4連休の2日目=スポーツの日、梅雨明け直前?の曇天の午後、村谷は京成本線・堀切菖蒲園駅から出発。
駅付近は休日ともあって人出が多い。
駅改札前からすぐに堀切クローバー商店街が始まる。かつての西井堀の跡で、少し斜めに走るのでそれと判った。
赤札堂の正面にある天祖神社に参拝し、本日の無事と疫病退散をお願いした。塀に沿って、菖蒲七福神・菖蒲十二支神の大ぶりな石像が鎮座していて、膨れ上がった腹がユーモラスだ。
いったん右折し、すぐに駅前交差点を左折し、堀切菖蒲園通りに入った。街路灯の覆いは菖蒲の花がモチーフになっている。
一気に人出が少なくなったのでマスクを外した。両側には食堂や小さな商店が続き、散歩中の老人や駅方面に向かう若い女性とたまにすれ違う程度だ。
右手に立派な遊歩道・あじさい通りがある。両側にはアジサイが植えられていて、大きなマンションが並んでいた。
少し先に、堀切菖蒲園の外塀が出現し、回り込んで入場する。平成30年に全面改装されたとの表示があり、かつてとは見違えるように整備されていた。
入り口で手指を消毒し、マスクを着けなおして入場する。
江戸後期に地元の農民・伊左衛門が花菖蒲を栽培したのが始まりで、江戸末期から明治初めにかけて小高園・武蔵園・吉野園・堀切園・観花園など続々と開園した。
歌川広重や歌川豊国が錦絵の題材にして有名になった。
園内の休憩所には、最盛期の大正期の様子が写真で展示されている。
戦時中は水田化され、戦後に堀切園の一部を東京都が買い取って、昭和35年に公園化し現在に至っている。
ちらほらと菖蒲が咲き残る園内の北側にある池のほとりの藤棚の下に腰を下ろした。例によってタオルと靴を脱ぎ胡坐座になる。
正面にはスカイツリーがくっきりと建ち、川風が心地よい。ベビーチーズと缶チューハイで、図書館から入手した「安心して酒が飲める本」を眺めているうちに30分経過したので園外に出た。
綾瀬川の氾濫を防ぐために平成9年に設置された堀切菖蒲水門で綾瀬川を横断し、並行して東京湾に注いでいる荒川の土手道に出た。
立派な土手道と広々した河川敷に広がる堀切水辺公園は、GO TO トラベル キャンペーンから除外された都民で満ち溢れていた。
ウオーキング、サイクリング、ジョギング、ボール遊びなど、老若男女が活動中。
400mほど南下して、人をかき分けるようにしてクリーム色の堀切避難橋を渡り、再び堀切地区へ降り立った。
堀切ポンプ所の脇から堀切四季の道が始まる。両側には桜の古木が続き、こけし風の街路灯が並ぶおしゃれな散歩道だ。
綾南小学校の敷地が切れた先の交差点を左折し北上する。
入り口にある いぼとり地蔵で知られた極楽寺に参拝した。質素なたたずまいで、境内には誰もいない。
お寺の前から、東北にくねくねと網目状の小道が続いていて、かつては川筋の一つだったらしい。
広い平和橋通りに突き当たったので、左折し堀切菖蒲園駅に戻った。
本日の行程は約4キロ、1時間半ほどの軽い平地散歩でした。(村谷 記)
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コース
京成本線・堀切菖蒲園駅〜天祖神社〜堀切菖蒲園〜堀切菖蒲水門(綾瀬川)〜堀切水辺公園〜堀切四季の道〜極楽寺〜堀切菖蒲園駅
<歩行距離:4km±α、歩行時間:1時間10分±α>
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★2020年7月24日(祝&金)「疫病退散祈願の水辺緑道散歩・葛飾区その3 堀切菖蒲園駅から周遊」