★2020年8月1日(金)「疫病退散祈願散歩・葛飾区第5回「古代東海道歩き(四ツ木駅〜京成立石駅)」
村谷は、梅雨明けの好天に誘われて、昨日に引き続き葛飾散歩を行った。
正午過ぎに京成押上線・四ツ木駅北口から出発。本日は、かつて吉田・清水両兄に故小川兄らと平塚から石岡まで国府を巡り歩いた古代東海道の一部を通過する懐かしいコースだ。
先ずは北東方向に中井堀跡を進み、左手にある四つ木つばさ公園に立ち寄った。なぜか四方を緑色のネットですっぽりと覆われた公園の一角に、『キャプテン翼』の主人公・大空 翼の銅像が西側にある荒川方面を向いて直立していた。(作者の高橋陽一氏の出身地が、四つ木)
四つ木地区の各所には、翼君はじめ8人のメンバーの銅像が置かれていて、それらを巡回するファンたちが今でもいるそうだ。
隣接する西光寺に立ち寄って、本日の無事と疫病退散をお願いした。源頼朝に従って奥州藤原氏攻めに活躍した葛西清重ゆかりの古刹だ。
門前から古代東海道を少し東進し、いくつか立ち寄りするためいったん右折し住宅街に入った。
遊戯施設が充実している四ツ木公園で最初の休憩を取る。メンバーの一人・日向小次郎像があった。
線路沿いに東進して、踏切信号のある公園から歩道橋で京成線をまたぎ超えた。スカイツリーをバックに車両が撮影できるスポット。
線路際の東四ツ木公園わきから南下し、白髭神社に立ち寄った。江戸時代には『客人大権現』と呼ばれていて花柳界からも信仰が厚かったという。
北上して線路に突き当たり再び古代東海道に復帰した。
奥戸街道入り口交差点で、平和橋通りを横断して、右手の渋江公園に入った。大正時代初期に日本初のセルロイド工場が設立された場所で、たっぷりの敷地内では、ゲートボールやテニスなどのスポーツや散歩や水浴びなど行う家族連れで大盛況だった。
一番奥のベンチで休憩タイムとする。帽子・タオル・靴下を取り去り胡坐を組む。目ざといハトが数羽寄ってきたが、環境保存のために何もやらない。
何はともあれ冷えた缶チューハイを開けて、ぐいと飲む。塩分の効いたベビーチーズが定番のお伴。
近くでゲートボール中の同年輩の男女がちらちらと見ていたが、いつもの通り30分の休憩を終えてから古代東海道へ復帰した。
線路寄りに並行する立石道があったので、いったん左折して京成立石駅南口の商店街・立石仲見世を訪れた。惣菜店が中心だが夕方には行列ができるという居酒屋もずらり。
営業中だった1軒をビニールシート越しに除くと、高齢男性数人が早くも盛り上がっていた。
再び街道に復帰し、本奥戸橋で中川に突き当たりそのまま土手沿いに進む。
帝釈道との分岐点にある道標の横から土手道を下りて、小公園の一角にある『立石様』に参拝する。古代に房総半島の鋸山から運んだ古墳石室の石材が地中に埋め込まれている。
ここで古代東海道とはお別れして、京成立石駅方面に西進する。
京成線の線路を潜り抜けて、北口の商店街に入った。右手に葛飾区伝統産業館が開いていたので、涼みがてら入場した。区内の熟練職人が工夫を凝らした逸品が展示・販売されていた。 高齢男女3人が手持無沙汰気味におしゃべり中。お姉さまが区内の紹介パンフレットをいくつか提供して下さりお礼を申し上げて退出した。
呑んべ横丁はまだ開いておらず、午後1時半過ぎに京成立石駅にゴールインした。(村谷 記)
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コース
京成押上線・四ツ木駅〜中井堀跡〜四つ木つばさ公園〜西光寺〜古代東海道〜四ツ木公園〜白髭神社〜渋江公園〜立石仲見世〜本奥戸橋(中川)〜葛飾区伝統産業館〜京成押上線・京成立石駅
<歩行距離:5.5km±α、歩行時間:1時間30分±α>
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