<タイ旅行初日=11月27日(火) 成田〜バンコク〜チェンマイ>

 平日ながらも老若男女で込み合う成田空港第一旅客ターミナルに、集合時間の30分前の8時15分には、塩路・森・村谷の3名が集合した。
往復利用の タイ国際航空 のチェックインカウンターで荷物を預けてから海外旅行保険の加入手続きを済ませ、軽い朝食を摂った。

 10時45分発TG641便は満席、出発が遅れるのも滑走路不足?のためのようだ。
バンコクまで7時間のフライト、行程の事前研究や映画鑑賞、免税店で購入したスコッチをぐびぐびと三者三様だ。
 昼食の機内食はカレー、量質とも申し分ない。

 出発の遅れもあってバンコク・スワンナプーム空港でのチェンマイ行き乗り換え時間に余裕がなく、スコッチボトル処理で手間取った一名は、広い空港内を日ごろ鍛えた駆け足で通過して何とか間に合った。

 国内便のTG116便は予定通り1時間10分のフライトでチェンマイ国際空港に到着し、大和の出迎えでほっとする。
年間最大行事の  イーペン or ロイクラトン( ロイカートンと聞こえました)祭り(You Tube)の時期のため、狭い空間に外国人観光客とタイ人帰省客+観光客が集中し大混雑。
 大和の素早い手配でタクシーに乗り込み、市内のホテルまでの道筋も大混雑で抜け道をくねくね、何とかたどり着いた次第。通常は120バーツ(1バーツ=3円弱)だが、300バーツはやむをえない。

 ホテルは、新市街で ナイトバザール が開かれるメインストリートに面した絶好のロケーションにある 「ロイヤル・ランナーホテル」 
荷物を部屋に置いて、直ぐに夕食へ。
田幸兄らがご愛用だった 和食の「一休」は今年5月に閉店 したため、日本食レストラン ・ 「だ る ま」 に向かうが、乾季のはずなのに小雨が降っている。
昨年に続き当地も異常気象とのことだった。

 再会を祝して乾杯し腹ごしらえ。2時間の時差のためか、結構おなかが空いていたが、本日から3日間続くパレードを見学すべく早々に切り上げる。
夜市で買い物をしていると賑やかな行列が次々にご到来。先頭の踊り子さんはカメラを向けると次の組にはお構いなく必ずポーズを取ってくれるのもお国柄か。

 次々に追っかけていった2名はかなり先まで進んでしまったが、何とかホテルには帰り着いたらしく(約1名は折角250バーツに値切ったサンダルを紛失したものの)、翌朝の朝食には4人全員が揃っていた。


<第二日=11月28日(水) ゴールデントライアングル観光+ナイトバザール>

 昨夜の疲れをものともせず、メニュー豊富なホテルのバイキングをたっぷりと堪能して午前7時に予約したワゴン車に乗り込む。本日は、ラオス・ミャンマー両国との国境を控える ゴールデントライアングルまで長躯往復する強行スケジュールだ(料金は昼食込みで1人2,200バーツ)  。
 ガイドは軍隊経験もあるというBOY(本名は不明)という30歳前後の遊び人風の男性。
ドライバーは見たところは高齢だが、なかなかの暴走族だった。

 高速並みのハイスピードで、一般道をすっ飛ばす。9人乗りの座席を3人ではゆっくり。
当然に冷房は利いているが、雲空で気温は思ったほど高くはないが、湿気は強い。

 1時間ほど走って、最近設備が整ってきたという メーカチャン温泉 で休憩。タイ文字の横に漢字で“天然温泉”との表示もあった。無料の足湯が利用できるが、熱すぎたので遠慮してトイレのみ借用する。一人2バーツのチップは、北アルプスの100円と比べてはいけないものの、物価水準の違いを痛感する。
駐車場の両側(大和によれば以前は片側だけだったという)に土産店がずらりと並ぶが、先がまだ長いので冷やかすだけ。
20バーツの焼バナナは美味しそうだったが、朝食べ過ぎたので見送って乗車する。

 山間の峠を越えてどんどん北上すると、いかめしい検問所が3箇所もあった。未だに麻薬持ち込みをチェックするという。
  チェンライ 市内に、最近建設途上の白亜の ワット・ロンクン に立ち寄る。
漆喰に当地独特の銀色の細かな金属を貼り付けたお寺だが、規模といい、品のよさといい極めて印象深かった。当地に詳しい大和も初の訪問だという。まだまだ奥まで工事が続けられており、完成はいつになるかわからないとの説明だった。

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 昼食は川沿いの庶民的なレストラン?先ずはビールを3本。メインディッシュは鶏肉の甘辛揚げだが、タイ米のチャーハンとよくあっていてとても美味しかった。川風が絶好のスパイスだ。

 少数民族の アカ族、ヤオ族 (You Tube) が昔ながらの家々に居住する一角に立ち寄った。老婆が手作りだという精密な状差しを100バーツで購入した。ワゴンに戻るとそれまでの曇り空が晴天に一変し、ご利益に感謝する。

 チェンライから1時間で城壁に囲まれた古都・ チェンセーン に着き、 ゴールデン・トライアングル への船着場に直行する。未経験の森・村谷が2,000バーツで大型船をチャーターして、約30分のタイ・ラオス・ミャンマー3ヶ国 国境 メコン川の船旅をエンジョイする。
快晴の中、対岸には夫々金色の屋根を持つカジノが揃っているのも異様な風景だった。

 続いてタイ最北端、ミャンマーとの国境の町 メーサーイ   へ移動する。露店が所狭しと並んでいて、ガイドのBOY氏もここでサングラスを買うほど安いそうだが、我らは何もかわずに見物しただけ。
国境の狭い川は誰でも渡れそうなほど狭かったが、戻るのが大変でなかなか越境者はいないそうだ。

 ワゴン車に乗り込んで大急ぎで チェンマイ に戻る。例によってぐんぐんとばすが、夕闇が迫ってきた。3箇所の検問所には誰の姿もなく、お祭りの間は開店休業らしい。
 真っ赤な夕日が何一つ遮るものがない澄んだ空に鮮やかだ。

 チェンマイ市街地が近づくとやや渋滞したものの、6時前にはホテルに到着し、手早くシャワーを浴びてから着替えて、夕食。 ナイトバザール に隣接した海鮮料理で有名な アヌサーン市場(You Tube)の一角にある古い中華料理店に入る。折から、タイのビール会社とハイネケンのキャンペーンガールが両方お待ちかねだったので、夫々購入して乾杯。後は紹興酒で中華メニューを夫々注文。

 腹ごなしにナイトショーを覗き、またもナイトバザールと ロイクラトン祭りのパレード (You Tube)を鑑賞して帰館しました。

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<第三日=11月29日(木) チェンマイ・市内見物と祭り本番見物>

 本日は、大和と9時にターペー門待合わせと時間がゆっくりなので、村谷は6時から朝食。焼きたての目玉焼きやひき肉入りのお粥などをたっぷりの各種果物ジュースで平らげて、6時半、単独で市内早朝散歩に出発した。

 昨夜の ナイトバザール の後はほぼ綺麗に片付けられていて人影は少ない。
隣接する アヌサーン市場 では早くも朝食を摂っている人が多く、本日はウイークデーだったと気がつく。

 ゴールデンプラザー通りに出ると、朝のラッシュアワーで引っ切り無しに車が行き交う。
ピンク色の制服を着た小学生たちがちょうど登校時間。バスや親の車など日本と同様だが、ほっそりと可愛らしい子供たちが多い。

 2時間ほどでホテルに戻り、塩路・森と3人で ターペー門  へ向かい、大和と合流。
この付近は電柱が撤去されていて、開放感に溢れていた。

 先ずは ワット・パンオン  へ。※ 沙 羅 双 樹 の 花 は残念ながら咲いていない。
続いて高さ60mの巨大な仏塔がある ワット・チェディ・ルアン へ。周囲に並ぶ象の像の大半は欠落しているものの、迫力は十分だった。

 チェンマイ最大の寺院 ワット・プラシン にも参拝する。本堂左奥に建つ ライカム礼拝堂 では、頭を床にこすり付けて祈るタイの人々が多い。

 その後も、数多くの寺院に参拝したが、入り口で現地では安くない20バーツを出して花や線香を買い求める人が多いことや、あちこちにある賽銭箱には厳重に南京錠がかけられていることが印象に残った。

  3人の王様の銅像 広場からお堀へ出る。
旧市街を囲む濠では、今夜のクライマックスに備えて、飾り付けられた船が数艘浮かんでいた。

 昼食は濠から近い日本食の 「サクラ」  で摂る。焼き魚定食が主流だったが、村谷は醤油ラーメン。
大和と別れて3人は、塩路の案内で ソンテウ(赤バス、乗り降り自由・料金は交渉次第) に乗って チェンマイ国立博物館 に向かう。ドアがなく、天井の手すりをつかむだけなので迫力があった。

 1人100バーツを支払って博物館に入館する。ちょうど特別展の開催中で、タイ北部にチェンマイを首都とする ランナー王国 があったが、征服されて統一されたという歴史が数々の発掘品や絵画をみて理解できた。
 我らが宿泊するホテルの名が、ここから来ていたのだ(ランナーは百万枚の田圃という意味)。

 再びソンテウでホテルに戻り、今後に備えて体調を整えるべく、歩いてテレサテン縁の インペリアル メーピンホテル チェンマイ プラザホテルの近くにある塩路お馴染みの タイ古式マッサージ に向かう。2時間、チップ込み400バーツ支払い、の料金で、体の隅ずみまで揉み解してくれる。
村谷の長年の弱点だった右ひざと左肩が、力強いマッサージで痛んだが、終わってみると全治していて大いに感謝する。

 4時過ぎに部屋に戻り6時半まで休憩。歩き足りない村谷は濠までカメラ片手に出かける。夜のパレードにはまだ随分時間があるのに、大きな山車が次々に曳航されて来て所定の場所に設置されていた。

 午後7時に大和とターペー門で待合わせし、パレードとは逆行する形で南下する。出場待ちのお嬢さんたちにカメラを向けると愛想良くポーズを取ってくれ、ツーショット記念写真など十分に堪能してから和食の 「家 族 亭」 で夕食とする。

 大和と別れて、ナイトバザールを南端から北上し、  空に無数に輝くコムローイ(熱気球)(You Tube)ピン川にきらきらと流れる数多の 灯篭 を深夜まで鑑賞した。
哀愁をおびた  「ローイ、ローイ、カートン」 という絶えることのない歌声(You Tube) が、いつまでも耳から離れずに床に就きました。


<第四日=11月30日(金) チェンマイからバンコクへ移動>

 本日は9時にホテルを出ればよいので、塩路の提案で早朝散歩に出かけた。深夜まで商売していた屋台がすっかりと片付けられている風景にも大分なれてきたが、タイ国民の勤勉性と清潔好きには、繰り返し感心させられる。

   ピン川 の堤防沿いに北上する。流れ残った灯篭が岸にいくつも漂っている。
花卉の卸売り市場には昨夜の売れ残り?の花が数多く並べられていた。

  チェンマイで最も品ぞろいが豊富という ワロロット市場  に入る。巨大な肉の塊、乾し魚やハーブなどの香辛料の長い列に圧倒される。裸足の僧侶3名が、読経しながら朝の托鉢中。お供の男性が持つ大きな袋には次々にいろいろな品物が提供される。

 村谷は チェンマイソーセージ 16本を100バーツで購入した(追記:12月8日のYSCさんぽで青梅の公園で炙って食べたところ、甘くてビールのツマミにぴったりでした)。

 9時にタクシーに乗り、 チェンマイ空港 へ。国内線のため手続きは簡単で、時間が余り、お土産の追加購入やレストランでのコーヒー&タイビールで時間をつぶす。
 機内で供された昼食は、軽いがあっさりしていた。

  バンコク・スワナプーム空港 からは、エアポート・レイル・リンクでパターヤイ駅まで行き、 B T S に乗り換えて、ナーナー駅で下車、ホテルへ向かう。

 午後2時過ぎに、3日間お世話になる ナーナー駅 近くの 「スイスパークホテル(追記:現・グランドスイスホテル)」 に投宿。
タイ旅のベテラン2名に明日からの観光コースの予約をお願いして、森&村谷はロビーで久々に日本の新聞(読売)を読む。村谷は渡辺明竜王の9連覇に喝采。

 4人揃って、早めの夕食に街へ繰り出す。圧倒的な白人、中国人、韓国人などとぶつかるようにすれ違いながら進む。現地のタイ人OLが制服のまま帰宅する姿は、珍しくないそうだ。

 早くもクリスマスツリーが点灯された スクンビット駅 前直ぐ先を左折して、 炭串焼「夢路・バンコク店」 に入る。先ずはシンハービールで湿気を吹き飛ばし、大和の焼酎ボトルと同じ銘柄を注文して、お気に入りのツマミでぐいぐい。チェンマイの3日間は30度を越えた日がなかったが、バンコクも思ったほど暑くないので、鍋で締める。

 食後は初心者のため、代表的な盛り場をいくつか案内してもらい、帰館しました。

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<第五日=12月1日(土) バンコク市内散策+サイアムミラミットショー見物>

 微妙に毎日メニューが変わるホテルのバイキングを食べて、本日は旅の疲れを癒すべく、市内観光日とした。
週末だけオープンする チャトゥチャック・ウイークエンド・マーケット に、塩路・森・村谷の3名がお出かけ。

 BTSを乗り継いで モーチット駅 から人波に任せるといつの間にか総店舗数1万店の市場にたどり着いた。

 空は晴れてはいるものの、あまり気温が高くないのが有難い。まだ午前中とあって、開店準備中の店も多かったが、直線距離で約1キロ、幅200mほどもあるスペースに縦横無尽の通路が走っていて、何を買ったらよいのかわからないほどだ。待合わせ場所を決めて自由行動。

 二日酔い?の村谷は、買い物はどうでも良くて、冷房のよく効いたレストランを発見し、トムヤンクン+白飯+オレンジジュース=70バーツの朝食兼昼食を摂りほっとする。
 待合わせ場所の市場の休憩所で3人が合流する。塩路&森は、カレーベースで色々野菜や肉などをトッピングした大皿を平らげる。ミニスカートの女性二人が、目の前で焼肉に合うスパイスの店頭販売をマイクを使って熱心に30分ほど行っていたが、さっぱり売れていない。
 外に出て、迷子になったら落ちあうはずだった時計台を見上げつつ、再びBTSへ。

 まだ、すっきりしない村谷は ルンピニー公園  に行く塩路&森と別れて スクンビット駅 まで行き、ショッピングセンター ターミナル21 の5階にあるレストラン街で、冷たいブルーベリージュースを飲み干して漸く体調を取り戻した。

 夕暮れとともに、4人揃ってMRTで タイランド・カルチャーセンター駅 まで出馬する。
のんびりしたアナウンスに漸く慣れてきて、乗り越さずに無事に下車した。時刻は6時半前、迎えのマイクロバスで劇場・ サイアムニラミット に到着する。
 夕食込み(1,850バーツ)なので、先ずは劇場に併設するレストランで夕食だが、階段の傍には早くも巨大なインド象がお出迎え。真近でみると迫力が凄い。

 先ずは腹ごしらえ。バイキングだが、メニューは色とりどりでまたも食べ過ぎてしまった。
定刻になり、エレベーターで地上階に下りて、劇場に入る。
 簡単な事前の説明画像の後は、全国民から絶大な信頼を寄せられている プミポン国王陛下 の治世を讃える記録映像が放映されるため、我ら外国人も一斉に起立した(昨朝寝ぼけ眼でテレビを見ていたら、ロイ・カートンのお祭りに、車椅子の姿で出席される国王に対して、数え切れない国民が懸命に両手で伏し拝む姿を思い出した)。

 いよいよ、全長65mの舞台で、総勢150人の役者と、象やヤギが演ずる90分間のタイ歴史絵巻が始まった。日本語を含めた解説文もあるので、あらすじは良くわかるし、本物のような川が流れていて素晴らしい出来栄えでした。

 午後9時半に1時間半のショーが終わり、大型バスやマイクロバスのピストンで駅に戻り、BTSを乗り継いでホテルに戻ったのが11時前、明日は遠出するのでそのまま就寝しました。


<第六日=12月2日(日) バンコク王宮+世界遺産・アユタヤ観光

 バイキングでしっかりと腹ごしらえして、午前7時に迎えのワゴンに3人で乗車する。
本日のガイドは、お子さん一人のお母さん・ナーさん。中国人とタイ人のハーフで、日本語は1年間大学や語学学校に通って習得したという。なかなかの勉強家で、懇切な説明は非常に判りやすかった。

 先ずは、王宮方面にくねくね曲がって向かう。途中で、 中華街 を通過する。早朝から屋台が出ているところは他と同じ。金行という看板が目立つ。ガイドさんによれば、タイ人も中国・インドなどと並んで金が大好きだが、換算レートが香港と比べてタイが最も有利?なため、中国人もわざわざタイまでくるという。紙切れしか持たない日本の年金生活者を反省した。

  王宮前広場(サナム・ルアン) 横が駐車場だが、大型バスが目白押し。皇居前広場や、スカイツリー脇と変わらぬ混雑振りだ。
休日の仲見世以上の混雑を潜り抜けて漸く 王宮 に入場する。大人数の中国人観光客の存在が目立ち、夜には多かった白人客があまり多くないのは不思議だ。

  チャックリー宮殿  は内部を見れない。タイ仏教の総本山である ワット・プラケオ の本堂に安置されている翡翠の仏像は、日本ならば秘仏として滅多に拝見できないはずだが、撮影禁止でこそあれ、我らも拝観できるのは素晴らしい。年3回の衣替えは国王自らが行うそうだ。

 王宮を守る猿と鬼の象の前で夫々ポーズを取った。衛兵が交代する儀式は、 一昨年、滝澤・塩路・田幸・中田・清水と行った台北・忠烈祠 とよく似ていた。
続々と詰め掛けてきた観光客をかき分けて、ワゴン車に戻る。本日も9人乗りに3人だからゆったり。

 実質最終日のため、アユタヤまで約1時間の行程は夫々朝寝を決め込んだ。本日の天気予報では、6日間で初めての最高気温35度。
車から降りると熱くて堪らないが、これが本来のタイだ。

 ここ 世界遺産・アユタヤ もチェンマイと同様に過去の王宮跡で、何かしら寂しさと懐かしさを感じる。
隣国ビルマ(ミャンマー)との攻防の影響で破壊された仏像や寺院が多いことが、陸続きの厳しさと、歴史の評価の難しさを想像させる。

 初代王宮跡に建つ ワット・プラ・シー・サンペット の3基の大仏塔、最古のスリランカ様式の ワット・ヤイ・チャン・モンコン 、ビルマ軍の侵攻の結果菩提樹で覆われた仏頭が有名な ワット・マハタート を見学した後、レストランで昼食。
 お馴染みのバイキング料理だが、豊富で味も慣れてきたのでビール3本で平らげた。

 食後は足を伸ばして郊外の バンパイン宮殿 へ。歴代王の避暑地として利用されたそうだが、日本人の我らでは暑くて堪らない。アジア各地の様式の建物が目立つが、ひときわ中国建築の明天殿が目立ち、現代に続く微妙な関係が窺われる。

 続いて、 山田長政ゆかりの日本人街跡 。昨年の水害で一帯が水没した写真が飾られていて地形が良くわかる。まだ新しい記念館の開設時に、国民の人気が高い王女殿下が訪問された時の写真が大きく掲載されていて、日本人として少し誇らしき思った次第。

 全長28mの巨大な涅槃仏がある ワット・ロカヤ・スター も見物し、日曜日の参拝客の多さに圧倒されながら、隣接する市場で匂うハーブにもそろそろ飽きてきたようだ。
 世界遺産の街を思い残すことなく堪能して、再びバンコクに車を飛ばす。
澄み切った夕焼け空を堪能してホテルに帰着する。

 再び一昨日と同様、 炭串焼「夢路・バンコク店」 に出向いて、タイ最後の晩餐を同じメニューで味合う。
腹ごなしに盛り場ウオッチングしながら、ホテルに戻りました。


<第七日=12月3日(月) バンコクから成田へ>

 午前5時45分、3日間お世話になった 「スイスパークホテル(追記:現・グランドスイスホテル)」 からタクシーに乗車、大和とは年末の再会を約して別れる。
早朝から混雑する道路を40分ほどで スワナプーム空港 へ。

 我らは8時発のTG便だが、各地へ向かう初発便と重なるため空港は大混雑。
漸くチェックインできたものの、朝食を摂るほどの時間の余裕がない。
 夫々使い残したバーツで免税品など買い込んで、無事に機上の人となった。
往路は満席だったが、流石に月曜の便は少し余裕があった。

 オムレツなどの機内食を平らげて人心地がつき、お代わりのワイン・コーヒー、免税品のタイウイスキー、日本語バージョンの映画鑑賞をしているうちに、沢山お寺をお参りしたご利益なのか、予定より30分近く早い午後3時20分に、何事もなく 成田空港 に到着しました。

 短い1週間でした。ぱらぱらっとは雨に降られましたが、全般的には順調で穏やかな天候に恵まれましたことに先ずは感謝いたします。

 タイランド初めての二人のために、何度も経験したコースにお付き合いいただきました大和・塩路の両兄、豊富なご経験による情報を事前にご提供いただきました田幸兄、そして旺盛な好奇心で行程をリードいただきました森兄、皆様に感謝申し上げます。


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2009年10月28日〜11月8日に、大和・塩路たちが行った ロイクラトン(灯篭流し祭り)旅行 (「たこちゃんのホームページ」へ)
…タイ関係のリンクが多数掲載されています。

ロイカトーン時期のタイ旅(2012.11.27〜12.3)
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2009年10月28日〜11月8日に、大和・塩路たちが行った ロイクラトン(灯篭流し祭り)旅行のページへ 
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2018年11月に塩路たちが行った チェンマイのロイカトン、ゴールデントライアングル、ドイインタノン国立公園、アユタヤ、戦場に架ける橋、バンコク旅行のページへ

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