ちょっと肌寒い朝、新宿発の小田急線が南新宿駅を過ぎると、線路際・道路際・公園・学校・家庭の庭などの
満開の桜が途切れずに目に入ってくる。
東海大学前駅を過ぎると、大山から丹沢山塊の上空には黒雲、相模湾の上には青空が広がり、薄い雲の下に
弘法山〜浅間山のサクラ色に染まったスカイラインが見えてきた。
絶好のお花見日和、高齢者ハイカーグループも多いが、男女混成・男だけ・女だけなどの若者グループ、男女ペアー・親+子・親+子+孫・父兄大勢+子ども大勢グループ、単独のザック背負者など花見客?で、ごったがえす
秦野駅改札前に、滝澤・田幸・村谷・山内の4名が集合。
秦野市観光協会作成のパンフレット「はだの桜三昧」と「富士山ビューマップ」を頂き事前学習。
村谷から、「この人出では、鶴巻温泉は満員御礼で入れないだろうから、弘法山から馬場道のチップトイレ右側から女坂経由での下山にしたいが…」との提案があり、3人は即賛同。
駅前の
まほろば大橋を渡っていると、河川敷の散策路をザックを背負って下流に向かって歩く人たちが見えたので、我らも橋下へ降りる。
清い流れの
水無川河岸の
パンジーやチューリップなどの花咲く花壇が整備された遊歩道を気持ち良く歩き、
命徳寺前で堤に上がり、本日の無事を願い、
本堂の両側に咲く桜とともに記念撮影。
金目川を渡り、弘法山登山口へ。
1枚脱いで、短いけれど急な登り坂を、ぞろぞろと連なって、対向者に道を譲ってもらいながら、
スミレやカントウタンポポを鑑賞しながら、桜花爛漫の
弘法山公園 ・ 浅間山到着。
市街地の向こうに箱根連峰とともに浮かび上がっているはずの
富士山 は、裾野だけが見えて山頂は雲の中にお隠れ。
階段道を上がって
権現山。展望台や芝生にも大勢の人々。
桜花のトンネル、馬場道の中ほど、花見だんごや花見酒などを商う露店街の手前にある芝生、
満開の桜木の根本の日陰に居を定めシートを敷き、まずはビールで乾杯。
滝澤のコンロで熱燗づくり、村谷のコンロで持ち寄りのオカズを焼き、話に花が咲く。
大山の上には黒雲、相模湾側は快晴で我らの上空は晴れ側だが時々曇ってくる。
今日、明日の
花まつり期間中に弘法大師像がご開帳されている
弘法山へ登り、下山時の事故なきことを願い、秦野市観光協会の振る舞い甘酒を頂き、
馬車道のチップトイレ手前の軽トラ市場の軽トラ群の後ろに立つ「女坂」道標まで戻る。
女坂の長いダラダラ坂をのんびりと下る。
道の両側に大分新芽が伸びてきた
アジサイが並び、
ヤマユリも20cmほどに立ち上がって来ている。
シダやキブシの房が風情を添える。
ウグイスの上手に鳴く声が聞こえてくる。
弘法大師縁の「
亀の子石」を鑑賞し、建物の横に
満開の桜並木があり、擁壁に芝桜とツツジのプランターを並べた「
はだのクリーンセンター」前を経て、角に「スリーエフ」が建つ
クリーンセンター入り口交差点を左折し、今朝登りはじめた弘法山登山口前の先、
河原町交差点を右折し、県営秦野団地前のバス通りを登る。
秦野〜二宮間を結んでいた
湘南馬車(⇒軽便)鉄道 の説明板で学び、
花みずき商店会を過ぎ、
片町通り交差点を左折し、
駅前通り商店街へ入り、打ち上げ場所をさがしながら弘法坂を下って行くと、右側にま新しい焼け跡が。4月3日に酒屋から出火し、隣りの生花店に延焼したとのこと。
呑み処が見つからず、
まほろば大橋を渡って、
秦野駅前北口ロータリー前に建つ
「タンタン麺食堂」を見つけて行ってみると「午後2時に一旦閉店した」と。
ここで村谷が交渉、O.K.を貰って入店。
ホッピーセットに軽いツマミで、軽く中身を追加して、軽く〆ました。
参加者の高齢化に伴い今後の弘法山さんぽは今までの吾妻山〜弦巻温泉駅コースは避けて、今日のコースを定番とし、電車で弦巻温泉駅に行き、温泉へ入ろう、と話し合いました。
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コース
小田急線・秦野駅〜命徳寺〜浅間山〜権現山(弘法山公園)〜弘法山〜馬場道〜女坂〜秦野駅
<歩行距離:約5Km+α>
※秦野市観光協会・はだのハイキングマップ「B弘法山公園・吾妻山コース」を参照して歩きました。
※秦野市観光協会・「はだの桜三昧」リーフレットのダウンロードページ
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