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★2018年1月16日(火)「隅田川七福神めぐり(鐘ヶ淵駅〜浅草駅)」

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 好天微風の東武スカイツリーライン・鐘ヶ淵駅西口改札前に、滝澤・田幸・山岡・高瀬・村谷・山内の6人が集まった。

 いつもの通り駅前のコンビニでつまみ調整の買い物を済ませてから出発。踏切手前の幟に記されたおすすめコースは、平塚から石岡に至る
古代東海道(「街道歩き」さんのページ)をそのまま反対側に歩くという懐かしいコースを表示(⇒武蔵・下総を結ぶ古代東海道)していて、かつて吉田兄・故小川兄・長塚兄・清水兄とともに歩いたことを思い出した。

 昨年末に江戸三十三観音巡りで北側から逆コースを歩いた村谷の判断で、一本裏道の風情ある商店街を進んだ。平坦な土地柄のためすれ違う自転車の数は多いものの、左右に家並みは十分に昭和の風情がそのままに残っていた。

 藁屋根づくりが印象的な山門から、
隅田川七福神(「猫の足あと」さんのページ)、以下同じ 最初の巡拝先・多門寺(毘沙門天)に参拝する。
御本尊は弘法大師作と伝承されている。ご住職は平和主義を標榜するらしく憲法第九条などの掲示が見られた。

 門外に出て南下し、広大なグラウンドに沿って墨堤通りに出た。グラウンドを含むこの土地一帯は、旧カネボウの工場跡地だった。

 水神大橋の先から、隅田川の河畔に向かう。
防災&防水装置が施されていることで、先日の「じゅん散歩」でも紹介されていた都営東白髭アパートの巨大な装置を鑑賞しながら、隅田川沿いの東白髭公園に入った。

 梅若伝説で知られた木母寺に参拝した後、隣接する公園で店開きとした。
先ずはこの季節には稀有とも思われる好天に感謝して乾杯、冷たい缶ビールや缶チューハイが一入おいしく感じられる。
 続いて滝澤の絶妙の熱燗、山内熟練のもつ鍋、村谷のフライパン焼き・オデン炒めと分業し、その他の豊富なツマミともに提供する。
近日中に迫ったスキーツアー、東北縦断の温泉巡りから今秋のタイ北部旅行までの娯楽面いっぱいの話題で締めました。

 
墨堤通りを南下し、白髭橋の先でトイレ休憩を兼ねて久々に「すみだ5つの博物館」の一つ旧・ セイコー時計資料館セイコーミュージアムに立ち寄った。
信州の片田舎(失礼します)の会社が、スイスブランドが確立された先端分野に挑戦して世界をリードする技術を確立するまでの歴史が、見事に表示されているおすすめスポットです。

  
…信州を愛する管理人補足: 服部金太郎は江戸・京橋采女町生まれ、明治14年創業の服部時計店(創業の地は江戸・京橋)の製造部門・精工舎の創業の地は“信州の片田舎”ではなく 東京市本所区石原町(「TIMEKEEPER 古時計どっとコム」さんのページ)です。
会社の所在地はともかく “信州の片田舎”との記述は江戸っ子の金太郎翁が聞いたら「村谷君、君に言われる筋合いはない」と言われるのでは?
 なお、昭和17年に前身になる会社が設立されたセイコーエプソン株式会社は、信州・長野県諏訪市に本社があります。


 少し先から本日2番目の白髭神社に参拝した。浅草駅にも近くて、YSC散歩でも度々訪問済みの神社だ。名前の由来は
寿老神からの発想だろう。

 まだ残されている隅田川七福神の幟に誘導されて、裏道伝いに3番目の向島百花園(福禄寿)に参拝した。
蝋梅や冬牡丹が開花しているほかに、春の七草が全て畑に植えられていたは珍しい。
 池の畔ではコサギがお食事中、人目も気にせずに水中を凝視し、手長エビやアメリカザリガニを捕えては、地面に叩きつけ、弱らせてから飲み込んでいた。

 再び墨堤通りを南下する。

 
十月桜寒桜河津桜の3本が並べて植えられている小公園のすぐ先が4番目の長命寺だが、手前にある有名な桜もち店から、今ちょうど買い物を済ませたばかりの一団とすれ違った。
 すぐ先の境内に入って弁財天にお参りした。境内に隣接す幼稚園では、前回と同様にお迎えに来る若いママさんたちの熱気に溢れていた。

 隣接する5番目の弘福寺(布袋孫)は静かなお寺でゆっくりと参拝できたが、広い敷地内で七福神巡りと思しき一団の中に、村谷が見覚えのあるN先輩を発見、まさかの邂逅だった。

 吉田兄・故小川兄・野呂兄・清水兄とともにさんざん街道巡りでお世話になった方で、それぞれ茨城県と東京都に住む二人が、神仏の帰依に熱心とは言いながらこの地で遭遇する確率はいかがでしょうか?

 これから北上するN先輩たちと分かれて、我らは最後(6番目・大黒天&7番目・恵比寿神)の三囲神社に参拝する。この境内から見上げるスカイツリーの姿が最も美しいとさてている神社だ。

 
言問橋で隅田川を渡る。

 浅草名所七福神浅草神社浅草寺も、大勢の参拝客で込み合っていたのは最早、平日でも当たり前の風景だ。

 花やしき通りを西進し、六区ブロードウエー商店街を南下し、浅草ロック座の反対側にあるホッピーストリートから盛んに呼び込んでくれるお姉さまの中の一人を山岡が選択し、「下町・人情 浅草ホッピー通り もつくしに入店する。

 分厚いビニールシートで覆われているものの視界良好なテーブル席に着いて、ホッピーセット、焼鳥・煮込や味噌キャベツを注文して乾杯。通り過ぎる和服姿のお嬢さんたちを観察しながら飲む酒も一興だった。

 我らの少し後に呼び込みのお姉さんに誘されて入場した白人3人組の注文に一同注目したが、空揚げなど無難に火を通したものだった。

 本日も長丁場の行程だったので早めに締めて散会としました。(村谷 記)

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 コース
   
東武スカイツリーライン・鐘ヶ淵駅西口〜多門寺〜墨堤通り〜水神橋〜東白髭公園〜木母寺〜白髭橋〜白髭神社〜向島百花園〜墨堤通りに戻る〜長命寺〜弘福寺〜三囲神社〜墨田公園〜言問橋〜浅草神社〜浅草寺〜東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線・都営浅草線・浅草駅
     <歩行距離:5.5km±α、歩行時間:1時間40分±α>

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「隅田川七福神めぐり」を参照して歩きました。


「隅田川七福神」は2010年4月3日にも巡拝しました。