★2020年8月8日(土)「疫病退散祈願散歩・葛飾区第6回(お花茶屋駅〜青戸駅)」
村谷は、曇天を利して葛飾散歩の続きを行った。
正午過ぎに京成本線・お花茶屋駅北口から出発する。道幅が広いお花茶屋商店街が長く続いている。
生活用品は一通り調達できそうなほど品ぞろえが整っていて、マスク姿の買い物客がひっきりなしに行き交っている。
この商店街の100mほど東側には、葛飾区第1回散歩で歩いた曳舟川親水公園が雁行している。
400mほど北上して突き当りを斜め西北方向に曲がった。昨日とは打って変わった曇天で、少し風もあり歩きやすい。
真新しく広大な敷地の上千葉小学校を半周しさらに西北へ進んで、真言宗豊山派の普賢寺で疫病除けを願う。
室町時代末期に当地の豪族・葛西清重が築いたという古刹で、大きな宝篋印塔が目立つ。
お参りを済ませて退出し、来た道を戻って、小学校に隣接した上千葉公園に入った。小学校に匹敵する敷地の大半がサッカー場で、凛々しいユニフォーム姿でプレイする少年たちとこれを見守る家族たちの熱気に押されて、休憩場所は別に求めることとする。
少し東進して、曳舟十二橋で曳舟川親水公園に突き当たった。正面の葛飾区郷土と天文の博物館は依然として休館中。
水路沿いに天井がよしず張の木製のベンチがあったので休憩とした。帽子・背中のタオル・靴下を脱ぎ、胡坐になった。
先ずは缶チューハイで乾杯、つまみは定番のベビーチーズだ。土曜日だというのに暑さのせいなのか、水路で遊んでいるのは老人男性と水着姿の幼児1組だけだった。
小30分間の間に通過した散歩者も2組のみ。
暑さが収まったので住宅街の裏側にある6m道路を東進する。頭上に青空が出てきて、蒸し暑さが増す。
右手の小路を入ったすぐ先に、天台宗・延命寺に立ち寄り、ご本尊の延命地蔵菩薩に疫病退散のお願いを済ませた。
青戸7丁目交差点で水戸街道に突き当たり、そのまま少し北上、次の青戸北交差点を右折した。
青戸7丁目東交差点で、環七を横断し、葛西城址公園に入った。環七で分断された隣の御殿山公園と合わせた場所が、室町時代に上杉氏によって築かれた葛西城跡だ。
江戸時代には、将軍の鷹狩り用の御殿があったという。
公園のすぐ東側にある青砥神社と真言宗豊山派・観音寺にも参拝を済ませて、中川の土手に上がった。
タータン敷の遊歩道が歩きやすく、土手沿いには真新しい遊具がいっぱいの公園が整備されていて、大勢の家族連れが夏休みを堪能中。
この土手道はかつては柴又帝釈天へ続く帝釈枝道で、参詣客の行き来が多かったという。今は村谷以外は歩く人は見えず、ジョギングやサイクリングを楽しむ若者が行き交う。
目の前を競歩練習中らしい若い女性が通過していった。
京成本線の鉄橋を潜り抜け、白く美しい斜張橋・高砂橋入り口を横断、青砥橋手前で土手道を下りた。
住宅街の一角にあった中原八幡神社で本日の無事のお礼を申し上げて、午後2時半前に青砥駅にゴールインした。(村谷 記)
このページのトップへ戻る
コース
京成本線・お花茶屋駅〜普賢寺〜上千葉公園〜曳舟十二橋〜曳舟川親水公園〜葛飾区郷土と天文の博物館前〜延命寺〜葛西城址公園〜青砥神社〜観音寺〜中川〜中原八幡神社〜京成本線、京成押上線・青戸駅
<歩行距離:5.5km±α、歩行時間:1時間30分±α>
前のページへ 次のページへ