薄日差す東急東横線、目黒線・田園調布駅改札前に集合したのは、滝澤・山岡・村谷・山内の4名。銀行や証券会社の支店も、ロンドンのシティーばりのレンガ造り風でひときわハイソな雰囲気。駅を乗り降りする人たちも、身なりが整っているように感じた。
近代的な駅舎の脇に残されたレトロな駅建物の階段前で記念撮影してから出発。
渋沢栄一翁が企画した放射状の坂道の一つを選び、最初の目的地・宝来公園を目指す。道の両側に続くたっぷりした敷地に駐車する車はほとんど外車ばかりだ。
ときおりすれ違う散歩中の犬も、足が長いとは山岡の指摘。
坂道を登りつめた先が公園の入り口。期待していた紅白の梅の花はまだ3分咲き。
一旦、池の辺まで下りてから、宝来公園入り口交差点を登り返す。
交番脇から、東京都指定の天然記念物・秋葉のクロマツを見学に立ち寄る。樹齢300年に相応しく、受講17m・周囲4mの巨木は、豪邸の中でも威風堂々だった。
再び交番まで引き返して、昼食予定地の多摩川台公園を目指す。どんどん坂道を下っても多摩川はまだかなり下にあり、田園調布が相当に高台に位置することが実感できた。
対岸の高層ビル群は最近開発が急ピッチな武蔵小杉駅周辺だ。広々したグラウンドは日本ハムの専用球場。山岡が若い自分に東映フライヤーズに入団した怪童・尾崎のピッチングをみて瞠目した地だ。
一旦住宅街に下りきって、
宝来山古墳の表示に従って、100数十段ある木の階段をを登り返す。今週火曜日から木曜日まで
東海道・姫街道 峠歩きを目指す滝澤・村谷・山内にとっては手ごろな足慣らしだ。
尾根道は古墳と並行している。広々した公園内で、目利きの山岡が風を避けつつ調理にも好適な敷地を選定、シートを思い切り広げて早めの昼食休憩とする。
座った途端、お日様が顔を出すのはいつもと変わらずのこと、一枚脱ぎ捨ててから乾杯。
いつものヘルシーなツマミに加えて、本日の目玉は山内持参の野菜たっぷりのモツなべと村谷が浦安魚市場で調達した北海道産のサケのハラミだ。
当然に、滝澤シュフ絶妙の暖かい燗酒が仕上がりの時間に合わせて提供される。青空・微風・温暖な春の陽気の静かな公園で、本日も元気に顔合わせができた幸せに感謝する。
珍しく?持参の酒が少なめだったので、12時の音楽と共に宴を終えて店じまいする。
国指定史蹟にもなっている一辺が100mもの巨大な前方後円墳・亀甲山古墳などの成り立ちを、公園内にある古墳展示室に立ち寄って勉強を済ませ古代の息吹の一端を感じた。
東急東横線を多摩川駅の高架で潜り抜けて、東急多摩川線に沿って多摩川沿いに南下する。
左手の高台にある多摩川浅間神社にもお参りして、諸兄のご健康を祈願してから踏切を横断する。
東京府時代に造られたマンホールが残るトンネルを潜り抜け、六郷用水遊歩道を散策する。
狭い流れながら、色とりどりの錦鯉が遊泳中。東京の銘湧水57の一つに選ばれた流れが、絶好の環境を提供してくれているらしい。
真言宗・智山派の東光院に参拝して、午後1時に沼部駅から多摩川線に乗って、蒲田へ出る。人出でごった返した西口の一角に、串揚げ厨房・なかゐ屋を見つけて入店。二度付け禁止のソースであつあつの串揚げなどを生ビールと芋焼酎の水割りで平らげて、天候と健康に感謝して締めました。(村谷 記)
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コース
東急東横線・田園調布駅〜宝来公園〜秋葉のクロマツ〜宝来山古墳〜多摩川台公園〜亀甲山古墳〜多摩川浅間神社〜六郷用水遊歩道〜東光院〜桜坂〜東急多摩川線・沼部駅
<歩行距離:約5Km、歩行時間:1時間半>
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