村谷は曇天予報を見て、葛飾散歩の続きを行うため、前回の終点であった北総鉄道・新柴又駅から午後12時半に出発した。
いったん柴又街道を南下して次の交差点で横断し、右折する。道沿いにさくらみちとの表示が続き、旧佐倉往還だ。
北総鉄道の高架下にある赤稲荷に疫病除けを願ってから、そのまま線路沿いに南下するとすぐ先の右手に広々した鎌倉公園がある。
まだ歩き出したばかりだが、桜の古木の下に絶好の木製ベンチがあったので、早めの休憩タイムをとる。帽子⇒首筋のアイスノン⇒背中のタオル⇒靴下というルートインを済ませて、冷やしておいた缶チューハイの栓を開けた。
屋根付きに土俵らしき場所には小学生と母親の二人、水飲み場近くのベンチに老人男性の2組がいるだけ。これまた定番のベビーチーズをかじりながら、持参の文庫本を斜め読みして小30分経過した。
高架の南側に隣接した公園の一部をなす野草園に立ち寄り、前回の積み残し分を消化した。ボランティアらしい高齢男性がもくもくと草取りしていたので、お邪魔にならないように迂回して園外に出た。出口に工事予定の看板があり、来年にかけて2年がかりで鎌倉公園を全面的に改修するという。
堀切菖蒲園も随分整備されていたので、工事完成後に再訪したいものだ。
かなえ通りを南下して、京成4号踏切の手前にある鼎橋跡に参拝する。道祖神の一つである大師堂は南葛八十八か所の第六番札所で、2017年にも参拝したことがあった。
京成本線の踏切は渡らずに東進する。道筋の右手にある真言宗豊山派・輪福寺に参拝した。徳川八代将軍吉宗が、鷹狩りの途中で休憩したというから、江戸城から馬で来たということになる。
さらに直進して、鎌倉交番前の交差点で再び柴又街道を横断した左手にあるのが鎌倉八幡神社だ。寛永年間に当地を開拓した農家が鶴岡八幡宮の分霊を勧請して村の産土神としたと伝えられているので、それが地名の由来のようだ。
日差しが強まってきたので裏道伝いに南下し、真言宗豊山派・大珠院に参拝し、鎌倉町バス停前の交差点で柴又街道を渡り返した。
高い銀杏の木がある東稲荷神社と真言宗豊山派・浄光院に参拝を済ませてまた、柴又街道を横断して午後2時前に京成小岩駅に到着した。(村谷 記)
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コース
北総線・新柴又駅〜赤稲荷〜鎌倉公園、野草園〜鼎橋跡〜輪福寺〜鎌倉八幡神社〜大珠院〜東稲荷〜浄光院〜京成本線・京成小岩駅
<歩行距離:5.5km±α、歩行時間:1時間30分±α>
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★2020年9月 5日(土)役病退散祈願散歩・葛飾区第10回「鎌倉の寺社と公園散歩」