<初冬の関東ふれあいの道・鳥の道(小仏バス停〜影信山〜陣馬山)山歩>
好天・微風のJR中央線・京王線・高尾駅北口駅前バス停の8時12分発・小仏行きバスに乗車したのは、和栗・松戸・松田・向坂・村谷・山内の6名。平日のためか追加のバスはない。
ほぼ満席のバスの乗客のうち約半数は日影バス停で下車する。いろはの森から高尾山頂上を目指すらしい。
20分ほどで、終点の小仏バス停に到着。
軽く手足の運動をしてから、さらに車道を上る。左手下に流れる川の水は凍えそうに冷たそうだ。
霜で真っ白な草むらを通過すると、影信山専用の登山口。先ほど我らをタクシーで追い抜いていった若い?男女4名が右手の階段から登っていく。
我らは更に車道を登りつめて、水場がある駐車場へ。
登山道が二股に別れていて、左手はお馴染の小仏峠に通じる旧甲州街道だが、我らは松戸がお勧めの右手にある影信山頂上直下につながる新道へ。
本来は、森林整備のための作業道だったらしいが、一般登山者用に最近整備されたらしく、2、3箇所ほど途中に水場がある。
くねくねと登っていき、少し開けた場所で最初の水飲み休憩。汗をかいたので夫々上着を1枚脱ぎ捨てる。
上部が高い木で覆われ、足元には優しい落ち葉だらけの緩やかな山道を順調に登っていくと、左右の草むらに氷の塊が出現する。霜柱が先日の雨の後に葉にしがみつく様に重なっている。
向坂がまるでエビフライのようだと表現したほどだった。寒暖の差が激しかったためのようだ。
見晴らしの良い尾根道までたどり着くと、影信山(標高727m)は近い。溶けかかった霜柱が一杯の道を滑りながら、10時に予定通り山頂に到着した。なめこ汁が売り物の茶屋は平日のため休業だったが、西側には真っ白な冠を被った富士山、東側にはスカイツリーや房総半島に加え、筑波山の双耳峰がくっきり。本日も好天に改めて感謝した。
ここからは暫くは緩やかな尾根道歩き。
約1時間で明王峠に到着し、一段と大きくなった富士山を見渡せるベンチを二つも確保して昼食大休憩。6人で3台のバーナーが活躍する。隣のテーブルはギャル3名の山ガールだったが、美味しそうですねと紳士的に(淑女的に)コメントを残して立ち去る。
和栗お手製のカキ煮+カボチャ和え始め、数々のツマミと、向坂&山内の濃い焼酎に勿論持参のビール、締めは松戸のコーヒーで取り合えず昼食は完了した。
続いて小1時間で本日の最高峰・陣馬山(855m)へ到着。
360度フルスクリーンの眺望は、南アルプスまで展望できる。各々が登頂した思い出話は尽きなかったが、松戸が頂上小屋で調達した水を山内と素早く沸かしたお湯で、コーヒー&お湯割り焼酎を作って暖をとり、再び乾杯。好天の山歩きに感謝、感謝。
松田の提案に従い、2時過ぎのバスに乗車して、早めに高尾駅にゴールインすることに衆議一決して下山にかかる。
お互いの体力とテクニックを駆使して、発車5分前に陣馬高原下バス停にたどり着く。
途中で乗車してきた小学校1年生グループのリーダー女子の見事な捌きに感心したりしているうちに高尾駅北口にゴールイン。
南口まで歩いて、恒例の高尾そば・多摩の里に入店し、これまたお馴染の海鮮カキアゲなどの数々のつまみを、焼酎の蕎麦割りなどで食して、新年の再会を約してから散会しました。(村谷 記)
★2012年12月20日(木)「景信山〜陣馬山」