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<7月6日(土)梅雨明けの鎌倉・扇ケ谷界隈(鎌倉駅から周遊)>
 梅雨明け初日、猛暑が予想されるJR横須賀線・鎌倉駅西口改札前に集合したのは、菅野・滝澤・島田・村谷・山内の5名。
猛暑には負けない気力とともに、適宜ショートカットも行うことを確認してから出発する。

 西口から市役所前のスクランブル交差点を横断して横須賀線に並行して進む。
かつてお馴染みだったそば処・五島の跡地に寄り道すると、何と真新しい店舗が開店している。玄関前で掃除中の女性に聞くと、建物が老朽化?して床が寝起きに絶えられず昨年7月末にリニューアルオープンしたという。
 帰途の立ち寄りを約束して、勇躍先へ進む。

 鎌倉幕府創設と同年の建久3年(1192)に京都から勧請した八坂神社に参拝、本日が夏祭りの宵宮とあってご開帳されていたお神輿の前で写真を撮った。
 この道筋は鎌倉街道上の道で諸寺が並ぶが、未訪問で鎌倉唯一の尼寺・英勝寺に先ず立ち寄った。太田道灌の子孫で徳川頼房の養母が道灌の屋敷跡に建立した古風な建物が並び静寂そのものの名刹で、あちらこちらに咲き残るアジサイが印象的だ。

 少し戻って鎌倉五山第三位の寿福寺の山門を潜る。国指定史跡に相応しい荘厳さで、数名の絵画愛好家が、シンメトリーな境内を写生中。足音を忍ばせて脇を通過して、奥の墓地へ向かう。
高浜虚子の墓の横から最奥にある北条政子とその子・源実朝の墓とされる五輪塔を参拝する。質素な造りは源頼朝の墓と同様だが、非業の死を黙認せざるを得なかった母親の気持ちを忖度して先へ進む。

 元の間の狭い石段と急な山道を汗だらけで登りつめたところが、源氏山公園の入り口だった。
中央に鎮座する頼朝公の銅像に一礼してから、木陰にシートを広げる。真っ青な空と涼やかな風が疲労を一気に吹き飛ばす。先ずは飲兵衛3人が缶ビール、上では飲まない2人がスポーツドリンクで乾杯する。
 最初に食後の行程について協議し、当初予定の化粧坂を下り横須賀線沿いの名刹を参拝するコースから、日差しが少ない山沿いの銭洗い弁天〜佐助稲荷〜五島コースに変更する旨一決した。
本日も持ち寄ったツマミでシートが一杯。特に島田が保冷剤に挟んで持ってきてくれた冷やしトマトに山内持参の塩一つまみが好評。ちょうど正午とあって、次々に家族連れや若者グループがあちらこちらに弁当を広げていた。

 一眠りしたい気分を追い払って出発。
当初予定の化粧坂を途中まで下る。本日の日経新聞別冊で、歩いてみたい日本の坂・第10位に紹介されたに相応しく鎌倉七切通しの面影がそのまま残っている。
 滑りやすい岩を慎重に戻り返し、銭洗弁天に進む。岩の間の鳥居の参道を潜り抜けると、人・人・人。
我らもザルにコインを乗せて鎌倉五名水の一つ銭洗い水で洗い、お賽銭に投じた。

 盛んに坂を登ってくる人々とすれ違い、右手の佐助稲荷神社へ。
長い鳥居連の参道を登り、本殿に参拝する。右手にベンチがいくつもあって休憩にはちょうど良い。

 再び道を下り、途中の佐助随道を左折すると、朝方立ち寄った そ ば 処 ・ 五 島 の前に到着し、所用のある菅野と別れて4人が入店する。
ラストオーダー5分前だったので、ビール大瓶と長者盛各2本と、蕎麦掻・玉子焼き・雛鳥醤油煮・板ワサを一度に注文して、乾杯。味も値段も改装前と全く変わらなかったが、座敷が少なくなって椅子席が主体になりました。
天カスをお土産に頂き、外に出て、まだまだごった返している鎌倉駅から帰途に着きました。(村谷 記)

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 コース
  
JR横須賀線など・鎌倉駅〜八坂神社〜英勝寺〜寿福寺〜北条政子の墓〜源氏山公園〜化粧坂〜銭洗い弁天〜佐助稲荷〜鎌倉駅
     <歩行距離5Km;歩行時間 1時間15分>

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★2013年7月6日(土)「扇ケ谷から源氏山へ鎌倉の古刹を訪ねる(鎌倉駅から往復)」

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