★2012年1月19日(木)「冬晴れの陣場山」
通学で忙しく降りてくる学生諸君に混じって、JR中央線・高尾駅北口に集合したのは、松戸・村谷・山内の3名。
平日とあって1時間に1本しかない8時34分発、陣馬高原下行きバスに乗車する。
途中の京王八王子駅からのバスとの合流点・大久保バス停で下車した90歳代と思われる老夫婦が、夫々ゆっくりとした足取りながら運転手の介助もいらずに下りる際に、我らに「お気をつけていってらっしゃい」とお声をかけていただき、感謝と感激で一杯となった。
終着の陣馬高原下バス停からは、和田峠方面の林道か新道を目指す方が多いが、本日は松戸の発案で、少し遠回りになるが傾斜が緩やかな底沢峠経由を選択する。
20代の山ガール数名が右手の和田峠方面に向かうのを見送って、我ら3名は左手の坂道を上っていく。北斜面の日陰道は冬の寒気が満ちていて重装備のでも身震いするほどだが、山際からは青空が一杯に広がる。
マスとアマゴなどを飼う養魚場から、冬の見回りを終えた車が下山していった。誰もいないキャンプ場脇からは本格的な山道だったが、初体験の村谷が案じたほどの傾斜ではなく、バス停から1時間で高尾山方面からの尾根道との合流点・底沢峠に着いてしまった。随分、距離が離れているはずの東富士演習場からの音が継続して聞こえてくる。
ここからは軽いアップダウンの楽勝コース、10分弱で明王峠の茶店前に到着、平日は営業していないが、雪をたっぷり被った富士山がお出迎え、最初の休憩。夫々デジカメを取り出して、上着を脱ぎ捨てる。
以前下った陣馬の湯方面に下山する奈良子峠を通過し、陣馬山(855M)に到着した。
360度の眺望を楽しめるベンチが一つ空いていたのでザックを下ろして昼食休憩。
何も隠さない富士山を撮影してから、缶ビールなどで乾杯。松戸のバーナーで暖めた湯で、焼酎&ブランデーのお湯割りも追加し、軽井沢産のチョリソや函館産のイカ飯をツマミに40分強の大休憩。
立派な狩猟犬が軽々と上がってきた。いつのまにか日差しが強まるのも天の配剤?と感謝して熱々の味噌汁やラーメンで締めて下山の途に着く。
階段が多い和田峠は避けて、雨が降らず乾燥しているので急ながら距離が短い新道を選択する。程なく我らよりは平均年齢が10歳以上は上のような10数名の一段とすれ違う。
「あとどの位ですか?」「もうすぐですよ」とお決まりの応答を交わして別れ、急斜面を慎重に下る。沢の音が近づいてきてようやく斜面が緩やかになって、和田峠からの車道に合流した。
まだ午後1時前に陣馬高原下バス停に到着、30分以上時間があるので、残ったツマミで焼酎とブランデーを空にした。
午後1時25分発のバスで高尾駅北口に移動、まだ家に帰るのは早いので、南口に移動してお馴染みの多摩の里に入店し、そば焼酎・雲海の蕎麦湯割を飲みながら、今年1年間の高山歩きの日程を打ち合わせてから散会しました。(村谷 記)
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コース
JR中央線、京王線・高尾駅北口=(バス約40分)=陣馬高原下バス停〜(70分)〜底沢峠〜(10分)〜明王峠〜(50分)〜陣馬山(昼食)〜(60分)〜陣馬高原下バス停=(バス約40分)=高尾駅
<歩行時間 : 約3時間10分>
※松戸兄がこの陣馬山山行をブログにアップしました。