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<2月18日(火)春の気配を感じる都心の寺社めぐり散歩(茗荷谷〜九段下)>

 駅ビルが完成し以前の面影が全くなく、男女学生(御茶ノ水女子大&拓殖大など)が引っ切り無しに乗降する、東京メトロ・丸の内線・茗荷谷駅改札前に集合したのは、滝澤&村谷の2人。

 真っ青な空ながら北風が強く少しブルッとくる朝だ。
春日通りとは反対側の茗荷坂を下る。右手は広大な拓殖大学の敷地で、箱根駅伝出場の大きな垂れ幕が目に付いた。

 先ず、左手の林泉寺に参拝し、縛られ地蔵尊にお参りする。水元公園の帰途に立ち寄ったことがある南蔵院と同様に、お賽銭を差し上げれば縄を一巻きしてお願いすることができるが、両名とも特段差し迫った事情がないため白梅を鑑賞しただけで参拝にとどめて次に向かう。

 道脇にあった由来書によれば、往時には茗荷が盛んに収穫できたのだという。石垣の上にはそれらしい植物があったがまだ早い。
坂を登り返して深光寺にも参拝。本堂の左手に滝澤馬琴の墓石があったので、同姓の誼で滝澤が写真に収まる。晩年は失明しながらも強靭な精神力で81歳まで執筆(口述筆記だが)活動を続けた努力に感服する。

 大きな藤棚がある藤寺(伝明寺)に沿って藤坂を南下。直角に交差する庚申坂を右折して、広大な丸の内線の車両基地を地下道で横断する。
 坂道を登りきって、今度は切支丹坂を下り、続いて突き当たりの日輪寺の敷地に沿って右折し、薬缶坂を下る。
小路が続いて風が遮られて熱いぐらいだ。一旦、小日向神社で休憩。高台からの視界は180度。
 服部坂をどんどん下り、古川橋神田川を横断、目白通りを左折し、直ぐの石切橋交差点を横断、目の前のコンビニで昼食の買い足しを行った。

 一転して急な登りの赤城坂。左手に見覚えにあるピカピカの 赤 城 神 社 に裏から入る。またも家内安全を祈り、早稲田通りの一本手前を左折して、昼食予定地の 白銀公園 に入った。
 四方がマンションで囲まれていて絶好の環境。昼近くとあって、あちこちで昼食中の家族連れがいたが、広い敷地の一角にあったベンチ脇にシートを広げて先ずは、缶ビールで乾杯。予報よりも暖かで、日差しが強く旨い。村谷が最近凝っているホッケ味醂焼きやキムチ、さっぱり味の沢庵や、ミニトマトなど、二人では十分なツマミを、滝澤手練の熱燗で何とか平らげる。来週の河津桜、3月の高尾山、4月の
枝垂れ桜はじめ花尽くしのアクションプログラムから、夏のアジア旅行、来春のスキー合宿まで話題は尽きることがない。

 当初予定の市ヶ谷コースを変更して、二人の帰途に便利な九段下に変更。
神楽坂通りを上る。昼食時とあって、サラリーマンや買い物客でごった返している。 善 国 寺 にも参拝した後、坂を下り路地裏に寄り道すると、昔馴染みだった店はまだ営業しているようだった。

 飯田橋駅前を通過し、早稲田通りを登りきったところで、 靖 国 神 社 の大村益次郎銅像の下に出る。
桜の開花状況基準木はまだつぼみだった。
公式ならぬ私的参拝を済ませて、お目当ての 梅 林  に向かったが、雪のためか立ち入り禁止で靖国通りに出る。

 ランチ営業の店が多かったが、グランドパレスホテルの向かい側にあった洋食「麦わらぼうし」に入り、一押しの三元豚の重ねカツをライス抜きで注文して、生ビール各2杯で堪能して締めました。

 一足ずつ春の気配を感じた坂道散歩でした。(村谷 記)

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 当初予定コース
  
東京メトロ丸ノ内線・荷谷駅〜茗荷坂〜林泉寺(しばられ地蔵)〜深光寺〜釈迦坂〜藤坂〜庚申坂〜切支丹屋敷跡〜切支丹坂〜甘酒婆地蔵〜薬缶坂〜横丁坂〜服部坂〜石切橋(神田川横断)〜水道町交差点〜赤城坂〜神楽坂駅横(早稲田通り横断)〜牛込中央通り〜鰻坂〜闇坂〜浄瑠璃通り〜浄瑠璃坂〜靖国通り〜JR中央総武線など・飯田橋駅

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★2014年2月18日(火)「御利益探訪(茗荷谷駅〜九段下駅)」

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