東京が初の真夏日となった日、西武池袋線・東長崎駅改札前に、滝澤・野呂・小林・田幸・村谷・山内の6人が集合した。
老人グループのため熱中症予防を至上命題として散歩することを確認してから出発する。
地上に降り立って長崎銀座を経て、小ぶりな笠間稲荷神社で本日の無事をお願いし、大和田通りを西進する。
旧街道沿いの商店街はほぼフル稼働で営業中。
千川通りから一本手前を左折し、特別老人養護ホーム風かおる里の正面玄関の前で、当地ゆかりの漫画家・森安なおや作「いねっ子わらっ子」の「マコちゃんモニュメント」を確認した。
そのまま、幅広のトキワ荘通りを折り返す。道幅が広くなり、風が良く通って歩きやすい。まだ6月だと確認して先へ進む。
南長崎はらっぱ公園で最初の水飲み休憩。たっぷりの緑陰には6人でも不足ないベンチが設置されていて、序盤戦の汗が引っ込んだ。
この南長崎通りは、かつて吉田兄や故小川兄と歩いた旧清戸道だったことを思い出す。、右手にある岩崎家住宅は数百年もの寿命がある木々がそびえる広大な建物だった。
右手奥にある南長崎スポーツ公園は省略して、新築された「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」を訪ねた。
3月22日にオープンする予定だったが、新型コロナウイルス騒ぎにより開所式が挙行されず未だに入場できない。
しかし、この後に訪れた豊島区トキワ荘通りお休み処のお姉さま(?失礼)からの情報では、7月中にはオープンの運びとなっているそうで、公園の名前も「南長崎花咲公園」から「トキワ荘公園」に改称されていました。
まだ12時前なので幼児連れのお母さんたちがご活躍中だったので、山内が見つけてくれた南長崎四丁目児童遊園に転進した。
無人、桜の古木が真夏日の日差しを遮ってくれる絶好のコンディションを利用して、数か月ぶりにシートを3枚敷き詰めた。
狭い木のベンチや藤棚の下の隙間とは違って、のびのびと胡坐をかけるスペースを久々に思い出した。
バーナーや日本酒用の薬缶はないが、久々の多人数での乾杯はうれしい限り。
数か月間の空白を一気に埋めるには時間が十分ではないものの、人生の残りの持ち時間がたっぷりあるとはいえないお互いの状態を認識して、小1時間?の休憩を済ませた。
公園内の時計塔が正午を回ったころに、午前中の出勤?(登校)だったらしい元気な小学校高学年の女児2人が参入してきて、ダイナミックなブランコ漕ぎを始めたのを契機にお開きとした。
再びトキワ荘通りに戻ると、漫画で盛んに出てくる中華料理・松葉に次々にお客さんが入店していく。これもまた、この先でうかがったお姉さま?お妹様から後で聞いた情報によれば、当地に居住していて池袋周辺で働いている若者たちが回帰しているはずという。
何はともあれ、日本経済復活の先行指標と解釈して、右手路地奥にあるトキワ荘跡地モニュメントを見て、先ほどの建物が忠実に再現されていることを確かめた。
お馴染みの冷房の効いた豊島区トキワ荘お休み処で休憩。前回はなかった新進漫画家たちのイラストが飾られていた。
約30分後に雑誌社からの取材が控えているとかで、われらの素性を聞かれたが正直に開陳した。
目白通りに出て、漫画家たちが通った目白映画跡の看板を確認して北上する。
西武池袋線近くの椎名町公園で、最終の休憩。広大な敷地で絶好のポジションだが駅に近すぎ、人が多いのが残念。
椎名町駅横の踏切を渡り、長崎神社 と 金剛院に参り、疫病退散を祈願して本日の夏散歩を締めた。
金剛院ではマンガ地蔵を確認した。
打ち上げは、駅前通りにあった餃子の満州。昼はつまみだけだったので、餃子やレバニラ炒めなどをたっぷり、生ビールやレモンサワーを皮切りに、紹興酒5年物を何本かお替りして締めました。(村谷 記)
このページのトップへ戻る
コース
西武池袋線・東長崎駅南口〜笠間稲荷神社〜特別養護老人ホーム風かおる里前(マコちゃんモニュメント)〜南長崎はらっぱ公園〜岩崎家住宅前〜トキワ荘公園(旧・南長崎花咲公園)〜トキワ荘跡地〜トキワ荘通りお休み処〜椎名町公園〜長崎神社〜金剛院〜西武池袋線・椎名町駅
<歩行距離:4km±α、歩行時間:1時間10分±α>
前のページへ 次のページへ
★2020年6月9日(火)「トキワ荘ゆかりの地散策(東長崎駅〜椎名町駅)」