩道を歩く。頭上は桜並木にすっぽりと覆われていて快適だった。園内には早くも家族連れが数組涼を求めていたが、スワンボートはまだ営業開始していないようだった。
根津神社入口交差点を左折して 境内に入り拝殿で参拝。つつじの季節の人ごみの1%ぐらいしか参拝客の姿はない。出発から十八丁歩いた勘定になる。
残るは王子神社までの一里。
裏出口から出て左折し、本郷通りに出た。ここからはまともに背中に日差しを受けることになるので心配していたが、イチョウや桜などの古木がしっかりとカバーしてくれたので、杞憂に済んだ。これも三神社のご加護と改めて感謝申し上げた。
右手の吉祥寺に立ち寄った。長い参道のほぼ中間に、「お七・吉三郎 比翼塚」があったのでお参りしてから退出した。
すぐ先右手にある富士神社に立ち寄る。社殿が富士塚の頂上にあるので、本日2回目の階段上り。今回は階段登りに縁があるようで、この先でも数回巡り合えるはず。
参拝を済ませて女坂を下り、境内の石をお借りして水分補給した。
わき道を北上して不忍通りを横断、駒込駅が近くなったのでマスクを装着した。
駒込橋でJR山手線・宇都宮線・高崎線をまたぎ超えて坂道を下る。霜降り橋の交差点で左手をのぞくと霜降銀座はすでに買い物客で込み合っていた。
その先からは登りになるが、人出がぷつんと途切れたのでマスクをしまい込んだ。左手にはえんえんと旧古河庭園の石塀が続き、頭上はすっぽりと並木が覆ってくれる。
庭園の入り口を見ると、「本日は予約が不要です」という掲示が出ていて、飛び込みらしい人たちがテーブルの上で住所・氏名・連絡先を記入中。
本郷通りを進み、道路正面にはこんもりと木々が茂った西ヶ原一里塚が出現。
ようやくゴールが見えてきた。
右手には延々と飛鳥山公園の緑が続く。渋沢栄一の特別展が開催中。
明治通りと合流して、都電の線路を横断。
音無橋を渡ると、王子神社の本殿の前に出た。時刻は午前11時過ぎ。2時間の散歩だった。
お宮参りのご家族たちに続いて参拝し、社務所で巫女さんから「元准勅祭社 東京十社めぐり」のパンフレットをいただいた。
昼食の調達時間がたっぷりとあるので、ネットに出ていた「王子駅周辺のテイクアウト13店」を一通り回ってみる。
おなじみの「半平」もランチ営業中だったが重たいメニューが多く、今回は遠慮した。
結局、第1位に推薦されていた「寿し屋のやすけ」に向かい、店頭の行列に並んで寿司を購入した。
飲みものは日本酒カップ酒「300ml」を選択し、音無親水公園に降り立った。音無橋の真下にあった大きく平らな石を2個確保し、背中のタオル・靴下・首筋のアイスノン・ベストをすべて脱ぎ去る。ワサビのきいた寿司と、ナッツ小袋をつまみにのんびりと味わっていたら、何とほかにも二組のグループが後から出現。猛暑の昼食場所には絶好のポイントだったようだ。
このまま帰宅しても早すぎるので都電に乗車し、数か所を探訪してから帰途につきました。
次は白山神社までの二十五丁と日枝神社への一里半と本日よりもだいぶ長丁場になるので、明日は休養し、来週後半の天気を見てから取り組む予定です。(村谷 記)
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★2021年7月24日(土)「東京十社めぐり 第四回(神田明神〜根津権現〜王子権現)」